本日はメルマガとnoteの日。noteは単体だと110円ですが年間のマガジンだと4054円なのでかなりお得になります。マガジンがオススメです。w
1 コロナ禍でのレセプションのあり方
2 レンタルキャンピングカー事業の可能性
3 スキルも経験もない初心者がクラウドソーシングで稼げるか
4 オンラインパーソナルトレーニングの是非について
5 大阪の吉村知事の行動意図をどう読む
6 夕張市のスキー場に再起の道はあるか
西村先生がまたまた大外しされました。
「飲食店の制限だけでは1ヶ月で感染者は減らない」 8割おじさんが厚労省“非公開”のシミュレーションを公開
1/5 バズフィード
飲食の場面のみに制限を限り、他のところは何もしないなら、仮に減ったとしても青ぐらいしか減らない、というのが上の図が示していることです。つまり、実効再生産数は1程度までしか減らず、感染者は減りません。一方、4日夜に東京都知事は「外出自粛をお願いする」という話をしました。それは限定的な介入よりも相当に広範囲な介入ですね。緊急事態宣言で何をするかについては、為政者たちの間でもまだ考えにギャップがあります。必ずしも菅首相が少ししゃべった飲食のみという話だけを元に、今後、青の状況が起こるとは言えません。
と、現在の規制のままでは感染者は減らないのでもっと厳しい規制を課すべきだとグラフまで上げて断言されておる。
飲食の時短程度では爆発的に感染が増えていき、8割減の接触減なら1ヶ月後に減少しはじめ、7割の接触限なら2ヶ月後に減少しはじめるというこしでしたが、実際には東京はどうなったか。
この記事の2日後の1/5から激減しはじめました。ww
ちなみに発症ベースですと
この記事の1日前の1/4から大激減が始まりました。感染拡大時に西浦氏がなんかいうとピークアウトする法則です。
「人出が減ったんだ」とデータを見ないで言う人が多そうですが、NHKのグラフです
ということで全く西浦氏のシュミレーションは今回も大きくハズレでした。8割減らすどころかほとんど減ってないのに収束です。12月中旬くらいから20〜30%しか減っておりません。w それどころか1月中旬くらいからやや増加しています。ファクトチェックを主張するバズフィードは今回の記事のファクトチェックをした方が良いと思います。わざとではないにせよ、フェイクの記事でした。
これについては
【山口敬之】8割オジサン理論の崩壊~恐怖を煽る言説と決別せよ~
この記事には全く賛成です。どうしてピークアウトするのかその理論もないのに永遠に増え続けると設定しているからおかしくなる。西浦先生も外したくてはずしているわけではなかろう。仮説は外れてもいいのだ。しかし外れたら解析して修正しないと永遠に外れてしまう。
ではどうしたら西浦先生のシミュレーションが当たるようになるのか、素人の私が僭越ながらヒントを出したいと思います。だってシミュレーションは当たった方が良いでしょ。
決定的に欠けているのは東アジアの特性
西浦氏は最初にドイツのデータから実効再生産数を設定したといっていた。そもそもそれが間違っているのであります。
たとえば、イギリスとタイ、人口がほとんど同じ2国で感染者の推移を比べてみます。
こちらがイギリス
そしてタイ
見て欲しいのは左の目盛り。イギリスは20000、40000、と2万刻みなのに、タイは250、500と250刻み。つまり単位が80倍も違うのです。
わたしは以前から東アジアと欧米で一番違うのは「感染のしやすさ」にあると思っています。いい方を変えると「感染しやすい人の比率」です。
たとえば人口100万あたりの感染者数を欧米と東アジアで比較すると
アメリカ 81371
イギリス 56575
フランス 49340
イタリア 42553
ドイツ 26684
日本 3102
韓国 1546
ブータン 1106
タイ 304
ベトナム 19
フィリピン 4789
インドネシア 3996
マレーシア 6827
カンボジア 28
シンガポール 10138
と、だいたい数十分の1で、東アジアでもっとも人口あたりの感染が多いシンガポールでさえ、欧米の数分の1です。もっともシンガポールの感染は密集した外国人労働者の居住地域で起きたものでちょっと特殊。労働者は頑強で若く、全然死んでません。
欧米のそこそこのサイズの国で人口あたりの感染が少ないのはフィンランド5088、ノルウェー11669人などの北欧やギリシャ15272、アイスランド17548でそのほかはみんな20000人を超えてきます。
ちなみに、通算の死者数/感染者数、つまり致死率は
アメリカ 1.7%
イギリス 2.8%
フランス 2.4%
イタリア 3.4%
日本 1.5%
韓国 1.8%
フィリピン 2.0%
ベトナム 1.8%
タイ 0.37%
と、どこの国もそれほど変わらないのです。ここから分かるとおり、各国の死者の数はズバリ
感染者数の違いによるもの
ということがわかるでしょう。マクロで見ると、あの国はデブだからたくさん死ぬとかではない。同様に日本とインドネシア、フィリピンでは人口あたりの感染者数がそれほど変わらない。日本はマスクに手洗いして几帳面な民族だから感染が食い止められたというのは理論崩壊しているのがわかると思います。
人口あたりの感染者でいうと、日本はタイの10倍、カンボジアの110倍。ミャンマーの1.2倍、韓国の2倍です。マスクや手洗いは多少は感染拡大を食い止めたと思いますが、多少だったと思います。
ここからはこうしたデータからのわたしの仮説です。他に仮説があるなら出して欲しいのだが、
地域によってコロナウイルス罹患のしきい値が異なる
のではないかと思います。例えばアメリカ、イギリスは少量のコロナウイルスでも罹患する人が多く、ベトナム、カンボジアなどのミャンマーなどのインドシナ半島はしきい値が高い。ベトナム、タイ、ラオス、カンボジアです。日本や韓国は東アジアではしきい値が低い方になります。
ですので日本は欧米よりずっと少ない感染者数でピークアウトする。これが西浦先生のシミュレーションに欠けている部分です。欧米仕様ではなく東アジア仕様にすればよいだけ。
日本の人口あたりの感染者数は米の1/27程度ですから、単純に42万人死ぬは
何もしなければ1.5万人死ぬ
となり、何もしないというのは自粛どころか入院も治療もしないという前提だろうから、これならみんな納得するはずだ。
東京都の予想のシュミレーションにしても、この数字を当てはめると「もうすぐ東京はピークアウトします」になり、大的中して素晴らしい!!! になるのであります。
西浦先生、いかがでしょうか。欧米のように無限のように見えるほどに増えていくのではなく、一定のところで感染が止まる東アジアのしきい値のアルゴリズムを入れるだけで、先生の予測はあたるようになるはずです。
さきほど面白いと聞いてコレ買いました
なんと昨年5月に、日本はコロナ禍で高齢者大事シフトが強すぎで出生率が低下していくと予言されているのだそうだ。これから読む