Amazonのブラックフライデーが始まり、うろうろと見て回って買い物していたが、どうしてもたまらなくなってこのエントリーを書きます。
わたしがいつも言ってることですが、日本はこれから長い冬に入ります。その理由が急速に進行する人口減少です。少子高齢化と簡単に言うけど
どれくらいかというと、
あと15年で九州と四国足したくらいの日本人がいなくなります!!
しかし与野党とも花見がどうの。いやお前んとこが政権取ってた時も同じだろとか、はっきりいって
タイタニックが沈没しそうなのにキセルを取り締まってる感
がヤバすぎます。与野党、マスコミ、日本国民が一致団結してこの危機に臨まないといけないのに、いったいみんななぜ危機感がないのだろう。で、アンケート取ってみた。
今後15年で日本の人口はピークの2010年から1650万人減少。東京都よりも多い消費人口が消滅し、65歳以上の高齢者率は2010年は23%だったのに2035年は32.8%になる。
ってどれくらいの人が知っているのだろう
— Isseki Nagae/永江一石@「虎の穴」はじめました (@Isseki3) November 21, 2019
わたしのフォロワーさんはそこそこレベルは高いと思うので、それを差し引くと知っているというのはだいたい3割か・・・・・。こういう統計はないのか調べてみる。
まず見つけたのは厚労省のコレ
しかし、この調査は決定的に欠けている物がある。つまり「これからどれくらいの速度で人口が減っていくか、知っていますか」という設問です。これがない。
国土交通省も2014年(2015年2月に全国の個人を対象としてインターネットを通じて実施 回答数 3,000)と古いのですが調査してました。結果
人口減少の実感がある
都市圏32.1%
地方49.5%
ちょっと待てや。このときは2014年で日本の人口1億2708万人。ピークの2010年が1億2810万だからまだ100万人くらいしか減ってない。それなのに
地方の半数が人口減ったなあ〜と感じているのである
で、繰り返すが・・・・・
2010年から2035年に減るのは1650万人!!!!
あと15年で神奈川と千葉県合わせたくらい。いや、九州(1320万3,965人)と四国(375万6千人)合わせたくらいの日本人が日本から消失するんですよ。いなくなるのは高齢者だが、だからといって高齢者比率は下がらない。それどころか子供が少ないのでめちゃくちゃ高齢者率は上がって3割を軽く超える。今の日本から九州と四国合わせた人間がいなくなったら、日本はやっていけると思います?
1 需要が急激に縮小してさらにもの余りのデフレ
2 労働人口がとくに田舎はいなくなる
3 税収が減って国の財政四苦八苦。サービス低下
4 現役の減少と高齢者急増で社会保険が破綻
5 日本の国力低下で円安が進む → 輸入食料が暴騰?
とまあ、普通に考えるだけでこれくらいは誰でも浮かぶのに、そもそも
これから人口が減る実感を誰も持っていない
というのがめちゃくちゃ問題なのであります。自分たちがこれから絶滅に向かっているのに、その認識がなくてどうでもいいことでワーワー言っている。与党も野党も同じです。憲法改正したところで若い人口減少して自衛官が全く足りなくなる。武器を買うにも健康保険と年金で国庫が破綻する。安倍を引きずり下ろして政権取ろうはいいけど、いまのままだと全員で死ぬのです。どの党も抜本的な人口減少抑制案を出さない。だってそのためには票田の高齢者への厚すぎる税金の振り分けを減らさないといけないから。
の前に、そもそも
政治家ってこの現実を知らないんじゃないの???
少なくとも自民の守旧派爺様とかN国の議員とか、蓮舫とか、コニタンとか絶対知らないよね。知ってたら法案出すよね。与野党で喧嘩してる場合じゃないって言うよね?そうでないなら、みんな大馬鹿者である。どうなんですか、知ってるんですかね?知り合いの政治家かがいたら聞いてみて下さい。