このエントリーの前にまずは
Instagramでちやほやされたり、お仕事に使うためのTips【初級編】
を読んでいただかないと意味が分からないかもしれません。
昨日、気になる記事を発見。
Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」
「Googleで検索すると文字が出てくるし、(検索結果は)SEO対策されている。あとはスポンサー(広告)とかが上がってきて…ネットってリアルじゃない。Instagramは検索することで言葉より画像が表示される」
同席していたフェイスブックジャパンの長谷川普氏、セプテーニの佐藤光紀氏も腹の中で苦笑したには違いないが、芸能人の顔を潰すのもアレなのでスルーしたと思われます。Twitter上では「聞きかじり素人の恐ろしさ」という声が多数あがっておりました。www
Googleも画像検索できるし、日本のInstagramで広告が上がってこないのはまだ850万人しかいないし、ユーザーが偏っているので運用をしてる広告主が少ないから。もっとユーザーが増えれば広告も増え、さらにハッシュタグを広告に仕込めるので検索したら上に広告が出てきます。Googleとビジネスモデルは同じなんです。
で、極めつけは「GoogleはSEO対策してるって・・・」誰に聞いたんだ、それ www。バックリンク買って上に上がれたのは何年も前の話。いまはGoogleがいろいろなロジックに基づいて「有用である」と認めたのが上に上がるのが殆どです。現在のSEO対策は「ユーザーが見やすく分かりやすくする」ということがメインで、そうしたサイトが上に上がって当たり前でしょう。この人はググらないから分からないんだね。
ですが、言いたいことのひとつは分かる。つまり
いまや画像検索ならGoogleよりInstagramが使える
というのは非常に正しいです。Googleの画像検索とInstagramを比較してみます。たとえばパンケーキの画像を見たいとして、Googleで「pancake」で画像検索すると
Instagramだとこうです
まずGoogleの場合は、サイトでパンケーキを公開しているところから画像を引っ張ってきます。サイトの評価が高い順に並ぶわけで画像の評価が高いわけではない。芸能人の撮った写真はアメブロで短文投稿しているような場合が多く「内容なし」と見なされますのでほとんど出ません。Googleの場合の1位のパンケーキ写真は、倒産していまやドンキの子会社の長崎屋がかつて日本でやっていたIHOPというパンケーキがメインのアメリカの外食チェーンの写真でした。
これに対してInstagramは、ユーザーがいいとアクションした人気写真が最上段に9コマ並びます。この下が最新投稿。ということは
フォロワーの多い有名人有利
ってことになります。ファンが争ってイイネしてくれるしね。Pancakeは1位のはフォロワー数77万。2位は61.5万のアカウント。つまり「強いアカウントはどんどん強くなり、一般の人はなかなかフォロワーを集められないわけです。芸能人がInstagramを推すわけですよ。文章書けないレベルでも注目を集められる。
ネイルとか、オシャレとかビキニとか、釣りとか、なにか興味があるものがあって、画像で気に入ったものを探したい人には最適のソーシャルメディアと言えるでしょう。
で、本日は「一般の人でもこうして頑張ればフォロワーを集められるよ」ということについて解説します。
わたくし本格稼働して1ヶ月ですが、やっとこそ1300人まで来ました。後述しますがフォロワーの増加率がかなり上がってきました。面白いのでテストを繰り返してます。苦労のあとが分かる方は見込みありますよ。フォローして下さいねっと。なんでいまさらやってんのかというと、クライアントでもInstagramの運用をしないといけないところが多くなりまして、ノウハウの蓄積をするためなのでした。
https://www.instagram.com/isseki_nagae/
あと
