情報白書からの解説書いて、ここ数日、毎日3万人以上の訪問者数で(PVじゃないよ)、いい気になっています。ですがほかにも書きたいネタはあるので本日のシリーズでしばらく時間を空けます。
次に書こうと思っていたネタですが・・・
フォロワーさんがこんなツイート
永江さん(@Isseki3 )の情報通信白書の考察記事が面白く、自分もブログでチャレンジ。
テレワークが採用されない理由は
☑ルールがない
☑上司からの理解がないといった外部環境を挙げる人が多いので説得に使えるエビデンスを抜粋。
でも大事なのは上司からの信用https://t.co/35txJgR3Ik
— けいすけ@駆け出し勤め人ブロガー (@kamosuke0329) 2018年7月10日
やられた・・・・・ww
これ、書こうと思っていたネタだ・・・・・
そこで今回は初の試みとして、このフォロワーさんのブログを読まずに我慢して、自分としてのを書いてみようと思います。同じ事を言っているか、はたまた違うのか、入試の小論文みたいに差は出せるのか、のちほど見比べてお楽しみください。w 自分もあとで比較する。
人口減少時代にテレワークは必須
テレワークとは在宅の雇用のこと。クラウドソーシングは在宅の個人事業主なので混同しないように。
うちの社員の由良さんは、勤務して2年以上になるけど1回しか会ったことない。ww しかも職種が完全なる裁量労働制です。普通のテレワークは裁量労働制にならないから、カメラで本当に働いているのか監視したりする必要があるわけです。詳しくはこちらに書きました。
この白書ではICT(情報通信技術)によってもっとテレワークが普及すべしという立場で10数ページも割いている。相当な量である。総務省は本気なのだ!
だってテレワークが普及しないと労働力の減少が目の前に迫ってるからね。保育士育成して保育所作ってとやってたら10年はかかるし資金も相当にかかる。テレワークが浸透すれば技能を持っている子育て中の皆さんがすぐ働けるようになる。フランスみたいに「産休2年して戻っても元の地位が保証される」とか、北欧みたいに「男性も産休を1年取得が義務」みたいなことは、爺ばかりの経団連や、夫婦別姓選択制さえ頑強に反対するゴチゴチの石頭の保守議員が賛成するわけがない。
安倍さんがいう「すべての女性が輝く社会づくり」だって、実際にはテレワークがもっと盛んにならないと口先だけで終わるわけですよ。
働く側も非常にこれには興味があります。
テレワークの意味を知ってる、つまりテレワーク何それ美味しいの、という人を除く(ちなみに言葉を知らない、意味が分からない人は65%もいる。イラストやにもテレワークとか自宅勤務のイラストがない!! w)と
20代なら利用している、してみたいで55.3%!!
と、過半数が興味津々なのである。実際に企業のテレワーク導入率もこのようにじわじわときている。しかし、じわじわとしか来てない。全然どっかーんとはきていない。
ここ。「無回答を除く」となってるのがキモで、大多数の企業担当者はテレワークなんて知らない(知ってる人は↑みたいに35%だもんな)から実はこんなにテレワークを採用している企業は多くなくてずっと少ないはずだ。
で、導入した企業もこのように
8割以上が効果があったと答えているわけですよ!!
しかしそれではなぜテレワークが普及しないのかと言いますと・・・・
またこれだ。
会社のルールに上司の理解。つまりまた「経営者がわかってない」という事に尽きる。会社のルールなんて経営者が変える気になったらその日でも変えられます。
テレワーク導入に必要なものが普及しない
賢明な読者諸氏は、このあたりで一周回ってきたなと感じるわけですが、テレワークの社員と会社がコミュニケーションとるためには、先日から散々言っているビジネスICTツールを使っていないといけないわけですよ。www
裁量労働制なら社員の働きぶりをチェックしないでも、社員は与えられた仕事をきっちりとこなせば済む。が、前にも書いたように裁量労働制が認められているのは厚労省が認めた19業務の専門職のみ。これ以外を認めると実は労働者側に物凄い負担で超ブラック雇用になってしまう。できないならできるまでやれとか、勤務時間も関係ないことになるわけ。だから、テレワークの社員を入れるなら、会社側もそれ相当の用意が必要です。
はい、ここで一周回って詰みました。ww
このエントリーから読んだ方は
を読んで貰うとその理由が分かります。
総務省もこれは分かっていて、202ページからはテレワークがこれからの働き方を変えると別立てで説明しており、シニアの再雇用のためにはICT教育が必要と説いています。でだ。
高齢者雇用よりテレワークに補助金出した方が効率的じゃね?
ということに気づいた方が良い。
いま、どこの企業も人材不足で特に若い世代は完全に売り手市場である。これだけ若者が減ってきているのだから当たり前だ。で、前出のように20代はテレワークの希望者が非常に多い。子育てもちゃんとしたいし、昔のように会社に束縛されるのは本当にイヤなのだ。テレワークを本気で導入すれば、若い世代に大きくアピールするのはわかっていても、爺経営者や管理職がビジネスICTの導入に消極的ならば、これの導入を補助金付けて推進する。
テレワーカー増える → その前にビジネスICTの導入必須
であるから、補助金はそれに充当されるだろうし、補助金の使い道を限定すれば良いの。成功した企業は採用にも効果が出せるし、これが一気に広まれば出生率も上がる可能性がある。パソコンスクールにDQN爺が通う補助金なんか出すより、まったく効果的なのは間違いないところです。
野田聖子氏に起きましては、いままでの総裁選と違い、「こうすれば日本は再生するという具体策」をもって挑まれると国民の支持率はぐっと上がると思います。抽象論にはみんな飽き飽きしてますよ。
で、書いたあとはフォロワーさんのブログ読んでみたら、出だしは同じだけど結論がだいぶん違いました。w
テレワークの専門書はまだ少ないけどこのあたりが評価高いです。アンリミテッドだと無料なのでとりあえず読みました。