自分がAirbnbを絶対に利用しないだろうという、どうでもいい理由

2015年5月27日

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みなさんはAirbnbって知ってます?
最近タクシーアプリのUberとともに話題を二分するサービスだが、ひとことでいうと「Airbnbでは現地の人のユニークなお家に泊まれます。一軒家からアパート、ツリーハウスからゲルに至るまで。下記の物件詳細をご覧になり、お聞きになりたいことがあれば、直接ホストの方にお問い合わせいただけます。」っていうのがそのまんまの内容です。
実際にやってる方のKindle本。99円!!

Uberも日本の法律では個人の車でお金を取って人を乗せてはいけない(それを白タクという)ので、海外とは同じサービスはできないわけ。同様にAirbnbも日本の「旅館業法」では部屋と寝具を有料で貸し出せば旅館業になるので許可を受けないといけない(はず)。

旅館業法概要 厚生労働省

旅館業とは「宿泊料を受けて人を宿泊させる営業」と定義されており、「宿泊」とは「寝具を使用して施設を利用すること」とされている。旅館業は「人を宿泊させる」ことであり、生活の本拠を置くような場合、例えばアパートや間借り部屋などは貸室業・貸家業であって旅館業には含まれない。また、「宿泊料を受けること」が要件となっており、宿泊料を徴収しない場合は旅館業法の適用は受けない。

旅館業を経営するものは、都道府県知事(保健所設置市又は特別区にあっては、市長又は区長)の許可を受ける必要がある。旅館業の許可は、旅館業法施行令で定める構造設備基準に従っていなければならない。旅館業の運営は、都道府県の条例で定める換気、採光、照明、防湿、清潔等の衛生基準に従っていなければならない。

Airbnbでも日本の人がちらほら登録されているのだが、中には自分の住んでる部屋に1泊1500円で泊めてあげますみたいなのも散見される。知事の許可は受けているんですよね、ということにしておきます。旅館業の構造設備基準とか普通のマンションとかアパートでは厳しいんですが。
日本の官庁のことだから、火事とか起きてAirbnbで宿泊していた人が亡くなったり、Airbnbで泊まった客が強盗に変身したり、逆にオーナーが客に暴行したときに法規制にはいりそうです。願わくば規制して締め出すんじゃなくて時代に合った法律改正が望ましいと思います。

↓こちらが有名なトラブル例ですね

Airbnbに居座り人発生。シェアエコノミーって大丈夫なの?

わたくしはこのビジネスモデル自体を否定するつもりは金輪際ございません。インバウンドで訪日してくれる海外観光客にとっては嬉しいだろうし、逆に日本から海外に旅行に行くにしても、現地の人の家に泊まりたい、現地の人と触れあいたいという気持ちのある方にはいいでしょう。ただしわたしは一生このサービスは使わないと思います。本日はわたくしが使わない理由を述べてみますね。別にあなたが使うのは否定しません。私だけの問題です。なのでどうでもいい話です。

人付き合いが煩わしい

かつてバブルの頃くらいに日本にはペンションという名の小洒落た民宿が流行ったことがあります。リタイアしたサラリーマンとかが奥さんと2人でスキー場とか高原ではじめるアレです。金額的には民宿よりちょっと高い程度。コース風の料理が売りですが、定年過ぎて習った料理だったりして今ではファミレスのほうが豪華だったりするわけです。国内旅行は宿泊が減少して日帰りが増えてます。生産性の低い小規模な宿泊施設は大変でしょう


1986年!!!

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こちらは↑長野県のデータ

で、観光庁の平成24年の調査では
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赤いのが旅館です。日本では旅館が激減。総室数ではホテルに抜かれました。

2000年以降 ホテル軒数は若干増加しているが旅館は毎年減少している 年以降、ホテル軒数は若干増加しているが旅館は毎年減少している。2010年の旅館施設数は 年の旅館施設数は、2000年に比べ27%も減少している。

もちろん金沢や京都の超一級旅館は問題なしでしょうが、地方の小規模な宿泊施設は四苦八苦。だからこれからはインバウンドでしょう!と書いてるわけで、Airbnbにペンションとか民宿とかのオーナーが登録すればいいんですよ、と思います。ちゃんと旅館業の登録もしてるしね。

じゃあなぜ、日本人がそうした小規模宿泊施設を使用しなくなったのかというと、これはもう「オーナー家族とのお付き合いが煩わしい」っていうことじゃないでしょうか。民宿とかペンションに泊まるとかならずセットで付いてくるのがオーナーさん家族との交流(笑)で、沖縄の離島の民宿なんかだと近所の人も集まってきて三味線引いて踊ったりしたもんだが、若いときは確かに楽しかった。高校の頃はバイクで日本一周、ユースホステルに泊まって全員でフォークソング合唱するなんていうのが流行ってた(泊まったことはない)
いまはというと・・・

相当に煩わしい・・・www

勝手にやってるからほっといてくれムードになってます、私。日本の国内旅行は60代がダントツに多く、こうした方は同じようにわいわい騒ぐより勝手にやりたいという感じでしょうからね・・
特にわたくし、もともと協調性がないので大勢との飲み会とか人付き合いが苦手。自分のペースでなにごとも進めたい。自由にできるところがいいんです。
そんなわけで今はペンションとか民宿はちょっと二の足を踏みます。オーナーに「まあ飲め飲め」と焼酎注がれたら「自分のペースで飲みたいからほっとけ」といいそう。www 「美味いから、これ食え」「自分の食いたいもの食う、ウザい」みたいな

同様に海外に行くときも、オーナー家族との交流が面倒くさい。なのでAirbnbは使わないです、はい。

追記* オーナーとはアプリのやりとりだけで全く顔を合わさないでも良いケースも多いそうですが、逆にそうすると「トイレ詰まってるし」とか「石鹸ないぞ」とか「ミネラルウォーターもってこい」とか「タクシー呼んでくれ」とか、サービスについての注文がやりづらい。枕にチップ3ドルくらい入れる代わりに文句の多い私はやっばホテル一択です。

サービスの担保が取れない

今は忙しくてたいして海外旅行に行けるわけでもないので、行くときにはそこそこいいところに泊まりたい。荷物は最小限で行くのでランドリーサービスが欲しい。早朝にがちゃがちゃやっても文句言われたくない。あとWi-Fi必須・・・となるわけです。

また、現地に行ったらなんかの理由で、たとえば急に葬式出たとか、忘れてたとか、前の客が暴れ散らかしていったとか、そういうことで1日を無駄にされたくない。バックパック旅行なら1週間無駄になっても良いが、こちとら4日とか5日の旅行に行くためにどんだけ気張って働いてきたのかを考えると、1日無駄にするということはいくら分に相当するんだと金勘定してしまうくらい腹立たしい。

そんなわけで私は使わないですが、みなさんはぜひご利用ください。特に前記のように,地方の民宿やペンションはどんどん登録した方が良いですよ。写真が大事なのでここだけはちゃんとしたの撮りましょう。
売りペンションで検索すると2000万台で死ぬほどありました。しかも8000を4000万に値下げしましたとか、もう値下げしすぎでたたき売りです。田舎に引っ込みたい方、インバウンド専門でAirbnb使って開業というのもありですね。
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