iPhoneによるサイトへのトランザクションの比率はどれくらい?

2015年12月22日

山手線の電車内ではiPhoneの人が殆どのように見えるが、実際にはどのくらいの比率なんだろう、と気になった人はいらっしゃいませんか。iPhoneのシェアと簡単に言うけど、自分はiPhoneもAndroidも持ってる。両方からブラウジングする。だからiPhoneとAndroidのシェアを足して100%近くになる(残りはBlackberryとWindows Phone)数字は明らかおかしいと思うんです。両方持ってる人だっていまはたくさんいるでしょ。

2年オチのdocomoのAndroid持っていて、iPhoneにMNPしたけど元のAndroidにはMVNOのSIM入れて使ってるとか、Wi-Fiで使ってるとか誰かにあげたとか普通にあるじゃん。放り出して使ってないのだってあるでしょ。

2015 年3月末時点のMVNO 回線契約数は前年比105.7%増の3,045万回線もあるが大半はWi-Fiルータ。スマホに使用している独自サービス型SIMの回線契約数は326万回線、モバイル市場全体でのシェアは1.8%。2015年3月末のスマートフォン契約数は6,850万件で端末契約数の54.1%(MM総研調べ)
とまあ、数字だけずらずら挙げてもよくわかんないの。

市場調査会社ではiPhoneは日本でのシェアはこんな感じと分析している【分析元】
スクリーンショット 2015-12-18 9.13.01

しかしだ。実際のところ、サイトの運営している我々にとっては販売データなんてどうでもいいのだ。スマホ表示の確認とかの際の優先順位をどうするか、とっても重要なんである。そんなわけで、

実際、サイトにアクセスしているiPhoneの比率は?

を、運営管理している月間50万PV以上の複数のサイトで調べてみました。元データが大きいので傾向値はほぼ正しく出ているはず。

サイト特性によってiPhoneのアクセス比率はぶれた

それも思いっきりぶれた。

まずはこのブログ。男女比で言うと圧倒的に男性。UserLocalだと73%が男。20〜40代で80%を超えます。iPhoneとiPadの合計を出します。モバイルからのアクセスのうちiOSは。

63%

以下、いろいろなサイトでの検証をまとめてみました。
サイトのモバイルからのアクセスの比率は、けっこうぶれてました。iOSのアクセスは

50%弱〜70%超え
※全体じゃなくてモバイルアクセスのうちの比率ですよ

と、サイトによってブレッブレです。各サイトについては細かく書けないが、傾向値としては以下の様子が見て取れる。

A 比較的年齢高めのユーザーが多いとiOS比は55〜60%

これ、不思議な事に男女比ではあまりぶれない。

B 若いモバイルユーザーが多いとiPhone比率が高い

だいたい70%前後までiPhoneになります。これは顕著。若い年代におけるiOSの浸透度は絶対的なものがある。若者向けサイトはiPhoneだけ考えてなさい。

C そもそもモバイルからのアクセス比率が低いとiOSの比率は非常に下がる

サイトによってはまだモバイルから50%以下というところもあるのですが、総じてこういう傾向のサイトではiOSの比率が非常に低い。50%前半まで落ちるのが普通。
あと、Googleのanalyticsでは、モバイルの機種を選別するときに「Not Set」というのが3%くらい出ます。これはGoogleが機種がなんだか分からないと言うことなんですが、わたしのブログは数%程度なのに対し、年齢の高めのサイト、PCからのアクセスが多いサイトでは10%を超えます。若い層がターゲットの場合は出ても2〜3%。考えるに、ガラケーのPCビューワーみたいなブラウザかもしれません。

で、結論ですが、調査会社のいう「日本のiPhoneのシェアは50%」とかいうのは、全くもって現実とはかけ離れており、実際にメイン機として使われている比率ではない。若い世代でスマホをメインに使っている層では70%くらいがiOS、逆にほとんどパソコンしか使ってないスマホには縁遠いと思われる層でも50%はクリアしている。日本人、どんだけiPhone好きなのかを実証してる結果でございますね。

んで、Amazonがまたまたマイクロソフト 冬のセール レジで20%OFFというのをやってまして、今朝ほど愛用のデザイナーマウスの予備を買ってしまいました。Arc Touchっていうぐにゃっと曲がるヤツにも物欲もわもわなんだが、使ってる人、どんな感じか教えてください。

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