いまやブログのアプリケーション、いやサイト制作のCMS(コンテンツマネージメントシステム)としては世界最強のWordpress。ビジネス目的なのにいまどきアメブロとかでブログせっせと書いてる人がたまにいるが、「なんで頑張ってこんなに書いて自社サイトに本来来るべきトランザクションをサイバーエージェントにあげているんだろう」と不思議で仕方ない。
いやこれはフリーのブログシステム全般で別にサイバーがどうのこうのじゃないんですが。アメブロ止めて自社のサーバにWordpressインストールしてそこでブログを書けば、自分が更新したことにより自社サイトのSEOが向上し、少しはおまけで集客できる。正直、ビジネス目的で無料の外部ブログサービスでブログ書くのは絶対止めた方がいいと思う。自社のITリテラシーの低さを露呈させてしまっているようなものだからだ。
しかし、数日前、Wordpressが大きく3.2へと進化したことにより、日本のレンタルサーバ屋さんの勢力図は大きく塗り変わると予言しておきたい。まだus版なので日本でインストールしている人は少ないと思うが、3.2は物凄く大きなアップデートであり、完全なHTML5への対応と、表示速度の高速化と軽量化を実現している。
http://ja.wordpress.org/2011/07/05/gershwin/
よって絶対にバージョンアップしたい ところではあるが、実はかなり大きな落とし穴がある
↑ この2段目です。
バージョン 3.2 から、PHP 5.2.4 と MySQL 5.0 以上が必要になります。一年ほど前にこの変更について告知したとおり、PHP と MySQL の古いバージョンを使っている人は比較的少なくなっています。しかし、4500万人の WordPress ユーザーがいる現在では、少数派とはいえかなりの数になります。
つまりだ。PHP5.2.4以上でないと、Wordpress3.2は動かないのである。
で、「PHP5.1系の古いバージョンを使っているのは少数派」とあるが、本当に少数派かというと、とんでもありません。
わたしはエンジニアではないので詳しくはないですが、多くのレンタルサーバで使われてる管理画面のPLESKはPHP5.1系にしか対応しておらず5.2系にいつ対応するかというのは全く未定だそうな。PLESKは全世界の1000以上のサービスプロバイダで使われているそう。そしてLinuxのディストリビューション CentOSも同様。対応はいつするか未定だそうな。しかしFC2とかはPLESKでも5.2になっていて、このあたりはよくわかりません。
ちなみにいままで使ったことのある、クライアントが現在利用しているレンタルサーバでも3社がダメでした。専用サーバなら勝手にアップデートもできるが、レンタルサーバの場合ほかの客が5.1系にしか対応してないケースもあり、簡単にはアップデートできないとの回答もあった。ちなみにPHPの最新はすでに5.3.6で5.4のα版もでてました。
ということは、つまりは今後、こうした古いPHPのサーバでは、新規でWordpressをインストールしようと思っても、自分で古いのを持っていれば別だが、新規インストールもできなってしまうわけですよ。すでに5.1系では人気のプラグインでもインストールできないものが結構あり、本体が5.2.4になったということでプラグインもアップデートしてあわせてくるものが増加するだろう。
となると、いまやプログの主流がWordpress、また普通のサイトのCMSとしてもかなり使用されはじめているので、のんびりしているサーバ屋さんから客が一斉に離れるのではないかと予想して本日のブログを書き終えます。 エンジニアではないので間違った事書いていたらすみませんと先に謝っておきます。
[…] ◆Wordpress3.2登場で日本のレンタルサーバ屋さんは激震です!! | More Access,More Fun! (tags: wordpress) […]
[…] WordPress3.2の要件 By やましなたかし in 日記 この記事の所要時間: 約 0分26秒 バージョン 3.2 から、PHP 5.2.4 と MySQL 5.0 以上が必要になります。 ◆Wordpress3.2登場で日本のレンタルサーバ屋さんは激震です!! | More Access,More … […]