あるところに、毎日ブログを熱心に書くクライアントがいました。
その甲斐があって、いまでは1日4000人以上の人が見に来ます。
5年で実店舗の来訪者数が何倍にもなり、ネットストアもかなりの売り上げを上げるようになりました。
そこでクライアントはこっそり考えました。
「よーし。頑張って、写真をたくさん撮って、誰もがやったことの無い、1ページに写真が大量のエントリー書くぞ!!」
そしてまず、1ページに写真が180枚!!!の投稿を誰にも言わずにしてみました。きっとお客さんもビックリするだろうな〜アクセス一杯来るぞ〜ちなみにクアッドコアの専用サーバです。土曜日だったのでわたしは見てませんでした。
「あれ、思ったほどアクセス伸びないな・・・・」
つづいて日曜の深夜に1エントリーにでっかい写真285枚!!!の投稿をしてみました。
【問題】アクセスはたくさん来たでしょうか
エンジニアの方は、アホな問題だと思うでしょうが、意外と普通の人はわからないんで、そこんとこ上目線にならないようにお願いします。
ページが重くて開かないからアクセスが減った、と単純に考えがちです。いまや家庭でも高速光回線なんて当たり前。うちだってJCOMの下り160Mbps、上り10Mbps。まあ見るだけなら写真が300枚でも上から順に読み込みますからなんとか・・・
【答え】それどころか、訪問者数少ないのにサーバ落ちた。
1投目のあと、サーバの挙動が重くなってきて、2投目のあと2時間後に停止。24時間監視のサーバ会社が気づいて再起動。以降10分程度で10000リクエスト(アクセスではなく、画像ファイルやcssなど全てへのリクエスト数)を超える。サーバ重くて四苦八苦。日曜の深夜だったので気づかず、月曜にサーバ会社から連絡があり、最初はアタックされたかと思ったが、ログを見て判明・・・私に散々怒られたのは言うまでもありません。
【簡単適当解説】仮に写真が285枚のページを1人が見ますと、リクエスト数はhtmlが1+写真285+他の画像10、CSSほかもろもろで300くらいになります。写真が5枚の時なら20弱なので、1人が見る場合と単純比較で15倍(写真サイズとかいろいろありますのでココ適当です)。そりゃサーバもメモリー不足で落ちますわ・・・。