本日は珍しく本業系の話です。
震災以降、日本の販売サービスは相当にダメージがあるようです。
[東京 22日 ロイター] 東日本大震災の影響により、小売り業界で明暗が分かれている。
地震発生以降は、不安心理が先行する形での一部商品の需要急増でコンビニエンスストアの売り上げが
増加した一方で、「不要不急」の高額商品を中心にした消費には急ブレーキがかかっている。
3連休の繁華街も人出はまばらな状況で、首都圏の百貨店売上高は軒並み2ケタ減と落ち込んでいる。
つまり、コンビニとか日曜大工センター、スーパーみたいなところは特需があった模様ですが、デパートやブランド品、趣味系のような「不要不急ではない商品を扱うところ」は大苦戦しているとの報道です。
まあ、ほかにも飲食店とかはきついでしょうね。計画停電がある状況ではお客さんも行きづらいし、電車が止まったら帰れないし、そしてなにより東京にいても地震が多発してますから落ち着いて酒も飲めません。
あっ・・でかい地震!!!
ズシン、ドカン、ガシャン
と、ボトルが割れてる状況でブランデー飲めるのはみのもんただけです。3/11の日も銀座に1人で行ったそうですが、ココまで行くと度胸座ってます・・・。
しかしです。
わたしのコンサルしているネットショップさんたち。そして友人でコンサルタントしている人間も言ってましたが、ネットショップは3/20くらいまではさすがにだめだったものの、その後は調子を取り戻し、普段の時の売上げまで戻しているんです。食品などは非常に調子よいのですが、贅沢系のものもけっこう売れているらしいです。
これはなぜか・・・
最初はこう考えました。
1 外出がしづらい・・・余震が怖い、電車が止まりそう・・気分的に出かけたくない
2 ネットで買うと家までくるから安心
3 ガソリン使いたくない。またいつ買えなくなるかわからない・・・ETC…
しかしこれだと必需品がネットで売れる説明はつきますが、贅作品の説明がつきません・・・
で、しばらく考えて、風呂に入ってるときに気づきました。
ネットに対しての親和性が上がっているのです!!
一時は閑古鳥が鳴いていたmixiも、震災以来、凄い書き込み数です。TwitterもFacebookもかなり頻繁にアクセスされて書き込みされています。震災前の数倍は軽く超えているでしょう。わたしのこのブログでさえ、多い日は1000人超えてます。地震速報を見たり、ニュースを検索したり「放射能」をWikiで調べたり、計画停電を東京電力のサイトで調べたり、福島からの風向きを気にしたり、以前に比べて誰もがPCに張り付いている時間が長くなっているのでしょう。
おそらく、いままでPCはメールを見ている程度だった人も、凄い勢いでネットサーフしているに違いありません。
で、たとえば、近所の店に乾電池が無ければアマゾンで検索して探したり、ヤフオクに充電式のLEDライトがないか探したり(自分のことです)、ゆれくるコールをapp storeで買ったりしているに違いありません。そこで気づいた人も多いはず。
ネットで買い物っていいじゃん・・・・
実はわたしも計画停電のとき、Pocket WifiでiPadつないでヤフオクに入札してました。だってやることないんだもん。真っ暗で。そして実は数個落札してました。しかもどーでもいいものばかり・・汗
日本経済のためには、いまは消費拡大しないとダメなんです。
ネットショップはこれからかなり伸びるんじゃないかと思います。
だって今後5年間は余震がずっとあるらしいですから。。。(-_-)