本日は真面目に書きますよ。
新潮45が休刊になりました。
休刊した「新潮45」の転売相次ぐ メルカリ・Amazonに定価の2~10倍で出回る
この炎上商法のもとになった自民党の杉田水脈の原稿については、いまだまともに読んでいない人が多い。原文を林修先生に読んで貰えばわたしのまとめと同じになるはずです。
新潮45の杉田水脈原稿の言葉狩りは止めて、主題を100文字以内でまとめてみたら「支援の度が過ぎる」「生産性がない」は釣りだった(エビデンス付き)
このあとに書いた
が結論です。あの稚拙で差別的な文章の要約は最後までちゃんと読むと
「LGBT」を取り上げる報道は、こうした傾向を助長させることにもなりかねません。朝日新聞が「LGBT」を報道する意味があるのでしょうか。むしろ冷静に批判してしかるべきではないかと思います。「常識」や「普通であること」を見失っていく社会は「秩序」がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません。
これが結論で、朝日新聞をはじめとするメディアがLGBTを支援するものだから、常識外で普通じゃないLGBTが図に乗って自己主張するようになった。クソ朝日はLGBTの支援やめて批判しろというもので、しかもLGBTが生まれつきのものであるということを知らない無知な国士気取りが暴走しているわけです。
休刊になった新潮45はさらに炎上商法としか思えない、「LGBTは見ていて不快だから、LGBTの権利を認めるなら痴漢の権利も認めろ」というトンデモ級の応援原稿を掲載したもんだから、内外から非難が殺到して休刊になった。
言論弾圧と差別は全く別の問題
この休刊について、「言論の自由に対する弾圧だ」という人がいるが、それは的外れだと思う。
言論の自由は日本国憲法第21条で保証されている。
第二十一条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
しかし同様に
日本国憲法第14条では
第十四条
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。華族その他の貴族の制度は、これを認めない。栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。
となっていて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により差別されないとしている。法律のプロではないが、言論の自由は、差別を前提にした場合は含まれないように思う。
ちなみにわたしには「喫煙者を差別するな」というクソリプが来るが、喫煙なんて他人にどれだけ迷惑と健康被害をかけているか理解すれば自分の意志でいくらでもやめられる(というか自分のわがままで他人に迷惑を掛けている)ものと、LGBTのような生まれつきのものや身障者を一緒にするのは失礼極まりない。マナーのない喫煙者をヤニカスというが、暴走族が差別用語でないのと同様、ヤニカスも差別用語にはあたらないと思う。
右寄りの産経新聞でさえ、
法規制の是非「自由は無制限ではない」「表現の自由を死守せよ」
と、ヘイトスピーチは否定しながらも規制する法律はいかがなものかという木村太郎さんの意見と、いやちゃんと規制すべきという五十嵐仁さんの意見を併記している。
が、今回の新潮45は、本気であんなものを掲載したのかというと、普通の神経ではあり得ないから、部数が伸びずもともと休刊まっしぐらだったわけで誰がどう考えても
炎上狙いで延命しよう
というのが見え見え。要するに「商売」「金儲け」で差別記事を掲載したってことだから、本当に信じ込んでいるヘイトでもよりずっと悪質である。在特会は嫌いだが、彼らは金儲けのためにやっているわけではないからまだマシだ。
新潮45が休刊前に出すべきだった総括特集
だが仮に新潮社が休刊するにせよ、こうしたやり方はするべきではなかったと思う。
本当に反省しているのなら、社内で特別編集チームを作り、「どうしてこうした差別号ができたのか」を検証してそれを最終号にすべきだったと思う。
LGBTはどうして生まれてくるのか、衆議院サイトに掲載されているLGBTについての大規模調査の報告書の解説や、研究論文、世界各国のLGBT認知についての取材、そして肝心の杉田水脈に真意を聞くインタビューとか(目撃者によると全く反省などしてない模様だが)、そうしたLGBTについての真実を精査して掲載して終わるのがマスコミの矜持ではないだろうか。
ご本人の杉田水脈や支持してる国士気取りの無知な爺さんも、さすがにこの号は読むだろう。ほとんどが「謝ったら死ぬ病」だから「左翼が書かせた」みたいにガーガーいうかもしれないが、一部でも「ああ、LGBTは12%も自然に生まれてくるんだ。自分の子供や孫にもいるかもしれないな」と考え直す人もいるかもしれないじゃないか。
いまからでも遅くないし、きっと売れるからぜひやってほしい。これは正しい出版商売のあり方だと思います。自分も電子版なら買う。w
で、Twitterで宣言したように、筋トレの効果測定のためにタニタの最高機種の体重や体の組成計買いました。今届いたのでレポートは来週書く。人生で一番高い体重計です。