「ファッションショーに来て、ギャランティーを払うのでInstagramにアップしてくれないか」という打診を受けた。ビジネスとしてInstagramを利用できることを確信したという。
これはきちんと「仕事で行きました」と書くならよいが、そうでないなら明確なステマなんで、芸能人がお金もらってやってるとしたら大問題です。実際には購入していないのにInstagramに投稿する行為は、軽犯罪法に抵触する可能性があるので、お金をもらっているなら「テストを依頼されてやりました」とか書かないといけない。
アメブロでオバカ芸能人が大炎上したのを繰り返さないように事務所は注意しましょう。アメリカではスポンサー一覧を明記して画像にスポンサーをタグづけているスポーツ選手がけっこういます。これならみんな分かる。
あと、面白いのは自分はここの宣伝してるので自分のプロモーションコードいれて買ってくれると割引あるよって書いてるアカウント。これはアフィリエイトの新しいやり方ですね。
芸能人も楽じゃなくて、日本だと奈々緒が怒り狂ってたらしいけど、芸能人の投稿にコバンザメのように投稿するスパムがある。ステマ文化の日本で顕著です。
主に馬鹿女子を釣るためと思われるが「ミースシェイプ」「アーチルダイエット」とかの商品扱ってるとこがスパマーです。ここで晒す。
奈々緒さんも怒るより、スパム投稿見つけたらアカウントをすぐ右の「報告する」からみんなでスパム報告してねって書けば良いのです。ファンがみんなでそれをやればアカウントは凍結されまくりになるはず。顧問弁護士から「仕事でやってるんだから威力業務妨害で訴えるぞ」と内容証明出してもらうのもありかも。
あと、アメブロでは芸能人がブログを書くとサイバーエージェントからアクセスに応じて報酬が支払われます。Instagramはそれがないので、事務所としてはアメブロを一所懸命にやりなさいって言うはずだと思います。よって、アメブロみたいに芸能人勢揃いはないと思います。
ハッシュタグを使いこなせないとフォロワーは増えない
さて、GENKINGがどうしてフォロワーを84万人集められたかというと
単に芸能人だから
です。アメブロの芸能人の真似した短文ブログで毎日「アレ食べたよ」「今日は仕事です」って投稿しても全くアクセスが来ないのと同様、芸能人の真似しても全然ダメです。GENKINGの投稿見ますと
ハッシュタグをほとんど使っていませんよね。これでフォロワーが付くのは単にテレビに出ていて有名だからです。はい。素人は真似しないように。
GoogleのSEO対策に匹敵するのが、Instagramのタグ対策です。タグで検索する人が多いため、みんながたくさん検索するタグを付けて投稿すると、検索結果に上がって、他人の目に触れる事が多くなります。しかしろくでもない適当写真に人気タグを付けて投稿しても、みりゃーわかるので誰も見に来てくれません。つまりInstagramの極意は
みんなが拡大して見たくなる画像に
必殺のハッシュタグを付ける
ということにほかなりません。画像がズラズラっと並ぶので、興味をもたれない画像はいくら上がってきてもスルーされます。さらにはスパムのように関係ない人気タグをたくさん付けて投稿すれば、ウザいのでブロックされます。そういう意味ではGENKINGの言ってる「選りすぐった写真を投稿する」というのは正しいのです。Instagramでたくさんの人にフォローしてもらいたい場合、それ用の写真を撮るべきなんですね。適当なのを上げるのはマイナスにしかなりません。
どんな写真を投稿すればいいのか!!!
これはブログでアクセスを取るのと同じです。分かってない人多すぎ!!
ひと言で言います。
みんなが見たい写真を投稿する
ことです。これだけ。自分ちの子供の写真を延々と上げても、ほとんどの人は知らない他人の子供の写真には興味ないからフォローしません。で、友人ばかりのフォロワーで全然増えない。カップ麺とか本当に意味ない。飯写真を上げるなら「どういう人がそれを見たいか」と考えてあげないといけない。どこでもフツーに食べられるものを上げてる人がいても、あなたもフォローしないでしょう?
