【秘策付】docomoは大根なんて売らずに、本気で老人にスマホを売って復活すべき

2013年1月4日
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Amazonの話題の新書ランキング、微妙すぎなんでなんとかならないでしょうか

1月3日。元旦早々に出ていたニュース

スマートフォン普及後をめざし、総合サービス企業化を加速する――NTTドコモ 加藤薫社長に聞く

要は今後のdocomoはAmazonや楽天に対抗して大根やゲームを売って稼ぐらしい。コレ読んで78%位の人は「ぽ・・・ぽか〜ん」だったんじゃないだろうか。とくにポカーンとしたのが

今後は他キャリアのお客様やPCユーザーの皆様にも、ドコモのコンテンツや各種サービスをお使いいただけるようにしていきたいと考えています。

というコメント。いままでのdocomoさんは、iモード時代から自社サイトに客を連れてくることに苦労したことが無いから言えるセリフである。ガラケー時代には携帯の画面のデフォルトがそのままdocomoのサイトなわけで、docomoユーザーは毎日必然的にdocomoのサイトにアクセスしたはずだ。電源入れてぱかっとあけたらdocomoサイトだったわけですよ。

しかしスマホになったらどうだろう。フツーはブラウザとLINEとGmailと電話画面くらいしか見ない。docomoポータルで物販ショップやってバンバン売れるんだろうか・・。物販やサービスは「どれだけそのサイトに依存させるか」という事が重要なわけで、依存度が下がってしまったらその時点でポータルにはならないのである。従って大きなビジネスになるほど売れるわけないと思います、私。

docomoの戦略は、なんか物凄く遠回りをしているようにしか見えない。もっと近道で直球があるはずなのに、なんでそんなに遠回りが好きなんだろう。今後、iPhoneを扱えたらそこそこ台数が増えるかもというのは今やもう望み薄だと思う。だってSoftBankじゃつながらないからiPhoneを買えなかった人たちはとっくにAUに移ってますよ。いまさらdocomoが扱ったってAUから戻って来ませんよ。

では、もし自分ならどうするか。またまた無責任に書き散らしてみようと思います。docomoの体制だと出来ないとか、そういう営業スキームじゃないとかいうのは考えに入れず、とりあえずこうやったら1000万台くらい売れるかもよ? 的なことを書きます。

◆ターゲットをどこに絞るか

安ければいいというユーザーはSoftBank。比較的都市圏に住んでいて、電波状態は気にならない、とにかく安ければいいという人たち。iPhoneだけは別で、電波状況が悪くても我慢して使っている。我慢しきれないユーザーはAUに移りました。
AUはコストの比較やサービス内容の比較が出来る、つまりスペックの違いが自分で判断できる皆さん。比較的若めの社会人が多いと推測しますがどうでしょう。

これにたいしてdocomoは、「なんかdocomoだと安心」「つながらないと困る」「サービスが良さげ」ということで使ってるわけだから、必然的に他の携帯キャリアより年齢層は高いわけだ。しかし日本の富の8割以上は50歳以上が持っていて、しかも50歳以上は借金も払い終わっているから使える金は若年層と比較にならない。だったらなんでdocomoはココを狙わずに、大根やゲームに行くんだろう。思いっきりの謎

◆どういう商品をどうやって売るか

昨年、docomoは富士通製のらくらくスマホを出した。リリースでは2012年度の出荷目標は100万台!!、月間でいうとGALAXYと同じくらい売るつもりだったらしい。
では実際にはどれくらい売れてるのかというとnews030 29

 

ここ数ヶ月、BCNランキングでは30機種中29位をうろうろ。これ、100万台どころか、大はずしでしょう。しかし開発ストーリーとか見ると、非常によく作り込まれていて、他社の担当者も「あれはよく出来てます」と言ってました。ではなぜ売れないのか。

ずばり、老人向けの売り方をしてないからです!!

いくらいい物作っても、高齢者に届いていないような売り方していたら、売れるわけが無い。高齢者が自分でdocomoショップに行って選べるとでも思ってるんだろうか。「わかんないからついてきて」と孫に頼めば孫はもっさりした動き(実はわざとなんだが)のらくらくスマホは奨めないし、だからといってGalaxyは難しそうだから、「ばーちゃんには無理だからガラケーにしとけ」になり、そうすると「もったいないからいまの使っとく」になってる気がしますが、どうでしょうか。

ではどうやって売るべきなのか!!! 答えは簡単です。
サントリーやライオンのような大企業もやっております。

ずばり「インフォマーシャル」

テレビの深夜とか平日の昼間に差し込まれる、セサミンとかラクトフェリンのあの5分以上の長いコマーシャルです。わたくしのクライアントにはこれの専門の広告代理店があるのですが、テレビショッピングの顧客層は60歳以上に集中しており、人によっては月に数十万も買い続ける方もいらっしゃるほどだそうです。つまり、お金がある老人は、テレビショッピングで買い物をしているのです!!

——-  ここからは想像でお読みください —————-

「え〜本日は、お年を召した方でもらくらく使えるスマートフォンのご紹介です」
「ええ〜、スマートフォンって難しいんでしょ」

「それがですね。このスマホは、日本でナンバーワンのdocomoと富士通が開発した、お年寄りのためのらくらくスマホなんです

ええーーーっと、どよめき入る

倍賞美津子あたりが
「どれどれ、わたしでも使えるかな」みたいに始まり、
「でも、説明書とか、面倒くさくて読めないんですよね」と言ったとたん

「心配ありません。月々500円のdocomo安心サポートで、困ったら電話かけ放題、丁寧にお教えいたします!!」と、いう新サービス(勝手に創りました)をお知らせ。高齢世帯は絶対固定電話があるから、それで電話しながら使い方を教えてもらう!!

「こんなサービス、docomoじゃ無いと出来ません!!!」
わあ〜パチパチパチ(拍手はいる)

「さらにいまならどんなガラケーでも500円で下取りします」で、一気にもったいないテンションが上昇!!

みたいな売り方でどうでしょう。ご注文の電話が鳴り止まず、月間100万台くらいすぐに売れそうです。地方局メインに流せばコストも安い。渡辺謙とか堀北真希使う何十分の1のコストです。

docomoさんが盛り返すには、中高年の支持ナンバーワンの地位を不動にすること。サービスの質をSoftBankやAUでは相手にならないくらい引き上げること。そしてメルセデスベンツみたいな、「いつかはアレ、持ちたーい」と思わせるような独自ゴージャス端末みたいな専用端末の投入のほうが、大根売るよりよほどいいと思うのですが、どうでしょうか。

インフォマーシャルについてご興味がありましたら、ぜひわたくしまでお問い合わせください。プロ中のプロをご紹介いたします。m(_ _)m

※なめてるとしか思えないらくらくスマホのケース見つけましたよ

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