大船渡に苦情殺到「何で佐々木を投げさせない」職員対応に追われる
同校関係者によると、「きのうだけで150件。(ほとんどが)『何で(佐々木を)投げさせなかったのか』という問い合わせだった」という。今朝の段階で約50件があったことを明かした。同校職員も「今朝から電話が鳴りっぱなし」と対応に苦慮している。
もうね。大馬鹿者の極致!!!
前に書いたエントリーです。
世の中のね、職業に限らずスポーツとか趣味にはプロとアマがあります。プロとは金額に関係なくそれによってなにがしかの収入を得てる人を言います。JFLでプロ契約をしてる人たちの給料は驚くほどすくない(10数万とか・・・)それでも立派にプロです。オリンピックは昔はアマチュア限定だったけどいまはプロもたくさんいますよね。
でね。よくわたしは言うし、書いたりもしてるんだが、アマチュアとプロの違いってどこにあるのか。それは
プロは客のために、アマは自分のためにやる
ということだと思うんです。プロスポーツ選手は自分のためではなく観客のためにやる。アマチュア選手は観客のことなんて考えなくていい。自分のやりがいや楽しさのためだけでよろしい。勘違いしてコメントするアマチュアもいるが、本来アマチュアの試合は勝手にファンが応援するものです。協会が入場料を取る試合でもアマチュア選手にはびた一文はいらない。
一番分かりやすいのがボクシングで、アマチュアはひたすらポイントを取る。ダウンしても大きな評価はない。防御のテクニックも評価されるから、ひたからかわしまくってコツコツと当てた方が勝ちます。しかしプロボクサーがそんな試合をしようものならブーイング喰らうわけ。客は派手な打ち合いやKOを好むからそういう選手に試合が組まれてファイトマネーが上がります。選手も勝利者インタビューで「KOで勝ちたかった」というコメントをしますが「客を楽しませる」というが重要になります。だってプロだから。
野球も同じで渋いプレーをする選手は玄人好みではあるが、基本的にはホームランをかっ飛ばす選手や剛速球の選手が高年棒となる = 人気があり価値があるとみなされるわけで、高校野球みたいにコツコツとバントでもしようものならブーイング。特に大リーグなんてそういう感じでしょう。しかし高校野球はアマチュアだから、選手たちがやりたいように楽しめば良いのです。観客はあくまで好きで応援しているだけ。
ところが、佐々木投手の故障を心配して登板を回避した大船渡高校に「なんで投げさせない」と電話するヤツらははっきりいって
モンスター観客
なわけですよ。自分たちは選手たちに1円も払ってない。金も払ってないのに「バツバツするな」「バツバツしないのはけしからん」と言うわけですから、無料の炊き出しに「こんな不味いもんが食えるか」とクレーム言うくらいのレベルです。
たとえば近所に勉強のできる高校生がいて、「きっとあの子は東大にはいる」と噂されてるとする。でも本人は大学を行く道を捨てて職人になることを選んだ。でもって近所の爺さんが
なんで東大行かんのや、期待してたんだぞ
と怒鳴り込んだら「キ印」の烙印を押されるでしょう。高校野球で高校に怒鳴り込むのはそれと同じだと言うことがわからんか。
ブログ書くレベルだってアマチュアとプロはいる
ついでなので簡単に解説。
ブログを3年書いてるけどアクセスが全然少ない人は世の中にゴロゴロいます。
逆に1年も書いてないけどアクセスがかなりあって広告収入もそこそこの人もたまにいます。
これはどうしてかっていうと、アマチュア感覚なのかプロ感覚なのかってことなんです。上のプロスポーツ選手の例で言うと
アマは自分の楽しみのために書き
プロは見てくれることのために書く
ということになりますね。
人が読みたい内容を書ける人はプロ感覚なわけで、当然ながらアクセス数が増えて広告収入も増える。しかし延々と自分の独り言を言っていたり、自分の価値感覚でエッセイを書いていてその前に見ている人がいることを意識しない人のブログはアクセスが増えません。書いてる自分は最初は自己満足やストレス解消でやっているが、そのうち誰も読んでくれないとやめてしまう。だってそれって便所の落書きだもん。
昔、「スター誕生」という番組があり、定番で「どうして歌手になりたいの」と聞くわけですが、だいたいは「歌が好きだから」と答えるわけ。歌が好きなのなら風呂で勝手に歌ってればよい。カラオケでもいい。決定的にアマチュアです。
プロになりたいなら「わたしの歌で他人を感動させたい」。ついでに「それで食べていけるなら幸せです」くらいを付けたすと◎。これ、すべての仕事に通じるものがあると思うんですよ。
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