昨日は沖縄の米軍関係者の検挙率や凶悪犯罪がここ30年で激減し、人口比だと犯罪率は逆に非常に小さいってことを沖縄県の資料からグラフ化しました。
そのときふと思ったわけです。自衛隊はどうなんだろう・・・・と。
3.11の時は日本中で自衛隊に感謝しましたが、マスコミには時々「自衛隊員が・・」みたいな犯罪の報道がされます。やっぱ肉体系の若い男子の集まりだからな・・と思いがちなのですが、真実はどうなのよと。
まずは検索
こちら、防衛省のページです。ちゃんと公開されてましたけど平成16年で少し古いです。
まず、現況と問題点をご説明します。自衛官による刑事犯については交通犯を含めて過去5年間で1,200名前後検挙されております。概ね横ばいでございますが、凶悪犯、つまり殺人、強盗、放火及び強姦につきましては、16年度の検挙人数は10名で最多でございます。17年度に入って6月末までの3ヶ月間では、既に5名が検挙されているという状況でございます。
凶悪犯は16年度で10名。17年度は3ヶ月で5名なので単純計算して×4にすると年間20人。つまり凶悪犯はだいたい年間10〜20人と思えばいいのか・・
↑から犯罪が多発ということで組織的に改善しようというカウンセリング対策が行われていますし、平成23年の3.11でかなりモラルが上がっているはずなので、いまはもっと少ないのではと期待します・・・
自衛官の総数はといいますと・・平成17年の防衛白書見て来ましたらだいたい25万人です。
交通犯含めた検挙率は0.048%
凶悪犯の検挙率 0.004〜0.008%
では警察庁発表の一般のデータを見てみます。こちらは交通犯が含まれていません。交通犯含むと物凄い数になっちゃう。平成25年で凶悪犯の検挙人員4779名。平成25年の日本の総人口は1億2729万8千人ですが、比率を出しますと0.003%。
一見すると「自衛隊の凶悪犯の発生率高い」になってしまうのですが、日本人全体には赤ん坊から寝たきり老人まで含まれてしまう。自衛隊の定年は一佐で56歳。よって少年自衛官16歳〜56歳の日本の人口比にします。統計局にあった日本の人口のうち、16〜56歳までは足してみたら5765万4000人で、全人口の45%くらいです。
年齢別犯罪発生率でいうと法務省にデータがありましたが一般刑法犯における16〜59歳の比率は66.2%でした。
※70代以上の犯罪者多すぎ!!!
よって凶悪犯をざっくりこの比率で振り分けると3163/5765万4000人で、0.005%になりました。そうなると、まあ自衛隊員の凶悪犯の比率0.004〜0.008%は日本人の平均値くらいではないかと思う次第です。
ただし交通犯を含む刑法犯でみると、自衛隊員はめっちゃ品行方正です。
交通犯含むと日本の年間刑法犯検挙人数は
刑法犯の検挙人員は,平成10年に100万人を超え,11年から毎年戦後最多を記録し,16年に128万9,416人を記録した後,17年から減少に転じて,24年は93万9,826人であった。
でありまして、仮に100万人とすると、またまた強引に16〜59歳の比率年齢で振り分けると66万人。66万/5765万4000人ですので1.1%に達します。自衛隊員の場合は0.048%なわけですから、日本人全体の1/23の逮捕率です。神ですよ。
結論
1 自衛隊員の刑法犯率は日本在住者の1/23!!
2 凶悪犯罪は普通の日本人並み
ということです。根っこから悪い奴は一定比率で存在するわけで、ある意味仕方ない気もいたしますが、ほとんどの自衛隊員は品行方正で、日本のために頑張っていらっしゃる。防衛最前線で働いているので高い規律と自制が働いている方々と思います。しかし総数25万人しかいなくてもしかのときに大丈夫なのか??
前に書きましたが大阪市役所の職員は過去3年の逮捕者総数57名(軽度な交通犯は逮捕されないので含まれてない) 懲戒処分548名。職員総数は35215名で、過去3年で逮捕された職員は0.16%、懲戒処分になった率は1.5%。かなり改善されてこれですから自衛隊員の靴下の絞り汁でも煎じて飲ませると良いです。しかし自衛隊25万人なのに大阪市職員3.5万人+大阪府4万人で合計7.5万人って多くない??
1時間でさくさく書いたので計算間違いがあったらすいませんがご指摘ください。ではいまからメルマガ書きます。