ダメな地方の観光行政を「あんたらはアマチュアのスタンスだからなの!」と説教してみる

2018年3月7日

本日はメルマガとnoteの日。noteは単体だと108円ですが年間のマガジンだと3980円なのでかなりお得になります。マガジンがオススメです。w

 1 Web制作業界で生き残るためのスキルとは
 2 サイト制作において最も大切なこと
 3 育児とネットショップ運営を両立するために
 4 替えのきかない人材になるには
 5 わたしが保険の法人営業をするなら
 6 在宅勤務の事務員への報酬相場について

です。まぐまぐ!または、スマホで読む方はnoteでお買い上げいただけます。関係ないですがついでにInstagramもフォローしていただけると喜びます。フォロワーがやっと6000人超えました。

さて、以前書きましたけどわたしは東京生まれではございません。両親は神戸と西宮出身で、父は金属の技術者で、今の住友金属の新潟県上越市(昔は直江津)の工場に勤務していたのでそこで生まれました。ネタにしている灘中は下宿していてたわけで、そのあと中学生の時に東京に父の転勤で出てきました。よって血筋的には関西人かな。

上越市には生まれ故郷として特にたいした感情はないのすが、電通関係に勤務していた同郷の友人が帰郷して市会議員をやっています。Facebookにこんな投稿をしていました。

「あるある、地方行政」って感じなのですが、上越市はふるさと納税も「10,000円以上の寄附をされた方には市内施設の入場券を、100,000円以上の寄附をされた方には市所有施設の宿泊利用券」というピンボケのものしかなく、毎年合計で50〜255件程度の寄付しかない。もっとも1人で数百万寄付している人が複数いるので合計単位は数千万にはなってますが、地方自治体によっては何十億も稼いでるんですよ。

前にも書いたが、ふるさと納税は寄付金を集めるだけの目的で使うのは馬鹿。そういうところが金券付けたりApple製品出したりして総務省の怒りを買うのです。ふるさと納税はその自治体の目玉や特産品を全国の納税者に広く周知させるという効果が物凄い。

地方自治体に一番足りないものを学ばせるためにも「ふるさと納税」には大賛成


いろいろ見て回っているうちに、「ああここはこれが名産なのか、今度行ってみたい」と思わせるのが上手な自治体がある事を知った。おそらくそういうところは観光施策をいうものを分かっている。単に豪華なものをだしゃ良いだろうとか、地域の業者がうるさく言ってくるからふるさと納税やってるみたいなのは気配で分かります。

今書くけど、ひどいとこもありました。たとえば佐渡。活きサザエと鮑に納税したら全然来ないので電話したら「海が荒れてる」という回答だったがそのあとすぐに送られてきたのはいいが、新聞にくるまれてそのまま冷凍してあった・・・・。新聞紙のインクはついてるわ。冷凍のサザエとか焼いたらどうにも食えたものじゃありませんでした。二度と寄付しない。

アマチュアとプロのスタンスの違い

プロというのはそれで金を稼ぐ人。アマチュアはそうでない人です。いつも言ってますが、プロとアマチュアの違いは

プロは客のため、アマチュアは自分のためにやる

ということですよね。
音楽でも映画でもスポーツでも、プロは客を喜ばせるためにやるが、アマチュアはあくまで自分のため。高校野球は選手のためにあるわけなのでバント合戦しても誰も文句を言わないが、プロ野球ではそんなもの誰も見たくない。プロの技量を見たいわけです。

良い例がオリンピックのカーリング女子で、テレビのコメントが非常に巧いのはみんな別に仕事しているし、さらにはスポンサー集めでいろいろ回ってるからだと思う。が、カーリング協会はテレビ局に「どうやって広報したら良いんですか」って聞くレベルだし、先日まで小さな会場でずっと観戦は無料だった。基本的にはアマチュアだから、彼女たちが楽しめて頑張れればよいのです。

しかし行政はどうだろう。
「観光」はその自治体が稼ぐ為に行う事業の一環です。となると、当然

観光はプロのスタンスで!!

が必須だ。
「いいものを作っていれば人が来る」
「文化、自然、歴史、民俗…を磨き上げるを目標にする」
という姿勢では「僕の詩集買ってください」って昔、新宿とか渋谷の地下街で座ってガリ版刷りの詩集売ってた文学青年と大差ない。プロ、つまりそれでお金を稼ぎたいなら

磨き上げた文化、自然、歴史、民俗を
いかに観光客に楽しんで貰うか

ということを主眼に置かないと、客なんて来るわけないからお金は落ちない。よってプロのスタンスであるならば、「どうやって磨くか」は議題にならず「どうやって客を呼ぶか」に集中する論議しか不要なのです。「どうやって磨くか」はやっていて当たり前だから。

プロ野球の運営会社が「どうやって野球を上達させるか」なんて議題の会議はやんないでしょ。そんなことは監督やコーチに任せているしプロなら巧くて当たり前の事だ。

おそらく日本の主要な自治体で観光で成功しているところは「どうやって観光客を呼んでどうやって楽しんでもらうか」という観光客目線での追求を徹底的にしているはずだし、それをしないで研鑽という自己満足で終わっている自治体には観光客は来ていないのです。

そんなわけで、ブログひとつ書くのでも「仕事につなげたい」と思って書くのと「自分の楽しみで書く」のでは内容が当然異なる。自分の場合は昔は前者であったが、いまや仕事はもう一杯一杯なので後者に変質してきております。ww

Kindleの本日のセール、懐かしすぎてついゲット・・・呪みちるさんだぁ・・・

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