本日のはクルマが好きな人はわかるし、そうで無い人はどうでもいい話です。
さきほど流れてきたニュース
英国製「軽」スポーツカー今春、日本に上陸 熱烈なモーターファンに性能面でも衝撃
スーパー7は英国の名門スポーツカーメーカー、ロータス創始者の故コーリン・チャップマンが開発した伝説のモデルで、1973年に製造権がケータハム社に渡り、現在は同社が後継モデルを開発・生産している。同社はセブンの新たなエントリーモデルとして、スズキの660cc 3気筒DOHCターボエンジンと5速マニュアルトランスミッションを採用した。
関係者によると、ケータハムはフォードの4気筒エンジンを採用してきたが、「先進国の排ガスや燃費規制をクリアするには、より高効率のパワーユニットが必要で、欧州で主流となるダウンサイジングの観点からスズキの3気筒ターボに白羽の矢を立てた」という。
スズキが供給する3気筒ターボエンジンは、かつてはカプチーノ、現在はジムニーに搭載するK6A型で、コンピューターマップなどのチューニングはケータハムが行っている。本国の英国ではセブン160、欧州大陸ではセブン165として発売するが、最高出力は日本仕様の64PSから80PSにパワーアップされる。5速マニュアルミッションは、なんと商用車スズキエブリィのパーツの流用という。
うーむ。3,496,500円(消費税込)!!!の軽だが予約が物凄いらしい。
しかし、だ。こういうパッケージングは日本人こそが本流のはず。対抗するためにこれを出しちゃうから、日本人なら「いいね」してくださいよ
同じエンジンを搭載「子紫電」by MoonCraft
そうです、由良拓也さんのデザインと設計。2007年はじめにスズキのアルトをベースにして製作された。エンジンはアルトワークス用 F6-A 660㏄ターボ 駆動もオリジナルのF/Fを踏襲。その年、K4-GPに参加するが、普通の軽よりは速いがトップは走れないので、レースはあきらめて公道走行用に車検取得を目指す。車検の目途は立ったが、費用が150万近く掛かる事がわかり、断念して現在に至る。
翌年の2008年に世界一速い軽、子紫電のレース専用車「子紫電あーる」を製作。オリジナルの鋼管スペースフレームにFormula4の足回りを流用。エンジンは同じくF6-A 660㏄ターボ(推定100馬力?)ミッション・ヒューランド(フォーミュラTOYOTA用4速)ブレーキ・Wilwood 4ポッドベンチレーテッドディスク ECU MOTEC 重量530㎏
フジスピードウエイを1分55秒で走る事が出来るマシンの完成 K4-GP 冬/夏 2連覇を達成する。
どんだけ性能が凄いかは、コレをご覧下さい
サーキットでスポーツ走行中のポルシェGT3を、直線ではぐーっと離されるものの、コーナーではぐいぐいと煽りまくってついには抜き去ってしまう。もちろんポルシェGT3のドライバーはアマチュアだが、こちらもかなり上手なアマチュアなのだそう。いやもし自分がこのGT3のドライバーなら、途中でピットにはいって逃げちゃうな。www
子紫電は2008年に作られたモデルだが、由良さん得意の「優しい顔だがドカッ速」のミニレーシングマシン。当然ながら、実際に走れば同じエンジンのスーパー7の比じゃございません。だって純粋なレーシングカーだから。スーパー7がスズキエブリィのミッションだが、こちらはレーシング用のヒューランドですから。
さて、この子紫電。車検を取って販売ということはあり得ないんでしょうか。由良さんに確認してみました。
「仮に50台くらい予約注文が入れば市販用にデザインし直して、車検を取って販売することは可能だと思うよ」
とのことでございました。車検取得費用が150万かかろうが50台まとまれば安くなるしね。
おい、そこの金持ちのカーマニア!! 男気、見せんかいっ!!
クラウドファウンディングとかいいんじゃ無いでしょうか
現在のマーケティングは両極端がひとつのポイント
日本人の顧客層はいまや全く両極端に振れている。日本車ではアクアとかプリウス、フィットが売れている反面、メルセデスやフェラーリ、ランボルギーニも日本市場では絶好調なのであります。
フェラーリ:日本販売好調、アベノミクス背景に-増税も影響限定的
アパレルなども同じで、UNIQLOがほぼ制圧しているように見えるが、ユナイテッドアローズのようなセレクト系も勝ち組がいる。
ユナイテッドアローズ第2四半期決算は増収減益ながら、計画上回り順調
中庸なところがどんどん倒産したりしている中で、「安くていい」ものと「高いけどエッジが効いている」ものは受け入れられる。そういう時代なのです。こうしたスーパー軽などはまさに日本のパッケージ技術と、手作りの職人芸の世界。ちゃんとやったらマニアの予約がばしばし入るのでは無いかと思うんだけどなぁ。それはともかく、ケーターハムを軽く抜き去る国産の「ハンドメイドの」スーパーマシンが存在して欲しい今日この頃です。