奈々緒が自分の入浴写真を投稿してるとニュースで見て、「すっごいセンスある」と思いました。マジです。
つまりは「顧客視点」です。まあ、自分の日記代わりで別にフォロー数増えなくてもいいよという方は、LINEのタイムラインと同じ感覚で投稿してもいいと思います。ww
結論から言うと、趣味がないとInstagramはきつい。Facebookよりさらにリア充向けではないかと思います。
外人のアカウントに共鳴してもらうのが大事
前にも書きましたけど、全世界ではTwitterぶち抜いて4億人のMAUを誇るInstagramでも、日本ではまだたったの850万人しかいません。しかも大半のユーザーは「芸能人のファン」であり、芸能人を追っかけてるだけで、自分で検索しない人たちだと考えられます。
フォロワー数を増やしたい場合、上記のように「いい写真と必殺のタグ」がキモなわけですが、タグの付け方が分からない場合、自分と同種で、フォロワー数が多くてフォロー数が少ない外人を探し、そのタグの付け方をマスターします。← ここがキモ
有名人とか芸能人は勝手にフォロワーが付くのでタグを付けてない人も多いので、自分がよく投稿するジャンルについてはリストを作ってメモに貼って置いてもいいと思います。誰も検索しないようなハッシュタグじゃダメだし、さりとて多すぎでも最新がどんどん上がってきて埋もれます。たとえば「××」というタグより「××lover」のほうが反応良かったりします。検索のビッグキーワードと同じですな。
話を戻します。なんで外人の力を借りないといけないのかというと・・・
ハッシュタグ検索ではなくてフツーに虫眼鏡マークから「最新投稿、人気投稿」が一覧で出てきますよね。ここのロジックを見たら分かります。
「フォローしている人によるおすすめ」
「いいねと言った写真によるおすすめ」
の2種類があります。「フォローしている人によるおすすめ」というのは、フォロワーが多くなれば露出が増えるって事ですよね。さらにインフルエンサーにフォローしてもらうと威力はかなり大きいはず。
また、「いいねと言った写真によるおすすめ」というのは、1回いいねさせると、同じような写真を投稿するとその人にまたお勧めされるって事です。
上記のように、いいねはフォロワーが少ないうちは、検索していて絶対数の多い外人のほうが付けてくれやすいのです。そしていいねが増えると人気投稿に上がりやすくなる。ここで気をつけないといけないのは、LINEみたいに日本人の知り合いとだけしかやりとりしてないと、オススメは次第に日本人だけになっていきます。こうなるともう少ない日本人の間でしか自分の情報が流通せず、フォロワーが増えない。同じ趣味の外人をフォローしたり、いいねを付けていきましょう。
いいねの付け方のポイント
いままで説明したように、いいねを付けてあげたり、フォローすると相手にはメリットがあるわけです。中にはいいねつけてあげるとお返しにいいねを付けてくれる人もいますよね。ただしこっちの写真がいい場合のみですが・・www
自分もいいねしてくれた人をちょくちょく見に行くんですが、いいねしたくてもできない写真ばっかりの時は困ります。いいねしてしまうと次の推薦はそれに準じたものになるので、ラーメンにいいね押したらラーメンばっか出るようになるからです。なので興味のない写真ばかり上げられているとUターンです。
「自分と趣味が同じ人がいい写真を上げていた場合」は、いいねをしてあげたりコメントすることでお返しに来てくれる可能性があるわけです。しか〜し、芸能人とか有名アカウントはいいねが何万とかつくので、こっちを見に来てくれる訳がありません。
なので人気アカウントの写真にいいねするのは、単純に写真が良くて、同様のものがたくさん出てくるようにしたい時でよい。が、いいねが数十レベルの人だと、こっちがいいねすると相手も見に来てくれている確率が非常に高くなる。この作戦はなかなか有効なのですが、だからといっていいねしまくるとスパムアカウントと見なされて、アカウント凍結されるケースが多いようなので、あくまでも「自分がいいと思う写真のみ」にいいねしましょう。たぶん裏でスパムを判定するロジックが走っていると思います。
興味のない投稿をするアカウントを付き合いでフォローしない
最初に登録するとFacebookの友人からインポートされるので、そのままフォローしている人が多いですが・・自分が興味のないジャンルの投稿をしている人をフォローしていると、きちんと運用できなくなります。
というのは、オススメに「フォローしている人によるおすすめ」が出てくるからです。自分はその人の子供に興味ないのに、自分の子供ばかりをあげてる人をフォローすると、自分のオススメには子供ばかりが出てきます。www こうなりますと、本当にフォローしたり、いいねしたい写真を探すのが難しくなる。よって、付き合いはほどほどにしておきましょう。
本日はまあ「中級編」の下くらいでございまして、会得したノウハウはもうちょっと広範囲であります。
ご希望がありましたら続編を書きますが、まずは↑までマスターしましょうね
この間、種子島の「甘露」って焼酎が美味いって書きましたら「むちゃくちゃ美味かった」という声をいただきまして嬉しい限り。こちらは甘露の黒麹版でさらにすっきりしています。昨晩はこれ飲んでぐっすり寝ました。石鹸は食わずに済みました。