調布市受動喫煙防止条例案に関するパブリックコメントが出ました。
詳細はこちら
規定の用紙に記入してメール添付で送れます。同じ調布在住の鈴木謙一さんもよろしくお願いします。
さて、我が調布市の受動喫煙対策についてはいままでなんどか書きました。おかげで調布市役所行きづらいです。w 期日前投票とか非常にめんどい。
どこの行政でも同じですが、調布市においても受動喫煙を阻止しようという勢力と、いわば既得権であった喫煙をなんとか確保しようという壮絶なせめぎ合いになっている。
子供のスキー・スノボイベントにわざわざ喫煙宿泊施設をセットする調布市・・・・・禁煙飲食店事業はよくやったが、まだまだ先は長い。問題が山積みだ
頑張っている調布市ではあるが、このパブリックコメントについても市議会議員の中には明確な喫煙推進派が多くおり、利害関係もあって猛烈なロビー活動をする。公聴会には一般人としてタバコ業界の人間が入り込んで業界寄りの発言をするという、どこかの国みたいなことになっています。マジで大変よ。
しかし市役所の健康推進課や、市議会議員でも意識の高い人たちの努力で、現在調布市の喫煙率は12%と全国平均の17.7%を大きく下回ります。市役所内部にも喫煙援護派がいるので実は激しいバトルらしい。
先日には、駅前の喫煙所が閉鎖されました。いままで通る度にモクモクで苦痛でしたがやっとです。これも再開しろという圧力が凄いのですが、そもそも12%しかいない喫煙者が自分で趣味嗜好という喫煙所を税金で作るのはどう考えてもおかしい。それであればアル中の人が禁断症状で困らないように駅前に立ち飲み屋を税金で作ることになる。両方とも客観的に見たら薬物依存の中毒に変わりはない。たばこ税とかいうなら酒税もおなじだ。
法律を知らない、または遵法意識のない人たちの罵声
何度も書いているのだが、飲食店や人が集まる場所では、現在の法律(2020年3月末まで)では「禁煙」にしようが「喫煙」にしようが確かに勝手である。しかしそこには前提がある。健康増進法25条。東京都の福祉労働局にも出てます。
第25条 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。
必要な措置を講ずるように努めなければならない
ですので、入り口に「当店は喫煙店です」と書くとか、「非喫煙者お断り」にするとか分煙にするとか、努力をしていれば現法ではいいのであるが、なんの努力もしないで喫煙者と非喫煙者を混在させるのは違法状態なわけ。罰則がないから守らないでいいというのはすなわち「自転車の2人乗りもスマホ運転も道路交通法では違反であるが罰則がないので横行していた」時代とまるで変わらないわけである。
それがあまりに横行して2015年6月1日に施行された改正道路交通法で自転車の悪質な道交法違反にも罰金が科せられるようになった。喫煙対策も同じく、法律を無視するケースが多いために2020年4月から違反した店舗や禁煙なのに喫煙する輩には重い罰金が科せられることになったわけである。2020年4月からは喫煙OKの店は子供連れは入店させてはいけなくなるなど規制が厳しくなるのは、守らないところがあまりに多いからだ。自業自得ってわけ。
netgeekの誹謗中傷記事の時もこれを知らないお馬鹿さんたちが「喫煙にしようが禁煙にしようが店の勝手だ」と罵声を浴びせてきたが、なんのことはない無知なだけなのである。タバコの煙が好きとか嫌いではなくて、合法か違法かの話なのだ。
調布市の受動喫煙施策
ところが地方自治体や東京でも足立区などは意識が低く、遵法意識も低く・・・というか無知が過ぎるケースが往々にしてある。入り口が煙モクモクのコンビニの本部にクレームを入れるときは「健康増進法25条が守られていない違法状態である」と伝えると、コンビニにもよるがコンプライアンスを考えてだいたいは動いてくれる。「違法状態を野放しにしている」という認識を持って貰うことが必要なんです。
で、調布市では調布市受動喫煙 防止条例 ( 案 ) というのを検討しております。ここにも猛烈に反対のロビー活動が行われているのだが内容を見てみよう。
まずはこのように割とちゃんとやってきている。
タバコの定義にはきっちりと電子タバコや加熱式を含むと明記されます。
まずは市の施設では原則的に禁煙となるのは当たり前として
と、駅の周囲200メートルを禁煙とします。喫煙所の再開とか1%もあり得ない。
子供のいる移設内や敷地はもちろん、隣接する道路での喫煙も禁止。通学路も×。
違反者の罰金は市の条例なので2000円と安い。が、小中学校で受動喫煙についての啓蒙教育を行うなど、非常に前向きです。
さて、あなたのお住まいの地域の行政が意識が低い場合、以下のような方法が有効です。
1 行政の「健康推進課」に陳情・・調布の例を見せる
2 受動喫煙対策に熱心な議員に陳情
※右でも左でもネズミを捕る猫が良い猫です
3 行政の長に直訴
できればブログなどにその報告を書きます。盛ったりしないでストレートに書く。議員や行政の長は選挙がありますから、ときに敏感に反応することが多いです。陳情においては「好き嫌い」ではなくて「違法状態」であることを正確に説明する。ここがポイントです。だってみんな知らないんだもんさ。
ところで何回か書きましたけどこのサバの水煮が一番美味しくて体に良い。タンパク質も豊富でカロリーも低い。割と毎日食べてます。ミートソースとサバがめちゃくちゃ合うの、知ってる??サバ万歳。テレビでサバか良いとやると売り切れになるので止めて欲しい。w