たまには、中身のあるブログ書きます。w
サービスとか開始して、最初にどうやって集客しようかなと考えるわけです。そこそこネットで有名なフォロワーの多い人が「こんなサービスはじめました」って告知するとそこそこの人は見に来てくれます。自分の場合だと数千人は送客できますが、これがホリエモンなら万単位でしょう。
しかしフォロワーには偏差があるから、「10代女子向けのサービスを開始したよ」とかリリースしても、ターゲットはほとんど見に来ない。見に来るのはオッサンばっか。そんなんは藤田ニコルあたりに依頼してくれ。
要するにソーシャルで告知と言っても簡単ではないってこと。ターゲットに広くリーチするアカウントでないと意味がないわけです。これがいわゆるインフルエンサー・マーケティングというやつですね。
ところがインフルエンサーは本当にいいなと思うものは頼まなくてもシェアしてくれるが、逆にそうでもないものはお金もらっても断る。自分もけっこう頼まれるがいいと思わない奴はシカト。だって変なの投稿して自分の価値を下げたくないですから。金くれればなんでも拡散してやるっていうインフルエンサーがいたら、フォロワー数20万だが、フォロー数も20万だったりのナンチャッテです。
では、どうやって集客するのか。自分がインフルエンサーでない場合は、
1 コンテンツマーケティング
2 ネット広告
の2種類になるわけです。
この使い分けをどうするかという質問がよくメルマガで来るので、本日はこれの丁寧版です。
コンテンツマーケティングとは
まず、基本的なことですが、サイト内に有益な情報を用意し、ユーザーに見てもらうのがコンテンツマーケティングです。
この場合、SEO、つまり検索から来る場合と、ソーシャルで共有されてくる場合と大別して2つです。この違いですが・・・
コンバージョン
【検索経由】
○自分で調べてくるのでコンバージョンにつながりやすい
【ソーシャル経由】
○たまたま見かけてなのでコンバージョン率は低い
成果がでるまでの時間
【検索経由】
○大きなキーワードの場合、相当に努力しても上位に出るにはかなりの時間がかかる。下手したら年単位
【ソーシャル経由】
○バズれば一瞬で多く来るがすぐに来なくなる。バズらないと誰も来ない
ということになります。検索は一度上位に上がれば安定した流入(自分のクライアントでビッグキーワードで1位になってそこからの流入が1日数千人、問い合わせが毎日数本という例もあります)とコンバージョンが期待できるが、それまでの努力が大変。しかしソーシャルはそもそもバズるにはみんなに面白いと思ってもらうことが必要だし、効果はそれほど長く続きません。もちろんバズることでいろんなブログなどで紹介されてバックリンクを得て上位に上がってくることはあるし、ここを狙うことも可能。
ということで、コンテンツマーケティングを行うときにはいろいろな目的の記事を組み合わせていくわけですね。
ネット広告の考え方はこんな感じ
定額のバナー広告は費用対効果が悪すぎるので、いまのネット広告はどれもある意味アフィリエイトですが、GoogleのAdSenseやFacebook広告のようなクリック課金のものと、成果報酬のアフィリエイトがあります。
アフィリエイトは出稿側の商材がターゲットにバッチリの場合は非常に効果的で、アフィリエイト広告経由で月間数億以上の売り上げがたっている企業もたくさんあります。しかしこの広告モデルの最大の問題は
選ぶのはメディア(媒体)側
ということです。たとえば自分がこのメディアに広告出したいと思っても、向こうが「これなら儲かりそう」と思わないととダメなのです。これが雑誌などの印刷物やテレビ・ラジオなどの旧メディアとの差です。成果報酬型なので、「成果が上がりやすい」「儲かりやすい」広告主を優先にします。現在かなりの収益を上げているメディアは、その広告を外して新規で実績のない広告を入れるのはリスクだからかなり慎重です。ここで成果報酬ケチったり、成果が出にくい設定にすると誰も広告を入れてくれない。あ、ほとんどアクセスのない糞レベルの人たちは分からないので入れてくれます。w 効果はでないけど。
なのでアフィリエイトは、かなり内容を絞ってメディアに掲載してもらえる努力が一番肝心なのよ。と付け加えておきます。
この点、AdSenseは金さえたくさん出せば、オークション形式になっているのでどんなサイトにも出ます。ただし無尽蔵にお金が必要です。クリック保証なので成果に結びつかなくても金だけが出ていきます。
しかしAdSenseはかなりちゃんと運用しないとペイしません。利益単価が高いもの、定期購入でずっと買ってくれるものはひとりの見込み客を誘導するのに5万円でもいいわけですが、普通に物販やブログへの誘導だと普通にペイしません。内容にもよるけど、1コンバージョンあたり数千円〜万単位というのが常識でしょ。
コンテンツマーケティングとネット広告の違い
たとえば200万円の予算があるとします。これをどう使うか。
さっきのように
コンバージョン
【コンテンツマーケティング】
○検索経由はコンバージョンにつながりやすい
【広告経由】
○検索経由のリスティングは検索経由と同じ。リタゲはそれより落ちる。
成果がでるまでの時間
【コンテンツマーケティング】
○大きなキーワードの場合、相当に努力しても上位に出るにはかなりの時間がかかる。下手したら年単位
【広告】
○金さえ払えばすぐに誘導できるが、ビッグキーワードだとあっという間に予算消化
という感じで、すぐに効果を出したいなら「広告」ということになります。しか〜し、ここで大きな差があります。
広告効果は一瞬
コンテンツは成功すれば一生
という奴です。一生はあり得ないが、長い時間を掛けて熟成した良質なコンテンツは、検索上位に出てくればずっと客を連れてきてくれるのです。ということで、同じ200万円をかけるなら、わたしならコンテンツマーケティング一択ですが、広告費がたくさんあってすぐに結果を出さないといけない大企業とか、利幅がでかい時は広告もいいよねと言っておきます。
ただ、最後の忠告ですが・・・
コンテンツマーケティングといいましても、内容の薄いどーでもいいものとか、去年まで盛んだったクラウドライターにパクらせまくるやつとかは、Googleさんも猛速度でチューニングしているのでどんどん下げられているし、いずれ上位にはでなくなるはずです。200万円の予算でも本当に内容の濃いいいものを上げようとすれば1記事500円どころかその100倍かかります。
外部のSEO業者に記事を丸投げとかあり得ないし(前にカスカスの記事で埋められたのは見たことある)、かなりの手間を必要とします。要するに「簡単に済ませたいなら金はかかるがジャブジャブ広告」「効率を良くしたいならのたうち回って血の汗かいてコンテンツの拡充」の二者択一というわけです。
生きてくのも大変だぁ〜
読んでないのですがAmazonでコレが売れてました。