昨晩、メインで使っているiMac27″がドスンという感じで電源が落ちて、そのままお亡くなりに・・。しかたないのでサブ機の24″iMacを朝までかかってTimemachineから復帰させ、やっと朝から仕事が出来るようになったら今度はスティーブ・ジョブスの訃報。なにやらシンクロしていて、SE30の時代からapple一筋で何百万単位でお金を使った自分にはひとつの時代が終わった衝撃なのでした。
それとは関係無く、本日はFacebookの広告っていうのを身銭を切ってやってみることにした。すでにクライアントにはやっていただいてそこそこの効果とパフォーマンスは認めているが、やっぱり身銭を切らないと本当のところはわからない。本日はまだ設定したばかりではあるが、登録までの道筋のレポートです。このサイト自体、ブログのおかげで月間25万ユニークユーザーくらいはあるので、いまや広告の必要はあまりないんですけどね・・
GoogleやYahoo!のリスティング広告は2001年からだが、最初の数年間は物凄く効果があり、しかも単価的にかなり安かった。これは
1 そもそもリスティング広告にユーザーが慣れておらずクリックしてくれた
2 出稿数が少なかったため、オークション形式の広告単価が安かった
という2点があったからである。当時の自分の記録では、いい月はネットショップでひとつものが売れるのにかかるコストは3000円程度であった。つまり1万円くらいの商品であれば、広告をやればやるほど儲かることになり、アドワーズやオーバーチュアをやりまくりました。しかしそれもすぐ効果がなくなってきました。はっと気づくと月間20万円くらいも使っているのに、商品が売れたのは3個、なんていうことがあり、通常の物販ではペイしなくなったのです。理由は簡単でユーザーが検索に慣れてきて、検索上位とリスティング広告を比べてみるようになったこと。そして広告単価の暴騰にあります。
現在では物販で1個ものが売れるのにかかるコストは、かなりチューニングしても数万円はかかると思います。ものにもよりますが、2〜3万円/1販売あたり、では無いかと思います。こうなると効果があるのは高額商品かサービス、保険などの利益率と永続性がある商品。そして大手企業の 「マス広告よりはずっと安い」的なコストを考えない出稿がメインになっています。個人商店などは、数ヶ月やってみてあまりのコストにやめてしまうところが多いはずです。リスティング広告でこれですから、バナー広告なんて全く誰もクリックしないのでペイしなくなっています。
ということで、この手の広告は最初にやったもの勝ちの面が絶対にあるわけです。ましてやFacebookは爆発的に登録ユーザーが増えている割には出稿がまだ少ない。柳の下にドジョウはいるのでしょうか。
で、Facebook広告にはもうひとつ特徴があります。それは
1 ユーザー属性をかなり絞り込める
2 広告の種類がいろいろある
ということ。1は出稿の際に居住地域や性別、年齢、そしてキーワードで絞り込むことができます。Googleも地域では絞り込めるけど、性別や年齢は絞り込みようがない。しかしこれはあくまで自己申告なので、偽美人IDのリストラされたおっさんにも、25歳以下の女性への広告が差し込まれます(笑)。もちろん絞り込んだ方が単価は高いです。
広告の種類としては●外部URLと●Facebookページにリンクできるほか、ゲームなどのデペロッパー向けにアプリへの誘導もできます。現状の広告を見てみると、外部URLへのリンクもけっこうあります。しかしこれではリスティング広告と変わらず、Facebookに出稿する意味が無いのでは、と考えるわけですよ。
Facebookへの広告は、Facebookページへの誘導。これにはこんな理由が
Facebookページは、いいねを押してもらってファンになってもらうと、その後、ファンのウォールにFacebookページのウォールの投稿(ただしページオーナーが投稿したもの) を差し込めるのです。これはつまり、オプトインを取ったメルマガと同じことになります。しかしメルマガなんて開封率はせいぜい数%位なのに対し、100%半開封状態で届くわけで、この差は非常に大きい!!
もうひとつ、いいねを誰かが押してくれた場合、押してくれた人の友人がその人のウォールを見て訪問してくれて、いいねを押してくれるのはお金がかかりません。実はこれがでかい!!
たとえばアドワーズで「メルマガ登録」を目的として出稿を行ったとして、コストはプレゼントでも付けない限り、一人当たり数千円は楽勝にかかります。ところがFacebookページでは、ページの構成さえ好感を呼ぶものであるならば、数十円単位でもこれが可能なんでアル!! 実際自分のFacebookページでいいねをゲットするのにかかっている単価は、現在のところ、
なんと64円!!
※まだ開始して半日ですけど・・・(汗)
ただし、けっこう考えて構成しないと、通常は300円以上かかかるらしいです。広告クリックしても、ふーん、という感じで素通りする人が大半だと全くペイしません。
このあたり、シリーズで詳しく検証していきたいと思いますので、ブログをチェックしてくださいね。こんなこと、オープンにしちゃっていいのか!!