ここ3週間ほど、Instagramをずっといじりまくり、世界中のアカウントとかいろいろ見まして、どうやら現在のところはこうやって使うのがビジネス的にはいいんじゃないかというのがまとまってきましたので、特に初心者向けに簡単に解説したいと思います。というか、報告書です。ww
わたしのアカウントは自分で必死にブーストかけましたが(爆笑)、それでもやっと1000人超えたくらいでして、日本ではまだまだってことがよく分かります。
↓ わたしのアカウントですけど、下読むといろいろ工夫しているのがわかるかもよ〜
https://www.instagram.com/isseki_nagae/
日本ではまだまだ。そしてユーザー層が固定され気味
ここのエントリーには書きましたけど、世界では1年以上前にTwitterをInstagramがぶち抜いてます。2010年からスタートしてまだ6年たってないのに、世界規模だと去年の9月でInstagramのMAU(月間アクティブユーザー)は4億人を突破。たいしてTwitterは3億人で足踏みしてます。
ところが日本ではTwitterのMAUが3500万人なのにたいし、Instagramはたったの810万人。Facebookは2500万人だから、ちゃんと使ってる人はすっごく少ない。日本語になったFacebookの初年度くらいの規模です。大半のアカウントは創っただけで自分のアイコンもいれてません。
しかも日本での人気のユーザーはベストテン人のうち9人が若い女性タレントで、ここから考えるとアメブロの芸能人をよく見る層とおもいきりマッチしており、あまり購買能力とかなさそうな(すみませぬ・・)若い女性がメインではないかと思われます。
この傾向は世界でも似たようなモノですが、12位にナショナルジオグラフィックが出てくるなど、多少は男性の影も見えます。まあしかし全世界で見ても7割は女性ユーザーです。
もともとスマートフォンがないとなにもできないので、高齢者層はほとんどいませんな。
日本のユーザーと海外のユーザーの特徴
海外のユーザーに特に顕著なのが「自撮り」。特に女性はおそらく物凄い数の自撮りをしてそれからいいのを抜粋して投稿しております。ほぼ実名です。スマホをいじってる振りして鏡に映った写真が多いです。欧米の家庭にはでかい鏡があるんですが、うちにはないのでエレベータで真似してみました。www 我ながらキモイ
男性も女性も「いかに休日を楽しんでいるか」というのが多く、旅行先の写真がめちゃくちゃ多いのが特徴。
これにたいして日本ではほぼ匿名または名前無し。多い写真は
●食べ物
●飲みのシーン
●ペット
●日常風景
です。まだみんな何を投稿したらよいのかわからないし、なんのためにやるのかも試行錯誤してます。
で、個人ユーザーの場合、TwitterやFacebookでは仕事の依頼が来るという役得があるのだが、Instagramは一部を除き、ほとんどないでしょう。投稿にリンクも貼れないからスパムもほとんどありません。たまにフォロワー買えっていうのがタグ付けしてきたりはありますが、通報で瞬殺されます。
なので個人でやる場合には、「世界中からちやほやされたい」という自己満足が目的になります。Twitterと同様に
フォロワー数 − フォロー数
がその人の戦闘能力なので、最初にめったやたらとフォローしてしまうと「こいつの戦闘能力は低い」と見なされてフォローされづらくなります。経験上、フォロー数が100を超えると見落としが多く発生し、気に入ったのをあとで探すのも大変なので、1000以上のフォローとかは無意味に感じます。
で、フォロワー数が少ないのにいいねが物凄い数ついてる人とか、無名で投稿数が少ないのに異様にフォロワー数が多い人。始めたばかりなのにフォロワーがいっぱいいるような場合、間違いなく買ってます。iOSアプリもそういうのが花盛りですが、規定違反のアプリを販売していいのか、Apple?
