6月まで回復の兆しを見せた経済がコロナ第7波で煽りまくるマスコミとなにも変えない政権のおかげでどん底です。ゼロゼロ融資の返済も始まり日本はこのままでは本当に奈落に落ちていきます。わたしが主催しています「21世紀を生き残るための永江 虎の穴塾」では塾生を募集しています。希望者は毎月30分。わたしと1:1でzoomでブレストができます。ビジネスモデルの相談はもちろん、転職や自己PR、招来の方向性などの雑談でもOK。月1のイベントも好評です。
やっと福之君が言ってくれたので追随する
いやもうこの通り。実はずっとブログに書こうと思っていてネタ帳のトップに掲げてあったのだが、自分はこの分野の専門家ではないし、なんか書いて「素人ガー」とか言われまくるのが怖かった。すみません。クローズなメルマガだけで言ってました。w
福之君が言ってくれたので尻馬に乗って書こうと思う。ただしエンジニアリング的なことは福之君に任せて自分は社会的なニーズの面から。あ、NFTもほとんど価値は無いと思います。乗せられて投資とか言ってたら大損します。
コロナの始まりの時に一瞬、少しはニーズがあるかなと思ったのだが
2年前、メタバースの需要がちょっとあるかもと思ったけど全く無かったのが「イベント」だった。
グリーは真っ先に社員総会をバーチャルで開催したはず。記事探したら出てきた。
バーチャルライブ配信技術が紡ぐ全グループの一体感。グリーグループ総会の全貌
まあ、おもいっきりメタバースです。
グリーはこのあとバーチャルの展示会などのサービス「REALITY Spaces」もはじめ、大手各社が参入した。自分もいくつか覗いてみたけど全くダメダメでした。
なぜメタバースの展示会はダメなのか・・・・
1 そもそも展示会は友人との交流を温めに行く
展示会にもよるが、1年ぶりに会ったり、はたまたそこそこ有名な人のセミナーを観たりの交流が目的で行く人が多い。自分も横乗り系とか釣りの展示会はコレです。バーチャルだと正直全く無意味になる。
2 そもそも展示会は仕事をさぼりに行く場
サラリーマンなら何回かはこれをやったことがあるでしょう。展示会と名がついていれば直行直帰もできる。ぶらぶらと見物してお土産貰ったりカタログ見たりしながら帰る。これがバーチャルだとできない。だからわざわざ参加しない。してもちらっとみてすぐログアウトする。
3 来訪者に声を掛けられない展示会は出展者にはメリットがない
現実の展示会では興味がありそうな来訪者にはどんどん声を掛けていく。それがないと全く展示会の意味がない。しかしバーチャルではそれができないし、声を掛けられるようにしたとしてもメタバースでは興味がありそうな表情や仕草までは分かるわけがない。
まあ、そんなこんなでバーチャルの展示会はほとんど話題にも戻らず、いろいろな展示会もコミケも再開されているわけですね。
しかし自分は福之君とは違う視点から、メタバースはゲームなどの世界ではあったとしても、そんなに大きな波にはならないと予測する。
そもそも仮想空間ってそんなニーズあるの?
身も蓋もない話ではあるが・・・あなたは小説を読んだり、映画やアニメを観たりするときには
そもそも脳内の仮想空間で自己投影してんじゃないの?
ってことです。少なくとも自分は主人公と自分を重ね合わせていろいろ想像しながら楽しむ。自分が高校生の頃なら一番興奮したろうなと思う漫画がコレです。www
そもそも、読んだり観たりするときには脳内で仮想空間を作り出しているわけだから、わざわざそれをVRの機材付けて見たいかというと、そんなでもないのだ。もちろんゲームはコレでやった方がグラフィックが楽しめるものは当然あるし、空を飛びたいみたいな願望もあると思うが、自分はすぐ飽きた。
で、メタバースというのは単なる3Dではなくて他人と仮想空間中でコミュニケーションを取るものだが、別にコミュニケーション取るだけならアバターなんて取りにくいだけだし、本当にそこにニーズがあるならアメーバピグは終了してませんよ。
まあ。自分もオッサンだから付いてこられないんだよと言われたらそれまでなのではあるが、メタバースとかNFTとかSDGsとかエコとかそういうのはオッサンがやってる企業から見るとなんだかついていかないと我が社は遅れてしまう!!的なものに見えるのだが、実際にはユーザーはほとんど気にもしてないと考えるわけです。
以上、データからの仮設ではなくて単なる個人の分析だから外れるかもしれないので本日は単なるエッセイです。