UCLA助教授の津川友介先生の「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読んでトンデモから脱却だ

最近は高齢化もあってテレビでは「長生きできる食事」「××に効果がある食事」が花盛り。しかしテレビで医師が説明しているのも「最近では××という研究報告があります」とだけいって、具体的にはどんな研究なのかまったく説明がない。おかしいなと思って自分で調べたらトンデモ研究というのもあってから信じなくなった。あれってADが調べて作家が書いてタレント医師が台本読んでる、どっかの医療情報サイトみたいな感じなのかもしれん。

とはいっても、世の中に健康本、食事本は多々あり、なかには超トンデモ本も多数、というより大多数である。それに洗脳されたトンデモママがたくさんいらっしゃる。いわゆるオーガニックしかダメで調味料は毒みたいなみなさんです。山崎パンがカビないのは単に製造工程が清潔だからなのに添加物ガーとおっしゃる輩です。

「トンデモ」健康情報で家庭が崩壊した男性が語る、元妻の「変化」

しかしこうしたトンデモママさんたちは、元にしている情報がトンデモ栄養士さんや助産婦さん。はたまた金儲けの医者や業者にはめられている事が多く、なかなか洗脳が解けない。ホメオパシーまで行ってしまうともう向こうの世界の住人なので戻ってくるのは難しそうだ。www

で、Twitterでフォローしていてともにトンデモと戦ったているUCLA助教授の津川友介先生が本を出されたのでこれの電子版を献本して頂いた。津川先生は東北大学医学部卒でハーバードで博士号を取得。アメリカ最先端のUCLA(カリフォルニア大学ロスアンゼルス分校)で内科学の助教授をされています。

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事　Kindle版　1500円

読み始めて驚いた。自分の食に対する知識にもけっこう間違いがあった。この本は絶対読むべき!!!

トンデモの人たちが推していると
トンデモだと思い込む

というのにやられていた。wwww
トンデモの人たちが押していても、正しいのもあった。まあ大半はトンデモなのであるが、中には正しいのもあるってことだ。コレ、言い換えると「トンデモのおかげで正しい情報もトンデモと思われる」という凄い事実なのであった。

この本ではすべてがエビデンスによって書かれている。その論文も複数明示されている。よって「それは違うと思う」とトンデモさんに反論されたら論文データを見せて「研究結果ではこうなっている。あなたが違うというなら××さんがそう言ってるじゃなくて、主張を裏付ける論文を見せて」で話がおわる。いや、実際には宗教だからおわんないけど。www

白い炭水化物は体に悪いというのは本当だった。w

上のバズフィードの記事にも「彼女は子どものためにと、白砂糖や牛乳、化学調味料などを料理に使わなくなりました」というのがあるが、牛乳と化学調味料は別として白砂糖は合ってました。www

白米、砂糖、うどん、白いパンなどの炭水化物は食べ過ぎない方がよく、白米は明らかに糖尿病のリスクを明確に上げる。お相撲さんたち、みんなそうだもんね。パンを食べるなら茶色い全粒粉。ご飯は玄米。麺類食べるならせめて二八蕎麦(立ち食い蕎麦とかはほとんど小麦粉だからうどんです)。今後は全粒粉のうどんとかラーメン食べなさい。w　ただ全粒粉といっても全部が全粒粉ではなくて単に混ぜてるだけというのもあるので注意です。

グルテンフリーというのはまったく健康になるエビデンスはなくダイエットにも根拠が乏しいんでございます。欧米人に多く日本人には滅多にいないセリアック病の人には効果があります。最新の研究データよりのエビデンス付きで「オーガニックはほとんど意味がない」というのも面白い。

赤肉と加工肉はダメ

赤肉は赤身の肉という意味ではなくて鶏肉以外の獣肉です。
わたくし、できるだけ糖質を減らしてステーキばかり食ってるんでございますが・・・・

牛・豚肉とハムソーセージは発がん性あり

と多くのエビデンスで証明されており、肉でいいのは鶏肉だけ・・・www
特にいま増えている大腸がんには最悪・・・

日本でこれが報じられたとき、食肉加工業界は死活問題だから徹底的な反論マーケティングをしたが、国立がんセンターの日本人対象の研究でも赤い肉や加工肉の摂取量が多くなるほど大腸がんのリスクが高くなる傾向があり、データ付きで説明されてます。
ほかにも、脳卒中や心筋梗塞などのリスクも上がる模様。全部にデータついてます。