わたくし、1ヶ月とちょっと前に
Apple Watchは周回遅れ。スマートウォッチはすでに目的別機能へ細分化中
というエントリーを書きました。概要をまとめますと「スマートウオッチもデバイスである以上、目的があって買うものである。Apple Watchはその目的が”Appleの製品を所有する”ということになっていて、Appleのブランドにだけ頼り、所有したことでどんないいことがあるのか全く見えない。Apple Watchと同じ機能のものなら数年前からワンサカある」ということです。デジタルデバイスメーカー以外にも、Adidasやナイキなどのスポーツメーカーも争って出しています。
iPhoneであれ、MacBook Airであれ、iPadであれ、それを買うのは「使用するため」であり、「所有するため」ではございません。中には「MacBook Air買ってみたけど全然使わないや、てへぺろ」という人もいるかもしれませんが、あくまで少数派です。デバイス、ガジェットは使ってこそ所有する意味がある。Appleが作ったからというだけの理由でなにに使うのか関係無く、金張りのApple Watchを買う人も大勢いるでしょうが、デジタルデバイスのメーカーとしてそれってどうなの?スマホ買うのになにに使うか分からないで買うの?と自分は思うわけで・・。だからApple Watchは間違いなく買わないと思います。
では、お前はなに買うんだということですが、2機種を予約しました。一つ目は本日自宅に到着予定のRipCurl serchGPSで、アメリカでも400ドル以上するサーフィン専用のスマートウオッチ。リップカールジャパンが日本語説明書付きで販売してます。予約殺到で大半出てしまったようですが、ここは数個ずつですが在庫あります。価格は正規物はアメリカと揃えてあった。本気なんだな。わたしのクライアントなので「絶対売れるから」と、在庫してもらいました。笑
詳細なレポートは本日届いて実際に使い込んでから書きますけど、これがApple Watchなどと比較して格段に優れているのは、その専門性とソーシャルとの融合です。すでにAppleストアでは専用のアプリがあるのでダウンロードして見てみると分かります。↓リンクしました。
Android版は鋭意開発中のようですが、Mac版、Windows版のデスクトップアプリもあります。
リップカールSerchGPSを持って無くてもアプリを入れるとどんな機能か分かります。個人的なログとしては、いついつどこのサーフスポットでどれくらいパドリングしたか、一番長い距離は何メートルか、最高速はどれくらい出たかを記録でき、サーフポイントはGPSと連動しているためそこの潮汐も分かります。凄いのは自分のデータを公開していろんなサーファーとつながるソーシャル機能があること。「どこそこのポイントによく入ってる人と知り合いたい」も可能。ついでに相手が初心者か巧い人かも分かります。初期設定でリップカールが契約するプロをフォローできるので、彼らのパフォーマンスもわかります。
ここまで専門化されているわけですよ。リップカールはスノーボード用品も多いので、次は雪山仕様を出してくると推測します。自転車仕様とか、山歩き仕様とか、細分化できるよね。
Apple Watch、何年前の仕様や!!使用レポートをお楽しみに。土日はいつもこれするでしょう。つまりオフ用やね。
オン用にはこれを予約しました
上記のリップカールSerchGPSは、完全にサーフィン用です。なのでこれを休日以外で使うと役にたちません。スマホとPCと同様、オンとオフの使い分けがスマートウォッチにも必要なわけですよ。オンのために予約したのはこれです。完全健康管理仕様のWithings Activité watchです。実は一昨日から正式予約がはじまったのですが、昨日一日サーバが落ちました。どんだけですか!
↑画像を予約サイトにリンクしてあります。わたしはブラックを予約。11月下旬に送られてきます。価格は390ユーロ(送料は全世界無料みたい)ですから、56000円とApple Watchより高いですが健康管理という意味では凄いです。Withingsが凄いのは管理するアプリで、実はAppleのヘルスケアもWithingsに対応してるのでデータを読み込めるのですが・・・
このとおりUIと機能がマジでカス!!
健康管理一筋で、クラウドの体重計とかBlueToohの血圧計とか開発している企業との差がでかすぎ。ちなみにわたしの愛用はこのふたつ。
体重計はかん吉さんも使っているらしく、Twitterに毎日自分の体重を自動投稿してますけどわたしはやりません。(笑)
で、このWithings Activité watchはApple Watchと違って防水ですのでスイミングの計測機能もあります。
わたくし、自分の通っているスポーツクラブでスマートウォッチつけて泳いでいいかって聞きましたら「それってなんですか」と言われました。到着したら持ち込んで交渉しないとな・・。中国製じゃなくて、フランスデザインのスイス製だし、ベルトは革だけどスイミングの時は簡単にシリコンベルトに替えられる。バッテリーは8ヶ月持つし、時間は自動で自分のエリアに合わせてくれます。電波時計じゃなくてペアリングしているスマホ経由だとは思う。
走ったり歩いたり起きて動いている状態の計測と解析(何カロリー使ったか)は当然、つけたまま寝ると睡眠状態の解析もしてくれる。起きた状態はiPhoneとかスマホでもいいが、iPhone尻ポケットに入れて走ったりするのはやってるけど大変なんですわ。重さでトレパンがずり落ちて半ケツになる。
そんなわけで、スマートウォッチなどのウェラブルデバイスは、「なにに使うのか」という目的を明確にしないとほとんど使わなくなると思う。「時間を見るだけ」で買っても意味が無い。そんなのスマホで見ればいい。「メールが来たら知らせる」っていう機能も直接スマホで見れば済むじゃん。いちいち時計見てスマホ見てってしないでしょ。面倒すぎる。
国産メーカーさんにおきましては、「電子マネー機能」搭載のスマートウォッチは売れると思う。iPhoneのAppleペイはいつになったら日本で対応するのか全く不明だし対応しない可能性もある。docomoのおサイフケータイ ジャケット01は電車で使えない。
であれば、電子マネーを搭載したスマートウォッチなら、改札で荷物あっても簡単に出られる。しかし日本の電子マネーで中心となってるSONYのスマートウオッチ3はNFCあるのに電子マネー機能がない。しかもAndroidしか対応しないから、電子マネー機能が無くて困ってるiPhoneユーザーは関係無い。アホや!!アホすぎる!!自社のXperiaとのペアリングしか考えてないのがアリアリ。国内のXperiaはおサイフケータイ付いてるからいらない的に考えてるんだろう。iPhoneユーザーのほうがずっと多いんだぞ、国内は。
Withingsやリップカールみたく、アプリ経由にしてiOSでも使えるようにし、電子決済機能を搭載したら、はじめて「通勤の時に便利なスマートウォッチ」としての機能ができると思うんですが、勝手なこといってすみません。エンジニアじゃないのでできるかどうかもわかりませんが、カシオやシチズンあたりで出したら売れるんでは無いかと思いますが、どうでしょう。
それではリップカールGPSSerchと、Withings Activité watchの人柱自腹使用レポートを楽しみにお待ち下さい。