行方不明になってから1週間経過したマレーシア航空のボーイング777ですが、人ごとではありません。というのはわたくしめはマレーシア航空のヘビーユーザーでして、いままで30回以上は楽勝で乗っている。副操縦士が女性を入れたというクアラルンプール → プーケット線も2度乗った。今月までマレーシア航空はスカイチームだったので、いつもマイル使用ですが(笑)。よって、クアラルンプール空港をMyハブ港として利用していたわけです。今月でスカイチームから脱退されますのでクアラルンプールに行くことはもうないでしょう。さよならMH、さよならクアラ。
中心部にでかい温室のクアラルンプール空港。
しかしながら、すべてがトランジットでの利用ですので、空港から出たことは1回しかありません。その分、クアラルンプール空港は隅々まで知り尽くしております。ビジネスラウンジに時々用意されているチキンカレーはマジウマとか、まともな晩ご飯を食えるのは中華料理屋が一軒のみとかいろいろありますが、正直成田よりずっと近代的。6年前にすでに無料WiFiがガンガン飛んでいました。空港のパーキングはベンツだらけで、高度成長期のイケイケ感が満載。セキュリティはかなり厳しい方だと思います。搭乗口に入る時に再度ガードマンがたくさんいてX線チェックをされます。成田より厳重でしょ?
で、今回の事件について、自分が不思議に思うのは以下
乗客は中国人が大半だから、携帯電波出しまくりのはずだ
マレーシア航空は、実はいま、LCCに押されて死にそうになっています。
クアラルンプール空港は、LCCは別のターミナルになるんです。最近はアジアのビジネスマンも短距離はLCCのビジネスクラスを使うようになり、短距離線では特に苦労している感じ。エアアジアのお膝元ですから空港はエアアジア機だらけ。しかし今回はLCCではなくてマレーシア航空です。北京行きはエアアジアも飛んでいるのに価格が高いほうに乗るわけで、乗ってる人たちはそこそこお金がある階層でしょう(イランからの密航者はたぶん安いパッケージだったとは思うが・・)。ちなみにいま検索したらエアアジアでクアラ北京の往復は3万円しないですね。
となりますと、客の大半はそこそこお金のある中国人。彼らのスマホ所有率ったら半端ないです。みんなGalaxyのでかいヤツ。離陸寸前のエンジンがキーーーンっていう時に中国人乗客の電話が鳴り、平気で大声でしゃべり始めたので、パーサーがぶっ飛んできて止めさせようとしたのに・・手で制して睨み付けながらしゃべり続けたのは見た。みなさん、着陸と同時に滑走路を走ってるのに電源入れてしゃべり始めます。ついでに長蛇の入国審査でもぐいぐい割り込むので、欧米人が怒鳴りつけるのはしょっちゅう。日本人は見て見ぬふり。www
ということは・・・もしハイジャックされたら、150人の中国人乗客は一斉に電話し始めます。もしかしたらそれが原因で墜落したのかもしれないが(半分本気)、犯人が何人いたかはわからないけど、150人の乗客の全部の荷物をすべて調べて全部の携帯とかタブレットを取り上げるなんて絶対無理です。だいいち1人で何個も持ってますよ!
今朝のテレビで元ANAのパイロットのおじいちゃんが、どこかの島に強制着陸しているかもということを話していましたが、だったら速攻でローミングで中国の身内に電話掛けまくりますって。インドネシアもタイもマレーシアも、かなりの田舎でも携帯は通じます。というか固定電話の文化がない。自分はネットがつながらないと困るのであまり僻地には行かないが、僻地のサーフトリップに行く人によると土間に寝るような島でも携帯はOKだし、ボートトリップで無人島を巡るようなのでも洋上でけっこう通じるそうです。3Gは都市部のみですが、GSMはかなりカバーしている。空港があるなら電話は絶対つながる。
こういううるさい乗客を黙らせるためにハイジャック後、一気に上昇させて失神させたという説には説得があります。だとしたらハイジャック犯は中国人乗客の行動を知り尽くす中国人ですな。
そしてマレーシア空軍は、トップガンでおなじみのF/A-18ホーネットと、ロシア製のスホーイ30を持ってる東南アジアで最強の装備。ここのレーダーを逃れるのはかなり厳しいと思います。飛行機用の無線は止められても、各電話会社の通信履歴調べれば良いじゃ無いかと思う次第でした。3.11みたいに低空飛行していたら余計通じちゃうよ。あと、実際、乗客のiPhoneに向けて「iPhoneを探せ」をやったらどこにいるかすぐでたりして・・・w 誰かやってないのかな・・
↓ なんと50円だ!!