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反ワクのデマも問題だが、コロナ脳も相当なもの
私の立場を再度申し上げます。コロナ脳も反ワクもデマを撒いて不安に陥れるのは敵ということになります。ある程度の高齢者の死亡は仕方ないと社会が受けいれて前に進まななければいけないときに、いまだに感染対策最優先では永遠にマインドが低いままですし、ワクチンの不安を煽り立てて感染拡大する、どんどん人が死ぬ、でも同じ事です。この両者は100か0しかなく、両方とも表裏となっています。で、まずは反ワクが撒いているデマについてこちらで論破しました。
本日は、逆にコロナの規制を続けよ、マスクは外すなという皆さんを論破してみたいと思います。
【速報】熊谷千葉県知事「外野の主張はもういい」 教員の脱マスク通知、現場尊重を強調 新型コロナ
熊谷俊人知事は25日の定例記者会見で「同調圧力や惰性で(マスク着用が)続けられないよう環境作りを行う必要がある」と評価。反対意見には「外野の主張はもういい。子どもや保護者、教員などの状況で進めていけばいい」と当事者以外からの反応に苦言を呈した。通知は保護者らから「児童・生徒がマスクを外す選択をしたくても外せない状況にある」との意見などを踏まえ、県教委が19日に県立学校や市町村教委に出した。
子どもの数は戦後最低なのに子どもの自殺が過去最高の年間500人。マスクが原因の全てとは言わないが、マスクを外してもいいよと言っても怖いと泣き出すような状況ははっきり言って異常です。
「政治家が自分で最終的に決断してほしい」と多くの国民が望んでいるわけだし、熊谷知事は県教委が出した「子どものマスクは外していいよという環境を作っていこう」ということに支持表明したわけだが、これに医クラの批判が殺到した。
新型コロナの都道府県別の死亡率
札幌医科大学データ(本年5月8日)
関東地方でみると100万人あたり死者数は
・一番多い千葉 628.5
・一番少ない茨城 455.8と千葉は隣の茨城と比べ新型コロナの死亡率が38%高い
住む自治体により違うことを実感させられる
この差はどこから来ているのだろうか pic.twitter.com/cAAuRUDb0C
— 大津秀一🍀医師🍀緩和ケア内科🍀早期からの緩和ケア外来🍀院長🍀「どこでも緩和®」で全国対応可 (@shuichiotsu) May 25, 2023
この方は「厳しく規制したほうが経済の損失が小さい」という中国の経済もわからない発言を最近までされていたのだが、このツイートの内容ははっきり言ってデマに近いと私は思う。
まずコロナの死亡率だが、都道府県によってコロナ死の前提が異なる。
これは厚労省のサイトにある警察庁からのデータを精査したものだが
死亡時にコロナで陽性であってもコロナが本当の死因であるのは1/3しかいない。オミクロンのように市中感染率が10%を超えるケースでは、他の死因もすべてコロナ死として算入されているわけです。
こんなクソデータで千葉県をdisるのが医者ですか??
反ワクが都合のいいデータだけを出してワクチンの害を訴えるのとこれでは全く同じではないか。
千葉県は本当に感染対策がガバガバだからたくさん死んでいるのか
感染の浸透率を見るのに一番いいのが、感染した事によるN抗体の保有率だ。献血の血から大規模にサンプリングしているのでかなりの精度。今年の3月だが、
千葉県 38.6%
茨城県 45.6%
で、明らかに茨城県のほうがオミクロンの感染率が高い!!
また、コロナ脳が絶賛するコロナ脳の楽園、最後までマスク強制で学校も閉鎖させ続けた島根と鳥取を見てみよう
島根県 40.4%
茨城県 40.7%
アレ? 千葉より感染浸透度が高いじゃん!!
あれほどコロナ対策に躍起になっていた北海道も39.4%、コレだけ見ると
マスク強制も学校閉鎖もまったく感染防止には役立っていない
ことになります。
そう、オミクロンは、その伝染力が物凄く、そんなものでは感染は防げないということをこの数値は証明している。人口密度が低い県ではざっくり低めではあるが岡山、佐賀、熊本、鹿児島、島根、鳥取などを見るとそうとも言えない。つまりは時の運でしかない。
そもそも第9波がショボいのも、自然感染のN抗体のせい
上のN抗体の表は3月のものだが、いままではどうだったのか。厚労省によると
第1回結果(令和2年6月1日~7日) 宮城県 0.03%, 東京都 0.10%, 大阪府 0.17%
第2回結果(令和2年12月14日~25日) 宮城県 0.14%, 東京都 1.35%, 大阪府 0.69%, 愛知県 0.71%, 福岡県 0.42%
第3回結果(令和3年12月3日~27日) 宮城県 1.18%, 東京都 2.80%, 大阪府 3.78%, 愛知県 1.58%, 福岡県 1.45%
第4回結果(令和4年2月2日~3月6日) 宮城県 1.49%, 東京都 5.65%, 大阪府 5.32%, 愛知県 3.09%, 福岡県2.71%
そして昨年の11月〜12月は
宮城県 17.6%, 東京都 28.2%, 大阪府 28.8%, 愛知県 26.5%, 福岡県 27.1%
と、3月のざっくり半分から2/3くらいしかなかった。第8波でこれだけの人が感染してN抗体を持ったから感染拡大にブレーキがかかっているのである。そういう意味ではオミクロンで感染爆発したのは
それまで日本人は自然感染していなかったのでN抗体が無かったから
ということで間違いない。ファクターXのHLA24でアルファまでほとんど罹患せず、デルタでは高齢者はワクチンが間に合いで、N抗体所有率は各都道府県とも数%しかなかったのだ。これじゃ感染爆発もしますよ。
オミクロンの流行の最中である2022年2月に行われたアメリカ全土の調査では、アメリカ国民の57.7%が過去に新型コロナに感染した証拠となるN抗体が陽性でした。特に0〜17歳の世代では7割を超えていました。
そりゃ日本だけ感染爆発もしますわ
オミクロンで感染爆発したのはワクチンのせいでもなければ感染対策が緩かったせいでもない。日本人がN抗体を持ってなかったからです。この仮説は第9波がなかなかこないことですでに証明された。
ここで、どうしてワクチンを使うのか、というおさらいです。
もともとワクチンは「自然感染を広く浸透させるための間、なるべく被害を小さくとどめるものであった」はずなのに、いつの間にかコロナには絶対かかるなに変換されて、ワクチンさえ打っていれば安心に変わってしまった。
コロナ禍を本当に終わらせるには、国民全体に広く自然感染を行き渡せることが最重要で、この点でいまさらながらに感染対策を馬鹿みたいに叫ぶのはもう間違っていると思うのです。高齢者もワクチン打ったらとっとと罹患してN抗体持てというのがわたしの意見です。
ヨッピーにカンパしようと思って買ったんだが、なにこれ、おもろい。オススメッスよ