昨日、Twitterにながれてきました、かん吉さんの
というエントリー読みまして、ようし、参戦しちゃうからなと思ってエントリーを書いております。
かん吉さんの説
ブログのアクセス数ピークの前に、リツイート&ブクマを盛り上げておく
ブクマ・リツイートは昼の時間帯の方がされやすい
これはまことに正しく、いい点を突いていると思いますが、わたくしこれにくわえてソーシャルの連動を意識した説を掲示したいと思う次第です。
まずそもそも、「永江流ブログ術」を紐解きますと、第一巻にはエントリーを書く前には誰に向けてのものなのかを詰めるべしと書かれております(もしそんな巻物があればですが)。
アフィリエイトの稼ぎで食っているブロガーは単にPVだけ上がればいいので、炎上だろうが何だろうが人がたくさんくればいいわけです。ですがわたしのブログは別にアフィのために書いてるわけではなくて、堂々と言うのはおこがましいですが自分自身のブランディングです。おかげさまで仕事の打診をブログ経由でけっこういただいております。実際にこうやって集客しろというのは自分でやって見せてナンボ。でないと「SEO対策しませんか」という営業電話がきたときに「自社サイトのSEO対策ができていれば電話営業しなくても客は来るはずだよね」と言えませんからねぇ。
わたしのクライアントも企業やサービスのためのセルフブランディングのブログを書いているわけで、PVが多ければ単純にいいわけではありません。とはいって自分のビジネスの話ばかり書いても人は来ませんし「役立つ」と見なされませんからドメインの価値は上がりません。よってだいたいこのような種類の内容を書き分けて投稿してもらいます。
1 自分の顧客になる予備軍に向けての内容
アクセスは当然ながら多くは望めない。わざわざ見てくれるいい人はほとんどいない。
2 一般大衆に向けてアクセスを稼ぐ内容
ドメインの価値を上げるためのもの。仕事にはつながらなくてもよいが、あまりマイナスにはならないもの(多少はOK)。
3 控え選手
アクセスが少ない週末や年末年始に一発狙い。別に外してもいい的な内容。
大半の企業では1と3の繰り返しです。「2年書いてますけど1日30人しか来ません」みたいなのがその代表。こちらが言いたいことばかりを書いて、人が見たいものを書いてないからですね。2の内容を時々投下してバックリンクを稼ぎ、ソーシャルでもぐるぐる回ってドメインの価値を上げないと、いくら書いても永遠に砂漠の中の落書き。この3つをバランス良く投入していく必要がある。と、ここまではいつも書いている内容です。
で、ここで大事なのが、エントリーの内容に応じて拡散の方式も変わると言うこと。たとえばわたしのブログですが、
9/23に書いたのは半沢直樹のエントリー。典型的な2の内容でした。何十万人来ても仕事の打診はゼロです。9/23に投稿し、9/24は更新してません。ですが9/23の訪問者数は83765人。9/24は98547人でさらに増えました。これは非常に大きく回るときには時間がある程度かかるということを示します。本当にヒットしたエントリーは最初どんどんのあと、次になんらかの要素が働いてじわじわとくるのです。それはなにかっていうとソーシャルです。でもって大事なことは、ソーシャルの種類によって回るエントリーとそうでないエントリーがあるのです。
一般的には、ソーシャル系、ビジネス系の内容はFacebookが一番回ります。ガジェットやテクノロジー、disった内容ははてブです。Twitterはフォロワーに依存しますので一概には言えない感じ。自分と親和性の高いインフルエンサー次第です。mixiは・・・涙無しには語れません。Facebookの場合、年齢層も高く男性比が高いのです。私のフォロワーは個人が5000人、会社が6000人ですが朝6時に投稿してもけっこういいねが付くので年齢層は推して知るべし(爆)。ただし自営業と会社員が多いため、昼休み中にもっともシェアされます。つまり午前中10〜11時に投稿すると効果的です。
はてブの場合、深夜に多くブックマークがつきましてアクセスも多く来ますが、釣れるのはスレた黒鯛ばかりですので実質的な顧客には結びつくケースは少ないですね。広告のクリック率も非常に低いのですが、ソーシャルの評価としては大きいです。Gunosyに掲載されたりする可能性も高いのでブックマークが多く付くことはSEO上好ましいです。はてブの場合、深夜に回るので投稿時間は夜9時以降がいいかもしれません。
つまりエントリーの内容や、届いて欲しいターゲットを考えて投稿時間を設定するのが◎なのです。もしバズればGunosy砲に充填されますので、翌日の朝7時、8時あたりと昼頃には雨あられのようにアクセスがやってきます。
で、ここまでは時間についてですが、実は曜日や年末年始についてもポイントがあります。それは「永江流ブログ術第2巻」で書こうと思います。もう12時なので公開しないといけないのよ。