かなり前にブログに書いた覚えがある、このネタ。実用化されました。テレビCFも流れてます。ご覧になった方もいるでしょう
つまりだ。スマホというデバイスを経由して,同時通訳で会話ができる。クラウド時代だからできたことで、Siriと同じようにサーバに送られてそこで翻訳されて会話となる。クラウドだからたくさんの人が使えばどんどんデータが蓄積されて行く。時間が経過するにしたがってさらに磨かれていくわけだ。
英語・中国語・韓国語の3か国語に対応(通話利用・対面利用)。11月以降には、ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語・タイ語・インドネシア語の7か国語の対面利用にも対応予定。様々な国の方とコミュニケーションを図ることができます。
マスコミとかはあまり報道しないのだが、これって物凄く画期的な事ですよ。外国人と向かい合って話すときはもちろん、海外と通話するときも勝手に翻訳してくれる。docomoのスマホがないので使ったことはないのだが、使ってる人の話を聞くと普通の会話程度ならほとんど問題ないということらしい。
英語力を最重視して入社資格を決める企業は遅れてるんじゃないの??
何年かたてば、地球上のほとんどの人と、間に端末を挟むことによって会話が成立する、通訳不要の時代がやってくるわけだ。通訳は内容を都合のいいように意訳したり、訳さないといけない部分を省いたりもあるが、これなら全翻訳。相手がふと漏らしたひと言、いままでなら「あ、いまの訳さないで」というところも全部分かる。そしてなにより、記録に残すこともできる(docomoにはその機能は無いけど技術的には簡単)。議事録付きの会話になるわけです。
外国語の授業もいらなくなる。海外留学して英語が少し話せるくらいで就職に有利なんてこともなくなる。多国語の会議も全員がイヤホンして端末持てば楽勝である。
で、ですが・・・・なぜ開発したのがdocomoなのか・・・残念で仕方ない
これを開発すべきは、SONYじゃなかったのか。
はっきりいって大画面の高画質テレビなんてもう欲しくない。ここ10年でテレビの視聴率が激落ち。制作費は切り詰められ、ますます番組がつまんなくなっている今、大画面テレビにの開発に物凄い投資をしてなにか意味があるのか、と思う。もちろん後進国ではいまからテレビっていうところもあるが、日本が三丁目の夕日からここまで来たのと違い、今やマサイ族がスマホ持っているのである。一気にテレビを飛び越えてネットに行ってるのである。中国の富裕層だけ狙った商品作ってどーする?!
そしてなにより、「大画面テレビ作っても全く社会に貢献しない」と思うんです。単なる金持ち用の贅沢品に過ぎない。
ジョブズが作ったMacintoshは世界のパソコンのもととなり、インターネットを普及させ、世界人類に大きく貢献した。
SONYだって、古くは家庭用テープレコーダーからウォークマンと、人間の生活や文化を大きく変えるものを創造して今日があるんです。誰もが想像もしていなかった独自性があるからココまで来た。韓国や中国の物まねメーカーでは考えも付かないものを創ってきたのではないか。
「はなして翻訳」の技術が熟成され、確立していけば、間違いなく世界は変わる。クラウドを利用して言語の壁が取り払われるのだ。これは物凄いことなのだが、docomoの技術である以上、docomoの顧客にしかこの恩恵は無いから、海外で使うことも(たぶん使ったら物凄い通話料が・・)、海外の人が使うこともできない。
これはdocomoではなく、SONYが開発して商品化すべき技術だったのだ。XPERIAに機能として搭載すれば、Galaxyを駆逐するのも夢じゃ無かった。docomoのXPERIAでしか使えないのではなく、世界中のXPERIAで使えなければ世界を変えられない。
架空戦記物というジャンルが小説にはある。もし第二次世界大戦のミッドウェー海戦で日本が勝っていたら的なものなのだが、架空製品物としてこの名を捧げたいと思います。
SONY TalkMan!
書いてて相当に虚しい今朝でした。
追記。TalkManは前にPSP用で出てるそうです。遊び用というか、サイト見たら電子辞書みたいな感じでした。これじゃ会話はできないよな・・相手が返事しても意味不明。
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