あまりに話題なんで先週はじめてテレビを見てみました
ライブの羽生くんと重なっての18.2%だから、録画した人も多いはずで実際には空前の30%くらいいってたんじゃないの?
んで、
視聴率戦争に異変アリ!TBS復活、そしてフジはテレ東にも抜かれた
なんですが、最近ヒットしたテレビドラマを見ると、
半沢直樹
天皇の料理番
あまちゃん
と、「頑張ってる」感のあるものがヒットしている。永江分析によると、どん底から景気が良くなるときにはこうした傾向が現れる。高度成長期には「巨人の星」「あしたのジョー」が大ブームでしょうよ。自分はそこまで頑張れないけど頑張りたいなって意識で見るからじゃないかと思う。
これにたいしてフジはバブル時代のトレンディドラマの呪縛から抜け出せず、
わたしに恋したお坊さん
馬子先輩の言う通り
オトナ女子
って・・・永遠のバブル気分。
いつまでラブコメやってんだよ!!
内閣府の平成27年版 少子化社会対策白書ちゃんと読め!!!
20代の4割が「恋人いらない」って草食化している時代に、馬鹿の一つ覚えで恋愛ドラマって頭悪すぎでしょ。視聴者目線が全然ないんで外して当たり前と思う。
そこで「下町ロケットを語る
テレビを見ない私ですが、人気だというので先週の「下町ロケット」は見ました。で、当然原作は読んでおります。
下町ロケット (小学館文庫)
↑ガウディ先に読んでもイミフなのでまずはこちら
下町ロケット2 ガウディ計画
こちらが放送してたヤツね
半沢直樹の時は原作とテレビでは相当に内容に開きがありまして、普通の銀行でいくらなんでも常務を会議中に土下座させるっていのは「逆パワハラ」という感じがして非現実的だと思いましたが、下町ロケットのほうはまだ原作に忠実でした。しかしながら、原作厨のわたしとしては、以下の部分が気に入りません。絶対原作読むべきだし、原作のほうが面白いと思う。せっかく「下町ロケット」知ったのに、30%に希釈されたので満足して原酒飲んでない感じが半端ない。水割りはウイスキーじゃないのでロックでお願いします。
1 社長、暴れすぎ!!
頭にきて大声出したり、物ぶつけたり、熱血と乱暴は違うと思う。奥に秘めてメラメラ燃え上がるやる気はいいが、外に出しまくるのは原作と違うっしょ。
2 社内、暇すぎ!!
全員揃っての総会とか、普通の会社ではムリッポだし原作でもそんな設定はない。だってめちゃ忙しくて完徹とかしてるのに、営業も日中は出回っているはずなのに、全員が会議室で会議ってムリクリに感じましたが、私だけですか?
あと、エンジニアリングの会社で社員が大声出したりうるさすぎですよ。
3 小泉君がNASA帰りには見えない!!
必死に目をつぶって「小泉孝太郎は実はすごく頭がいいんだ」と自分に暗示をかけようとしたが、どうしてもNASA帰りの天才エンジニアで経営者には見えなくて困った。悪役としてはいい味出していたが、本当の悪い奴は下見てニヤリとか笑ったりしない。淡々と冷酷にやるわけで原作でもそういうキャラが、テレビでは越後屋か悪代官の設定になってた。
4 今田耕司がゴッドハンド!!
いやね。さすがにどんだけ目をつぶっても今田耕司が天才心臓外科医というのは無理があるんじゃ・・・。普段のバラエティと印象がかぶってしまい、「コメディアンじゃないんだ」と強く念じても・・・というか視聴者が念じなくてもすんなり入ってくる役者をアサインして欲しいんですが、無理ですか?
んなわけで、ぜひ原作をお読みになる事をオススメします。原酒ですから、原酒!!!