相場的にはこんなものですが、すぐバレるしバレたらネットで晒されたりするので絶対止めましょう。とくに企業の皆さんは炎上したら命取りです。「こいつ、買ってるんじゃないのか」と思ったらUserlocalのこのサイトでID入れてみて検索しましょう。ある日一気に増えていればビンゴです。Twitterで投稿してください。わたしがリツイートします。ww
スモールビジネスに役立てるのには
上で個人の場合、一部のユーザーにしか仕事は来ないだろうと書きましたが、一部のユーザーというのは
●ルックスで勝負できる人
●ビジュアルで勝負できる人
ルックスで勝負できるっていうのはわかると思いますが、海外のモデルさんとか、売れてる人もそうでない人もみんな自撮りと宣材祭りです。問い合わせのメルアド、人によっては電話番号も記載しています。日本人でもすっごく可愛い子だったらスカウトとか来るかもよ。
「ビジュアルで勝負できる人」というのは、いわゆるキャラ弁創ったり、イラスト書いたり、お花活けたり、写真撮ったりする人たちです。ここからファンが広がり、マスコミが取材にきたり、執筆依頼が来たりするからです。
じゃあ中小企業はどうだろうというと、上にも書いたように、現在の日本のユーザーは数も少なく若い女子ばかりで、普通の店とかが投稿しても全然反応がありません。オッサンユーザーとか集めるのはめっちゃ厳しいです。
が、はっきりとパフォーマンスを出せると断言できるジャンルがあります。それは・・
インバウンド(海外からの観光客)です!!!
実は最近、自分も旅行の時に画像検索するときはGoogleじゃあなくなってます。Instagramでハッシュタグで検索しています。たとえば新島にサーフトリップに行こうと思ったら、 「niijima」で検索します。いま検索したら7724件も出ました。新しい順や人気順に並ぶのでここで行きたい場所を探す。自分がやってるんだから外人がやらないわけない。で、ハッシュタグですが、必ず英語で入れる。niijimaって英語でいれてるのは7724件ですが、新島って漢字で入れてるのは9件しかない。
みんな意味のないハッシュタグ使いすぎ。ハッシュタグって検索されるためにあるわけなので、ひとりも検索しないようなタグ入れても無意味なのです。
ちなみに日本関係では
#japan 3400万
#sushi 1322万
#japanesefood 244万
#ninja 243万
#ramen 228万
#kimono 134万
で、忍者がラーメンより人気。というより意外と外人はラーメンに興味なくて寿司が大好きです。この「外人が興味をもつタグを入れる」ことで、4億人のMAUがいいねをつけてきます。よって外国人観光客がほしいなら
1 力を入れた素晴らしい写真を撮る
2 狙い澄ましたタグをつける
3 位置情報を必ず入れる
を忘れずにやればきっと報われます。あと、動画のほうが見てもらえるはず。地方自治体とか、絶対やれよって思います。海外では観光局がみんなやってます。飲食店のかたにつきましては、大陸の中国人は遮断されているのでInstagramにはほとんどおりません。コレ見て中国人が押しかけてくることはあまり考えられないので安心してください。台湾と香港の人はたくさんいます。目立つのはアメリカに加えてフランス、ロシア、南米、オーストラリアかな。でもこれはわたしにイイネしてくるひとたちなので実際はどうかわかりません。
効果測定をする
で、投稿の効果測定を必ずする。たとえば
を使いますと
こんな感じでどの投稿が人気があったか一目瞭然です。また誰が一番なついているかとか、誰がアンフォローしやがったとかもわかります。ただしこちらもいいねやフォロワーを売りつけようとするアプリですので、誘惑に負けないようにしてください。調べられたら買ったのがすぐわかるので・・
続きもあります
Instagramでちやほやされたり、お仕事に使うためのTips【中級編】
そんなわけで、↓はオプトの人が書いた本ですが、一般論が書かれているので一読すると良いです。でもこのエントリーのほうがよほど細かく書いております。ww
Twitterと同じで先にフォロワーを獲得したほうが優位なので、今日からでも頑張ってやりましょうね。