イスラエルと周囲の国とのコロナの被害や推移の解析(面白いよ)

2021年2月10日

本日はメルマガとnoteの日。noteは単体だと110円ですが年間のマガジンだと4054円なのでかなりお得になります。マガジンがオススメです。w

1 わたしがよく利用しているMac版アプリ
2 クラウドの受発注システムを導入すべき?
3 地方のペット対応型ホテルは需要があるか
4 世界の人口増加と温暖化の関係性
5 2021年、明るい話題はある?
6 中高年以上の採用市場の活性化について

です。まぐまぐ!または、スマホで読む方はnoteでお買い上げいただけます。関係ないですがついでにInstagramもフォローしていただけると喜びます。


みなさんはイスラエルって知ってますよね。よく知らないという人もまさかと思うけどいないとは限らないので簡単にいうと、第2次世界大戦の時に世界中のユダヤ人が連合国にたくさんの資金を提供した代わりに、戦後に戦勝国のイギリスはパレスチナに勝手に「ここにイスラエルを作っていいよ」ということにして1948年5月14日に建国されました。当然、周囲の国家は反発してパレスチナを支援し、第四次中東戦争まで起きました。湾岸戦争の時もイラクはアメリカを揺さぶるために関係ないイスラエルにスカッドミサイルを撃って挑発しました。
ここで行数割いても仕方ないのでイスラエルについて知りたい方はこうした本をお読みください。

で、イスラエルは世界中のユダヤ人が入植しまして、

人口約923万人(2020年7月 イスラエル中央統計局)
ユダヤ人(約74%)、アラブ人(約21%)その他(約5%)(2020年7月 イスラエル中央統計局)
ユダヤ教(75.0%)、イスラム教(17.5%)、キリスト教(2%)、ドルーズ(1.6%)(2014年 イスラエル中央統計局)

であり、周囲を敵国に囲まれています。パレスチナ人、アラブ人、ペルシア人、などです。ユダヤ人はザッカーバーグ、スピルバーグ、アインシュタイン、フロイトなど天才を多く輩出しており、いろんな民族は交じっているものの白人が多いです。ではコロナはどうなったのか、周囲の国と比較してみましょう。

人口100万人あたり感染者数

イスラエル 76511
ヨルダン  32959
エジプト 1650
レバノン  47728
シリア   (内戦中で検査もしてないようなので省く)
イラク   15509

で、イスラエルが突出。やはり人種によって感染のしきい値が違うのか的な匂いです。

各国の致死率 死者数/感染者数は

イスラエル 0.74%
ヨルダン 1.3%
エジプト 5.7%
レバノン 1.1%
イラク 2.0%

と、医学の進んだイスラエルはさすがに致死率は非常に低い。エジプトは人口あたりの検査数が非常に少なく、本来はもっと致死率は低いと思われます。まあ

日本 1.5%
韓国 1.8%
フィリピン 2.0%
ベトナム 1.8%

と比較しても感染者ほどの差はありません。

で、周囲国の感染の具合はどうかといいますと、
イスラエル

ヨルダン

エジプト

レバノン

イラク

イスラエル以外、みんなピークアウト!!!

イラクは9月にピークアウトして第2波がちょこっと来ているのかもしれません。
で、ここで皆さん思い出してください。
イスラエルは常時、敵国に囲まれて戦時下ですよね。

周囲の敵国がみんなコロナがピークアウトして一息ついてるのに、イスラエルだけがいまだ日本と人口合わせると1日11万人の感染者、つまり1日あたり日本の100倍もの感染者数なのです!!!

これで、どうしてイスラエルが金を積みまくって世界からワクチンを買いあさり、世界で最もワクチン接種率が高い国なのかおわかり頂けると思います。ところが

ワクチン“最速”も感染減らず イスラエル 国民4割が接種

ということになり、コロナワクチンの効果は感染防止にはほとんどないという結果になりました。もちろんまだ1回しか接種していないのでもっと効果は出てくる可能性も考えられると思いますが、イスラエル政府は

と、強弁していてます。周囲を敵国に囲まれて自国だけが突出してコロナの被害が大きいのですから当たり前です。しかしイスラエルは

1 厳しいロックダウンをさらに延長して続けている

2 周囲の国家はとっくにピークアウト

ですから、たとえ陽性が多少減ったとしても、それがワクチンの効果なのか、ロックダウンで家庭内感染が広がりかかる人がいなくなったせいなのか、それとも周辺の国のように遅れてピークアウトしたのかは全く分かりません。またひとついえるのは、1回の接種では画期的なほどの感染防止効果は見られないということです。これをイスラエル政府は「変異種との関係で感染防止効果が打ち消された」としているわけですが、隣国のレバノンにはそんな気配はありません。

まあ、テレビで一国の情報を流すときはそれを鵜呑みにせず、地続きの隣国のデータも見て、他の要素も比較して結論や仮説を立てるべきだと思います。こういうことを考えながらテレビを見ることが出来ると楽しいのです。

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