昨日のニュース
まあ理由はガラケーからスマホ転向が遅れたとか、アプリとWEBゲームではどっちがどうとかいろいろあるというのは知ってますが、主たる原因は、「儲かるからってパクリゲームを粗悪乱造しても、飽きられたら早い」ってことではないかと私は思うんですが、どうでしょうか。パズドラはゲームとしての基本が面白いからユーザーも増えた。オリジナルで練り込んで考えないと客がすこし利口になると続かないわけです。
でもって昔、日本スピッツという犬が流行った。スピッツというのは犬じゃ無くてバンド(SPITZ)しか知らないという若い子に会ったことがあるが、もともと犬です、犬。サモエドっていう犬ぞりの犬を元に改良して固定したはずです。
こっちがサモエドで、でかい
画像検索したらこの写真が出てきたんだが異様に可愛い・・・マジ。ぽわーん
戦後の混乱期から高度成長期にかけて、すなわち昭和20 – 30年代に、スピッツは番犬にうってつけの小型犬として爆発的に流行した。 最盛期には、日本で登録された犬の4割を占めたほどの人気犬種だった。
自分が子供の頃に近所の歯医者さんにまだスピッツがいたので「綺麗な犬だな」と思って憧れていた。しかしいまでは殆ど見ない。愛犬家の聖地(勝手に名付けた)である君津のアウトレットで先日見たくらいだ。日本スピッツクラブというサイト見たら、地味に着実に活動されてました。
んで、どうして物凄い人気だったスピッツが急激に衰退してしまったのか。理由は簡単であまりの人気で金儲け目的のブリーダーが粗製乱造、血統も遺伝もへったくれもなく繁殖させて生めよ増やせよした結果、キャンキャン鳴きまくる系統のスピッツが大量発生し、「スピッツ=うるさい」というイメージが定着してしまったからだ。昔の映画とかに「スピッツみたいにきゃんきゃん言うんじゃねえ」みたいなセリフが出てくるが、今の人にはわかんないだろうな。スピッツ見たことないし。その後、うるさい遺伝系統は徹底的に排除されて静かでおとなしいスピッツに固定されているのだが、それでも人気が再沸騰する気配がない。同様のがハスキーで、これも「ハスキーはバカで病弱」という印象で人気が無くなってしまったのだが、バブル期に人気が沸騰したときに同様に金儲けブリーダーがアホ犬を量産したからと思われます。本来のハスキーはとっても賢いはずなんです。
どうでしょう。ここまででグリーとスピッツの因果関係がおわかり頂けたと思います。金になるからって質を考えずに粗製乱造したらいかんですよ。
で、わたしの懸念はもうひとつ。
残念!あまちゃん「まめぶ汁」B1グランプリ5位…会場から「じぇじぇじぇ」
先週末に愛知県豊川市でB1グランプリがあったという報道に「??」と思った私なのであった。えっと、B1グランプリって1年に何回やってんだ、と思った。というのは、夏に外房の勝浦に行ったときもやっていたから(そんなに物凄く混んでるというわけでもなくて、祭くらいのレベル)。聞けばコレは「関東甲信越B1グランプリ」というヤツで、別物であった。またまたWikiで調べますと、どうも地方ではB1の名を冠したイベントが相当数開催されているようだ。いろいろググってみると出てくるのは・・・焼きそばばっかの気がするんだが。8回の開催で焼きそばが5回グランプリ取ってました。厚木シロコロ・ホルモン探検隊」や「久留米焼きとり文化振興会」は退会してしまったらしい。
最近では高速道路のサービスエリアでも「B1グランプリの」というのぼりとかよく見るし、地域のイベントで出てくる物もけっこうかぶってて食傷気味だ。ここまで来るとスピッツやグリーとかぶってきます。最初にババーっと人気が出ても、そのあと多発で質が徐々に落ちて一気に人心が離れる。地方のイベントとしてB1グランプリが成功しているということで、どこもかしこも同じ事をやりまくったら、結果は火を見るより明らかなのではないか。テレビだって最初は面白いから放送してくれるがそのうちしなくなる。いったん人心が離れたら戻すのはほぼ不可能だ。mixiもそうだよな。
いま成功してるからというので「じゃ、うちも」ということではなく、同じ思想とコンセプトでその地方にしかできない別のイベントを考えるべきだと思うんだが、いかがでしょう。バクリからはなにも生まれません。オリジナリティを追求して頭を絞り尽くしてこそ発展する。まあ発展してもパクられまくるまでの寿命ではありますが。