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2 分析力や思考力を高めるために
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5 「お客様の声」の活用法
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さて、ウェルク問題ですが、4日目に入りますが、昨日から大きな動きがありました。
永江さんが問題提起をしている医学デマサイト「Welq(ウェルク)」について、都の健康安全部と相談しました。私が指摘するまでその存在を認識されていなかったのですが、すぐに調べて強い危機感を持って対応を検討して下さっています。方向性が見えたら、追ってご報告させていただきます。 https://t.co/d7AA1fCz9R
— おときた駿(東京都議会議員 /北区選出) (@otokita) 2016年11月28日
永江砲のあと、音喜多砲発射。
実は東京都の薬事などの担当は非常に使命感が強くてきちんと仕事しています。ネットショップでここの指導を受けた所は多いはず。しかし「情報サイト」の位置づけのものまでは監視していなかったらしく、あまりのひどさに震撼したでしょう。健康被害に直結する問題ですので国と連動して対処していただけると幸いです。
また、薬剤師さんとかお医者さんからも激励のメールを頂いています。多くは「患者さんからこの薬は副作用があるでしょう、ウェルクに出ていた、といわれて困っていた」「ウェルクではこんな風に書かれていたので見てください」のような患者さんが増えて、いくらそれは誇張やデタラメだと説明しても分かってもらえずに困っていたというものです。レガシーメディアも取材に入っているようです。
Yahoo!のBuzzFeedが
DeNAの「WELQ」はどうやって問題記事を大量生産したか 現役社員、ライターが組織的関与を証言
という素晴らしい記事を公開。いままでWebメディアとして同列に扱われることにじくじたる思いがあったでしょう。「メディアっていうのはネットで貧乏ライター集めて二束三文で他人の文章盗んでそれでつぎはぎしてつくるもんじゃねえんだよ」とばかりに、外部のライターはおろか、内部の社員にも取材してマル秘のやりとりまで公開。グーの根もでないくらいの記事です。こちらも東京都の担当者に連絡済みです。内部にも強い危機感を持った社員がいて、義憤に駆られていたと言うことが分かってほっとした。全員が泥棒ばかりじゃなかったんだ。
BuzzFeedが証拠付で明らかにした内容は
1 いままで誰でも記事を書ける「キュレーションメディア」ということで記事の内容には責任を負わないと公言してきたが、実際には内部からの細かな指定の元で記事の発注が行われていた。
2 バレないようにパクリの方法を詳しく指示
DeNAはこのマニュアルで、記事の執筆時に「参考」にすべきサイトを案内している。本文をそのままコピペするのは禁止し、「文章が重複しないようにご自身の言葉でリライトをお願いします」と、引用ではなく、わざわざリライトを指示している。記事をどのサイトから引用しているか追跡を難しくするためだと見られる。本来は引用であるのに、引用でないかのように見せかける悪質な行為と言える。
盗みの方法を教えてこうやって盗んでこいと・・・・さらには分からなくするためにこうやって偽装しろまで。これって著作権侵害という犯罪を行わせる行為です。転載許可とってお金払うなりすればいいのだが、それじゃ1日100記事とか無理だから採算性重視なのだ。
入社した社員に違法行為と告げずに業務をやらせる罪 弁護士ドットコム
違法行為かも知れないと知っていたのに、適法行為と騙して、違法と知っていれば働かない人を働かせていたものであり、労力を騙し取った詐欺罪が成立する可能性があるのではないかと考えます。この点の刑事告訴ができる可能性が在ります。
3 Welq以外のcuta、iemo、meryなど他の9つのもすべて同じ手法
クラウドワークス経由でDeNAに採用された外部ライターのCさんは、グルメ情報を扱う「CAFY」、出産や育児に関する情報を扱う「cuta」で執筆した。CさんはCAFYで、食べログなどに掲載された文章を「リライト」して「●●駅のランチ10選」といった記事を製作した。「コピペにならないように、という指示がありました。たとえばお店の住所の表記を変えたりとか」一方のcutaでは、育児や料理、医療に関わる記事を書いた。医療の記事は、WELQと同じく、断定表現は避けるようにとの指示があった。「(DeNAは)危険であることがわかってやっていると思います。題名も構成も決めているのに、記事の責任をライターに押し付けるような態度には不満を感じました」WELQがSEOで成功した後、他のメディアも記事1本あたりの文字数を増やすようになった。Google検索が、長文記事を優遇するからだ。「『この商品がオススメ』といった軽いテーマの記事にも、8000字を求められるようになりました。検索順位が大事なのはわかるけど、読む側の都合をまったく考えていません」
読み手の都合は考えてないっしょ・・・
すいません。良く考えると広告主側もこんなサイトに広告出していたと後で分かれば大打撃ですので、これはもう自社の都合のみ考えているということになるでしょう。
誰がこのビジネスモデルを仕切っているのか
現在のDeNAには中に知り合いがいないので(こっちが忘れていたらすまん)、なんの遠慮もなくさくさく書けますが・・・・DeNAのサイトから組織表を見ますとこのパクリWebスパム事業部の責任者はこの人だと思います。
どんな人かというと、Newspicksにインタビューが出ておりました。
今週、一番ホットな起業家が語る「次に来るメディア」
別に個人をdisるつもりはないのですが、いったいどのような発想で「低コストで他から記事をパクってきてつなぎ合わせて」「勝手にいろんな人が書いたことにして責任を回避し」「アフィリエイト収入はがっぽがっぽ(welqって月5000万って本当?)」というビジネスモデルを推進したのか興味があって読み込んでみました。(いかん、disってるようだ)
2年前の記事ですが、みんながみんな「すごい起業家だ」って誉め称えている。面白い。ww
Newspicksの中の人が「この人と働くと楽しんだろうなぁ」と書いてますけど、いまはどう思ってるか知りたいなぁ。disってませんよ。
でも私は、「そんな会社意味あんの?」「なんか、社会に還元してんの?」って思っちゃう。だって、アフィリエイトサイトみたいなものじゃないですか。
っていきなり蓮舫並みのブーメランがブッ刺さってる。この人の物言いって蓮舫とすごく似てる感じがするんですよね。奇遇なことに名字まで一緒じゃないか!!!
