昨日、中国のマスコミが伝えて衝撃だったニュースのネタ元は日経新聞でした。
インドネシアなど3カ国、若者8割「生活に余裕」 アジア10カ国調査 日経新聞
田舎は含めない都市部の調査なんだが、香港と台湾が抜けている。で、仰天は
平均月収はシンガポールが最も多く、約36万円だった。韓国(25万円)、日本(22万円)と続き、中国は16万円で4位につけた。
ってやつで、香港と台湾が加われば日本は4位か5位に落ちてしまう。世代間格差について厚生労働省はアホみたいな理屈を並べるが、こいつらよく言うよって日本中が思ってる。(怒)
バブルや高度成長期を生きて、稼ぐチャンスがいくらでもあったいまのお年寄りと、生まれる前からずっと不況な若者。しかも厚生労働省がいろんなことに年金使い込んだり(年金福祉事業団は年金の積立金の1/4にあたる35兆9000億円もの資金を使って、グリーンピア事業やって大失敗して物凄い損失を出した)、記録無くしたりしてメタメタにしたあとの若者は違うでしょ。
でだ。もう日本の若者はアジアでは経済力で他の国に負けている。逆にほかはめちゃくちゃ元気がいい。そりゃそうだ。どんどん収入が増えて高度成長してるわけだからテンションも高い。インドネシアの若者の収入が8万円ってなっているが、数年前まで大学初任給は2〜3万円だったんだよ。そりゃ気合い入るわ。
台湾の食べログ風サービスに見るオリジナリティ
最近、旅行系の仕事がいくつかあるために各国のサービスを調べていて見つけた台湾の「食べログ風アプリ」は、なかなか面白い。かなり参考になった。日本を訪れる観光客のナンバーワンは、めでたく台湾が韓国を抜いて1位になりました。アジアでもっとも親日ともいえる台湾。3.11の時も、世界のどの国よりも多くの募金を日本に送ってくれました。
台湾の人と話すと、だいたいは中国のことが嫌いで日本が大好き。こちらも「嫌いだ」と言う相手より「スキスキ」と言ってくれる相手のほうがよほど付き合いやすい。↑のエントリーにも書いたけど行きたい国上位にランクしている。最近は台湾でもサーフィンブームなのだ。まあそれはさておき、
iPeen 愛評網 これがWEB版で
こちらがiOS
もちろんAndroidもあります。
会社は2006年設立。食べログのスタートは2005年3月だから、そのあと参考にしたとは思うが、別の進化を遂げてきているのがわかる。台湾人のみをターゲットにしていて、台湾に住所がないと登録できない。中国語のみのサービスで英語もない。Facebookログインはできるのでこれで見ているが、いくつかサービスが限定される。
まずトップからの遷移は食べログに似ている。
漢字なのでだいたい半分くらいはうっすらと分かるが、基本的には自分の良く行く範囲を最初に登録する。その理由はあとで書く。
まず、台北で「小籠包」で検索するとでてきたものをソートできる。たぶん上から「近い順」「総合評価順」なんだろうな・・あと2つは分からない。総合評価順に並べると・・
来ましたよ。うまちょーなのが!!!
で、日本の食べログと違う点。それはそのレポートの濃さにある。日本の食べログは写真は写真でアップして、ひとりあたりの原稿量も多くない。悪口書いているのも一杯あるが、iPeenはレポートの充実度が半端ない。つまりブログになっているのである。
まずは道順とかロケーションの写真と説明のあと
かならず入る内装写真
料理の写真も相当数はいってしかも
写真のクオリティが高い。スマホでちょちょっと撮ったというよりスタイリングしてる感じもする。
凄いのがレビュワーさんの紹介ページ。細かくランクが細分化されていて、レポートをきちんと上げて評価を得るとランクが上がっていく仕組みらしい。
PCで見るとこれだけ事細かにレビュワーは分析されている。これじゃステマなんて無理ですよ。顔出し率が半端なく高い!!この人の採点は厳しめなのかゆるめなのかも分かる。日本の食べログにはこの仕組みがない。そしてなんと・・・
iPeenはレビューサイトではなくてソーシャルなのでありました。
まあぶっちゃけ、Yelpなんかよりずっと機能がてんこ盛りです。台湾スゲー・・・・と思いました。
で、上記に書いた「最初に良くいく地点を登録」の話ですが、登録しておくとプッシュ通知が来るのです
今から4時までに来てくれたらケーキ半額にするよ
みたいな通知がスマホに来ます。お店側で集客のために広告として使える機能が実装されてるんだろう。店がたまたま暇な時間帯とか、こういう機能があると店も嬉しいよね。
まあ、海外のサービスからインスパイアうけて日本でも同様なことを始めるケースはよくある。mixiはGoogleのOrkutが元になってるし(Orkutは昨年終了)、SumallyはPinterestでしょう?
外国のサービスを自国のテイストに合わせローカライズしてサービス開始するのは、ある意味王道でもあったわけ。だけどここまで違う方向に進んで進化しているのを見ると、台湾をはじめとするアジアの若者、半端ないよって思いました。
このサイト見ているうちに日本語で照らし合わせたくなり、コレ買いました。しかしこの本のほうがもっとディープ!!日本で言うとガード下の飲み屋みたいなのばっかりで探すの大変だよ・・・ホント