FNNと産経新聞の合同世論調査が出ました。年金の意識についてはこちら
【産経・FNN合同世論調査】国民は冷静…老後は年金だけ「思ってない」8割超に
「これまで老後は年金だけで暮らしていけると思っていたか」との質問では「思っていなかった」が84・2%に達し、「思っていた」の13・9%を大きく上回った。政府が「100年安心」の年金制度を主張する中、公的年金がもともと老後資金の全てを賄う設計とはなっていないことに対する国民の冷静な受け止めがうかがえた。
朝日新聞が反自民党より、産経新聞が自民党よりになる調査データについては、どうしてなるのかということを以前書きました。
これについては、統計の専門家、そして当の新聞社の方たちからも「たぶんこの通りだと思う」という反応でした。よく「設問の仕方が違う」という事を言う人もいるが、同じ質問でも明らかに回答の比率が違う。一番中立だと思うのはNHKと日経でこのふたつはいつもほぼ同じ数値になる。別に朝日も産経も改竄しているわけじゃない。要は
政府よりの人 「朝日新聞です。世論調査にご協力を」
「フザケンナ」 ガチャン!!!
野党よりの人 「産経新聞です。世論調査にご協力を」
「フザケンナ」 ガチャン!!!
になるわけです。だから支持率に差が出る。しかし「これまで老後は年金だけで暮らしていけると思っていたか」との質問はイデオロギーには関係ないから朝日新聞のシンパと産経新聞のシンパでそうそう差が出るとは思えない。NHKとかほかの新聞社で調査してないかと調べたが産経だけだったのでこれを採用することにしました。要するに
老後は年金だけでいいと思ってた!! 騙された!!はたった13.9%
ということになり、よほどのバカ以外は年金だけでいけるわけはないと思っていたと言うことが明白です。なのに「詐欺だ」とか「騙された」とか騒ぐのは「わたしはバカでーす」と叫ぶのと同等だし、隠蔽しようと受け取らないとかなかったものにするとか、本当にバカだと思う。自民寄りの産経新聞の読者でさえ72.4%が麻生はアホかと思っている!! はっきり「年金だけで一生安心とか誰も言ってないし、自分の老後の設計は他人任せにせずご自分でも真剣に考えてください」といえば良い。それで選挙に負けると思ってる方が国民を馬鹿にしている。
「年金返せデモ」やってる人たちにはどんどん返せば良い。いくら給付額が減っても年金ほどお得な利回りの運用プランは存在しないから、返してあげたほうが国の財政が健全になります。国民年金払ってない半数はマジ馬鹿です。
なんでこんなに国民は無知なのか、調査データを見てみた
テレビで高齢者が「年金少なくて困ります」とか言ってるのを見かける度に「あんたらは上の層の人数が少なかったから、いまの働いてる層より支払い額もずっと少なかった。いまの若者はあんたらの年金のために給料からガッツリ引かれるのにあなたたちよりずっと少ししかもらえないんだよ」と怒りを感じる。年金のシステムを知っていたらあんなことは言わないだろう。自分の孫からもらう小遣いが少ない、もっとくれと言ってるみたいなものだ。
しかしあのお婆さんたちが、そもそも年金の仕組みを知らなかったとしたら????
ということで調べたら出てきました。
「老後の生活設計と公的年金に関する世論調査」の概要 平成31年 内閣府
調査対象は全国18歳以上の日本国籍を有する者5,000 人で有効回収数 2,919 人(回収率 58.4%)
まず、恐ろしくヤバいのが「老後の生活設計について考えたことがありますか」という設問です。
40代の30.4%、50代の23.4%が考えたことがない!!!
まさしく・・・・アホか・・・・というしか・・・・・全年代に渡り3割が貯蓄ゼロという日本。しかも70過ぎるとさらに増えて30.9%が老後の生活考えてませんだと?? パチンコ屋にたむろしてるジジババとかいい加減にしろよと。ではなぜ老後について考えないのか。あとのほうがその設問の回答が出ていた。考えない人たちに理由を聞くと
先のことだからわからない
そもそも生活設計ができない
考えたくない
が多く、若者が老後のことは先で分からないと答えるならまだしも、50代で同様の答えが27%、生活設計の仕方が分からないが16.2%、不安になるから考えないが18.9%と、まさしく「お前ら、本当にバカなの」状態なんである。他人事もはなはだしい。
公的年金に頼れると本当に思っているのか
公的年金に頼れるかどうかについては、すでに産経新聞と同じようなデータが出ていた。
老後の生活について考えたことがあるという人を対象にすると
公的年金だけはたったの23%!!!
で、ほとんどの人が年金や貯蓄を組み合わせて考えている。が・・・年代別に見るとこれがまた・・・
70代以上の半数以上が年金のみでいく
と回答。これは単純にいまの70代はもらえる額が大きいのでそれだけでもつましくすれば生きていけてるってことの証明でもあるわけです。年代が下がると比例して年金への期待度は下がる。これは悲しすぎるけど現実です。
そもそも年金の仕組みを知らない国民がどっさり!!!
学校教育をやり直した方がいいと思うのがこちら。まあ、こんなことも知らない層は学校サボったり寝てたりしてそう。
年金についての知識がどれくらいあるかを聞いたところ
若い世代が高齢者を支えるってしらないのが3人に1人・・・・
これだから「もらえる年金が少なくて困る」とか言っちゃう訳ね。そしてひとつも知らない、わからないのが20人に1人います・・・・・。どうするん。
もうね。いまの日本社会は無知で不勉強でやる気の無い層が3割くらいいて、それを必死に働いてる層が支えているのかなと思えるほどの統計でした。
どうやったらもっと周知できるかという設問には
・テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などによる周知広告の充実 61.7%
・学校における年金に関する授業の充実 45.7%
・ホームページやアプリ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS) 33.6%
を活用した周知広報の充実
・セミナーや相談会など、年金について直接話を聞ける機会の増加 33.5%
となっていて、テレビでやれとおっしゃるのであるが、実際、年金の仕組みさえしらない層はテレビでこういうのやっても絶対チャンネル変えてプロ野球とかお笑い見てると思うなぁ・・・・・。だって考えたくないっていう回答がこんなにいるんだからね。
漫画で説明して欲しいが28%いましたので探してさしあげた。
ところがあんまりないの。漫画家さんはこのジャンルを開拓するとヒット作家になれるぜ。知らんけど。