少なくとも医療現場が混乱するデマ撒くことが社会に還元してるとは誰も思ってくれないよ。
でもね。読んでいくとなんだかもの悲しいの・・・
――では、他のキュレーションメディアも、村田さんが言う“変化”を見据えていると思いますか?
思いません。たぶん、誰も分かってない。この1年で、「この人たち分かってるわ〜」と思ったメディアは「MERY」だけですもん。他のバイラル、キュレーションは、現状、読み物に留まっちゃっているので、“表面”しかない。“背骨”が存在しない。たぶん、今後残るキュレーション、バイラルメディアは2つか3つじゃないかな。皆が我々みたいにメディアに背骨を通さなきゃダメだなと学習して、ちゃんと作れば別ですけど。今のままなら、あらかた消滅すると思う。だって、魂を感じないですもん。
ローズクォーツ 相性が良いパワーストーンは?組み合わせは?★ローズクォーツブレスレット辞典 MERY
MERYによると、ローズクオーツつけるとシミとかシワとか治るんですって!!薬事法(現薬機法)違反どころか、心霊商法に近いね。
貧乏ライターをこき使ってパクリの原稿書きまくらせて、イミフの記事を大量生産させて、責任は回避して、それ、メディアじゃなくてWebスパムだし、背骨通ってると思ってるのはたぶんご自分だけ。いかん、disってないからホント。
このインタビューは2年前のもの。しかしBuzzFeedによると、この仕組みができあがったのは2015年。ここからは想像ですが、上場企業って短期間の結果が求められてすぐに利益を出さないといけない。最初は「背骨があってちゃんと編集しないと」とかいっていても、それでは早い結果は無理だし、そもそも「印刷メディアの編集経験」がある人材がいない。「編集」ってかなりプロの仕事なんですよ。自分たちが面白がってやっているカニ.coだってメンバー6人のうち3人が編集やライターの経験がある。わたしだって編集長やったこともあるし、Webの前はメジャー雑誌でライターやっていたので見地があるわけです。
だけどすぐに結果をださないといけない。それも個人企業ではなくて「上場企業としての結果」だから、売り上げも利益も0がふたつくらいは違うレベルです。で、外部からアフィリエーターとか、SEOに詳しい人間を招き、どんどん泥沼にはまってしまい、初志がどこかに消失していったのではないかと・・・・
そうでもなければ、こんなことしていたらいずれ叩かれるのは火を見るより明らかなのに、2年前にこんな風にインタビューに答えるわけはないと思った。
今ユーザーに求められているのは、記事の圧倒的なクオリティ。 記事を量産しよう、というそれまでの媒体の方針から、高いレベルで「量」と「質」を担保する方針へ、転換すべきなのではないか。
いや、「質」捨てて「量だけ」になったと思うんですけどね・・・・
まあ、ひとそれそれだし、信じるのはあなたの自由です(DeNAのマニュアルから)。www
で、いまこれを読み始めましたけど、弁護士の観点からデジタル時代の著作権について判例を含めて詳しく延べられてます。パクリやってるアフィリエーターさんも読んだ方がいいと思う。いずれ近いうちにソフト回してパクリを発見し、弁護士から請求書が送られてくるビジネスモデルが確立されると思います。過払いローンの次にブームが来るかも。これについてはやり方を後日書きたいと思います。
いままでの流れです。
DeNAがやってるウェルク(Welq)っていうのが企業としてやってはいけない一線を完全に越えてる件(第1回)
【告発も追記】やってはいけない一線を越えたDeNAのウェルク(Welq)をとりあえず直ちに閉鎖すべき理由(シリーズ第2回)
東大薬学部五十嵐准教授がDeNAのウェルク(Welq)をさくっと検証した結果(シリーズ第3弾)