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1 クレーマー案件の制作費を取り戻せるか
2 疑似科学を信じ込む女性の洗脳を解くには
3 お客様よりスタッフを大切にする姿勢はNG?
4 もしわたしが医療系イベントを主催するなら
5 「子供1人あたり1,000万円支給」は効果的?
6 Garmin fenix 5Sの使用感について
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Twitterとかみていますと、うつ病の患者さんや、うつ病を患って完治した人とかたくさんいることに気づきます。前にこういうエントリーを書きましたが
ここの統計データを見て欲しいのだが
WHOによると
日本には506万人の鬱患者がいるはずだが
医師にかかってる人はたったの22%!!!
日本では、100人に3~7人という割合でこれまでにうつ病を経験した人がいるという調査結果があります。さらに、厚生労働省が3年ごとに行っている患者調査では、うつ病を含む気分障害の患者さんが近年急速に増えていることが指摘されています。
とあります。506万人といえば20人に1人くらいですよね。厚労省だと14〜30人に1人でだいたい合っている。珍しくもなんともない。普通にかかる病気なわけ。近年ではうつ病はストレスなどにより脳のセロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌されにくくなることで発症するケースが多いとされているが、厚労省では様々な要因があり、治療法も人によって異なるとありました。
わたしに出た症状
4/23に1年以上介護していた18歳4ヶ月の黒柴の小雪さんが逝ってしまったことは書きましたが、猛烈な喪失感に襲われました。亡くなった晩は両足が交互に3時間も攣り続けるし、深夜に起きては朝まで寝ないで介護していたので深夜に目がぱっちり醒めるしで割と困った。酒浸りになっているうちに徐々になくなってきたが、それでも1日の60%くらいは小雪さんのことを考えてしました。
ところが1ヶ月を過ぎる頃からちょっと変わってきた。数年前から「新型うつ病」としてニュースで見て来たが、こことかを見ますと
非定型うつ病は、特に20~30代の女性に増えている新しいタイプの心の病気です。従来のうつ病は、どんなことにもやる気が起きず、ずっと気分が落ち込んだままになります。非定型うつ病は自分の嫌なことに対しては憂鬱になり、体が動かせないほど体調も悪くなるのに、好きなことや楽しいことが起きるとたちまち元気になります。また、うつ病は食欲もなく不眠状態が続くのに対し、非定型うつ病では過食・過眠傾向に。
若い女性ということを除けば、この症状にドンピシャ!!!
しかし新型うつ病という言い方については厚労省はこの使い方を真っ向から否定。
このごろ聞かれる「新型」うつ病という名称はマスコミ用語です。ウイルスが突然変異を起こして生まれた新型ウイルスとは違い、症状が昔の病気とはいささか異なるうつ病という程度の意味で、ことさら「新型」と言えるようなものではありません。気分障害という中身は昔と変わらず、外見すなわち症状が変わってきたのです。つまり、現代風な気分障害というべきものです。具体的には、この20年ほどの間に気分障害においては軽症化、非定型化のような病態の変化が見られるのが、その本態であると考えられます2)。逃避型抑うつ(広瀬)、ディスチミア親和型うつ病(樽見、神庭)、未熟型うつ病(阿部)、現代型うつ病(松波)、職場結合性気分障害(加藤)のような類型が知られています。
よく分からない・・・・ww
昨今、新聞、雑誌、テレビなどで、現代社会に比較的若年の勤労者に多く見られる社会適応の失敗の様子が“新型うつ病”という言葉で呼ばれて「うつ病」の一種として伝えられることがありますが、症状の特徴をよく吟味すると、この病像に「うつ病」という診断を行うことは妥当ではありません。したがって、“新型うつ病”は「うつ病」が現代的に変化したものとは言えません。それでは、現代に特徴的な「うつ病」の病像が存在する、という話は事実無根なのかというと、そうではなく、中核的な「うつ病」の病像はこの4,50年の間に変化してきており、「うつ病」像の現代的変化は存在します。
まとめると、
「現代型うつ病」;本格的な「うつ病」の病像が現代的に変化したもの
“新型うつ病”;現代に多く認められる社会適応の様子ではあり、「うつ病」に似てはいるが、本格的な「うつ病」ではないものということになります。
とありまして、その原因を
“新型うつ病”は「~うつ病」と呼ばれてはいても実は、神経症(パーソナリティ傾向のための適応障害)や重度ストレス反応(ストレスフルな事件や状況に対する心理的反応)、パニック障害(不安発作)、対人緊張の強さ(対人恐怖、社交不安)などである場合がほとんどです。
としています。つまりもうなんだかわからないので、心療内科に行ってみることにしたわけです。
読者の皆さんも自分はうつではないかと心配しているが、なかなか足が向かない人も多いだろう。だって4人に1人しか受診してないんですよ。前述の通り脳の神経伝達物質の問題なら単なる病気だから放置はだめでしょ、放置は・・・・。
心療内科はこうやって探しました
しかし、心療内科ほど恐いものはない。中にはろくに診察もせずにクスリをドバドバ出す医者もいるらしい。以前、双極性障害(昔の躁うつ病)に興味があって権威とされる加藤先生の著作を何冊か読んだのであるが、ヘボ医者にあたってうつ病と診断され、抗うつ剤を処方されると悪化してしまい何十年も苦しんだ話まで出ていたので、かなり恐い・・・・。
そんなわけで、トンデモ出現率は低いだろうと、日本心療内科学会の登録医から選択する作戦を採りました。学会認定の専門医リストもございます。
で、本日行ってきまして、話を聞いていただいての結論は・・・・
典型的なペットロス!!
で、うつ病ではないと・・・・。上で言う重度ストレス反応ですな。実はペットロスの患者さんには抗うつ剤は効かないことが大半で、逆に真性のうつ病になってしまったりするケースもあり、抗うつ剤は出さないのだそうだ。心療内科医としてはペットロスの患者さんは非常に治療が難しく、数年かかっても完治しないケースもよくあるそうです。一番の治療法は
新しく家族を迎える
しかないのだそうだ。しかし18年後にまた介護は無理なんです・・・・。
しかしですよ。数年も前から覚悟していたのにこれだけ重いストレスを受けるのに、ある日突然に愛する子供が通り魔に殺されてしまったような場合、抗うつ剤も効かないわけで、そういう人はどうなるのでしょうかと伺ったら「一生、辛い思いを抱えて死ぬまで生きていかれる方が大半です」とのこと。本当に犯人は許せない。もちろん高齢で足が不自由なのに運転して子供の列に突っ込むのも意図的ではないものの、同罪です。いまだとご両親の気持ちが痛いほど分かり、想像するだけで泣けてしまいます。
で、泣くのは交感神経を刺激するので、大声を上げて泣くのは非常によろしいらしい。むしろ泣けと。また脳の伝達物質もタンパク質なので、タンパク質を多く摂って(摂ってるけど)脳の機能をなるべく回復させることも重要。
今回は初めての心療内科であったが、先生は話を頷きながら聞いてくれ、かなり安心することもできました。みなさんも心に不安を抱えていたり、最近どうもおかしいなと感じている場合、躊躇せずに心療内科を受診しましょう。絶対その方が良いです。わたしが証人です。
ミステリー作家の夏樹静子さんがこんな本を出していて驚きました。