Photo by Isseki
本日は単なるエッセイです。
昨日に公開したnoteが最近では記憶にないくらいのヒット。
2017年第43号 10/25発行 永江一石の「何でも質問&回答」note版 わたしの「人生変わった」エピソード
内容ですが・・・
1 働いている会社の経営が心配。いま取るべき行動は?
2 自分に向いている仕事・向いていない仕事
3 キャズムの向こう側の方は全て切るべき?
4 民泊仲介業を成功させるには
5 なぜわたしは灘中を中退したか
6 わたしの「人生変わった」エピソード
なんと・・・・今見たら、3と4以外は全部人生の進路的な話だったのに後から気づく・・・・。
自分は人生相談の人じゃないし、波瀾万丈に過ごしてきたけど取り立てて人生に成功したわけでもないので、コンサルタントに必要な「成功事例」ってやつが数少ない。超人ロックじゃないので人生は1回しか経験できない。これが10回くらい輪廻転生できたら人生設計のコンサルができるのに。惜しい。
しかしまあ、それでも伊達に年食ってるわけじゃないんだろうということで、皆さんの参考になればいいと思います。
で、昨日の回答の中で一番言いたかったことがこちら。
何歳からでもやり直しはできる
ってことなんです。希望の党の皆さんにもこのエントリーを読んでいただきたい。w
自分が人生で方針転換したとき
これはもう波瀾万丈の人生ですから、いままで何度も方針転換してます。
転換1
最初はまず中学1年。これはメルマガの5です。
子供の時はこの年で言うのは馬鹿ですけど勉強が非常にできてたので、自分は将来は学者になると思ってました。ww
ところが灘中に入ったら自分はカスだった。これじゃ学問の世界でトップは無理だと子供ながらに判断して心が折れました。
で、中、高は遊びほうけて「自分の優位性はなんだろう」を考え、「たぶんアイデアじゃないかな」に行き着いたわけです。アイデアを活かすにはどういう職種かな、とガキながらに考えて「建築家になろう」と大学は建築学科です。
転換2
が、大学2年から近所にあったスーパーゼネコンの研究所でバイトしました。ところが働いてる方達を見るとかなり地味だし、独身率が異常に高い。それはおいといても、大学の授業ではいまはPCで図面を引くと思うが当時は手で描いてて、綺麗に書く方が点数が良い。ここでめげました。そこで就職の時は建築関係は一切回らず、リクルートに何も考えずに入ったわけです。
転換3
このリクルートも、リクルート事件の前あたりになると社内の空気は重くよどんでどうにも楽しくない。そこで起業して編集や広告のプロダクションを創りました。大手自動車メーカーのカタログや広報誌の編集をしたりしてけっこう儲かりました。が、ベッコアメが日本で個人用のインターネット接続サービスをはじめたとき、「コレダッ」と思って一気に方向転換しました。
転換4
ネットブームになり、ホリエモンと一緒に賞を取ったりしたとき、東証マザーズができて上場ブームになり、VCとか大手企業からオファーが山のように来て決断。資本金を3億まで増やして上場準備にはいった。
転換5
ところがリキッドオーディオ事件が発生。一気に市場は冷え込んでにっちもさっちもいかなくなった。資本金が尽きて債務超過になるまえに数社からオファーがあったけどホリエモンのライブドア(現LINE)に買収されました。
転換6
ライブドア事件の前にはやはり社内のムードがかなり悪くなり、やる仕事もなくなってきてしまった。よってここで2回目の起業。実は大手企業の子会社の社長やらないかとか、うちに来ないかと言われたのですが、会社をもう一回やるのも懲りたし、常勤サラリーマンはもう嫌なのでありがたく辞退・・・・
転換7
3年くらいはやりたい仕事だけして、遊んでました。貯金は減ったけど食うに困るまではならなかった。しかしいつも言ってるように3.11で自分も愕然として、人生コレでいいのかよと思ってリスタートして現在に至ります。実はソーシャルちゃんとはじめたのは震災後です。考えたら自分の人生は転進ばっか。ww
転進するときのポイント
これ、実は簡単なようでいて難しい。起業して失敗して行方知れずの知人もたくさん見て来ました。そんな自分が失敗から学んだ事は
◆損切りは早い方が良い
ほんとこれ。ダメかなと思ってるのに手を打たず、ズルズル行くとにっちもさっちもいかない状況になる。会社が潰れてから転職活動しても足元見られてまともなところにはいけない。メルマガ回答の1に詳細書いた。
損切りするならダラダラしてないで一気に!!が基本です。
◆自分の得意分野で行く
全く向いてないのに金になるからと就いた職業くらいキツいものは無い。飛び込み営業だって楽しい人には楽しい。自分に向いている職業は楽しくてしかたないから頑張れる。これがメルマガ回答の2です。
コレに加えて「絶対自分はやれる」という自信といいますか、暗示を掛けるのも大事です。できると思ったらできるしできないと思ったらできない。仕事だって嫌だ嫌だと思っていたら本当に嫌になる。マイナス思考でいかずに常にプラス思考。このあたりが大事かなと思います。
そんなわけで、自己啓発みたいになってきたのでここで切り上げます。