Twitterとか見てますと、「インフルエンサーになりたい」的な願望の若者を多く見かけます。w
強い影響力を持ちたい
世間を動かしたい
尊敬されたい(?)
凄い人と思われたい
人気者になりたい
など、いろんな理由があると思いますが
お前はなにをインフルエンスしたいんだ
に尽きます。w 同じ事言ってる人もたくさんいる。
いつ見てもフォロワー増やすことと人脈作ること呟いてるインフルエンサー、何をインフルエンスしたいの
— 紫原明子 (@akitect) 2018年10月6日
しかしながらぶっちゃけ、フォロワーが多い人というのは
1 有名人でマスコミに多く出ている(身も蓋もないけど真実)
2 フォローすることになんらかのメリットがある
3 単純に面白い事を言う
みたいな人が大半であり、自分はインフルエンサーと言えるレベルではないけど、巷の評価は2と3ではないか。
要するに有名人でなくて。2も3もないのにインフルエンサーになりたいと言っても無理筋なんですよ。
よって、わたしのクライアントにはこの点を踏まえて、「役に立つことをツイートしろ」「たまには面白いことをツイートしろ」と常々申しているわけです。加えて大事なのは
インフルエンサーに上手に絡む
ということが大切になります。
インフルエンサーに上手に絡む3つのポイント
自分のことになりますが、Twitterをちゃんとはじめたばかりの頃(たぶん2012年くらい)、孫さんに「これからの正義の話をしよう という本、孫さんのお父さんが書いた本だと思った」というツイートをしたところ、孫さんから「わたしもそう思った」という返信があり、リツイートが何百、何千もあっていきなりフォロワーが増えました。中には「こんな有名な本も知らないのか」というリツイートもございましたが、流行のマイケル・サンデル知らないわけないっしょ。ギャグをマジで受け止める人がいると初めて知りました。
当時増えたフォロワーがいまもいるかは知らないが、インフルエンサーに上手に絡むと一気に広まるということを会得したわけです。つまりはさりげない営業です。いまともうやってませんけどね。
ではどうしたらインフルエンサーはあなたのツイートに反応してくれるのか。罵声やいきなりの失礼なコメントは反応してくれるかもしれないが、同時にそのインフルエンサーのフォロワーから「馬鹿で失礼な奴」と認知されて大量のブロックもされる可能性があり、罵声返しのレスを貰ってもなんの意味もありません。当たり前のことですがポイントは以下。
1 引用にする
インフルエンサーには大量のメンションが付きます。あなたは1対1のつもりでも、あちらは何万人ものフォロワーが見ることを意識しますので、なんに対してのレスなのかを明確にしないとなりません。1対1でずっと意味の分からないやりとりを大量のフォロワーに見せることは意味がないからです。フォロワー数数十人とはツイートの仕方が違うわけです。
この場合、レスがしやすいのは「引用リツイート」です。そうでないとメンションはたくさんくるので何に対して言っているのかいちいち調べないといけない。フォロワーが20人とか違うのです。そんなに暇じゃない。そして引用ツイートにレスする形なら、フォロワーは何に対してのやりとりをしているか一目瞭然だしね。たまにdisって来たヤツに引用リツイートで返信すると「なんで引用にするんだ」とか言うヤツがいますが、じゃないとフォロワーが意味が分からないだろということです。インフルエンサーってフォロワーの事も考えてツイートしてる場合が多いんですよ。
2 ツイートの前後もちゃんと読んでから
これ、意外と大事なんだけど、何時間も、へたしたら何日も前に終わったツイートに今頃と思えるツイートをしてくるヤツがいる。ツイートというのは1回だけしてるわけではなく、話の前後があるわけですよ。なのにそれを読まずにとっくに終わった話にいまさらながらに出遅れ感満載のレスをしても「なに、こいつ」と思われるだけ。失礼な奴だと思って普通はスルーされます。
3 自己紹介はしっかり書く方がレスされやすい
匿名より実名。そしてどんな人なのかがはっきりわかるほうがレスして貰いやすい。自己紹介一行の「これは捨てハンか」みたいなのにはなかなかレスして貰えないのよ。当たり前だよ、人間だもの
4 気の利いたレスをしよう w
これが難しい。しかしdisのはもちろん、単純に誉めたり、Facebookでいう「シェアします」みたいなコメントははっきり言ってSNSでは無意味なのです。「相手が思わずレスしたくなる」というのが重要で、一球入魂、一撃必殺で「このコメント付けてきたのはただ者じゃない」くらい思わせることが大事です。インフルエンサーの心線に触れてそれなりの評価の高いレスをしてもらえると、そのインフルエンサーのフォロワーの中から「この人もフォローしておきましょう」という人が現れるわけです。
5 ツイートは長文のほうがよい
たった一行で気の利いたレスはできない。短歌だって31文字もあるんだぞ。一般的にTwitterは文字数が多いほうがリツイートされやすいです。
とまあ、Twitterについて主に書いたけど、これはFacebookでも同じで、インフルエンサーのフィードにコメントするということは、そのフォロワーさんの多くもその投稿を見るということなんである。で、気の利いた投稿であれば「コレを書いてるのは誰かな」と考えてプロフィールを見に来てくれます。そして前後の投稿も見て、「この人もフォローしなくては」とフォローしてくれるわけですよ。
ソーシャルの運用も顧客視点が大事!!
ということになります。無名の企業のアカウントで宣伝ばかり呟いてるのはそれが分かってない証拠なので経営も危ないと思いますぞ。
わたしのKindle本にも散々書いてますのでまだ読んでない方はぜひ