徳島市も大塚家具も同じ穴のムジナ。顧客視点が完全に欠如

2018年8月15日

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テレビで散々やってる徳島の阿波踊りですが・・
テレビは掘り下げずに「市長が赤字対策で総踊りを中止。それに反発した観光協会が単独で総踊りを決行と報じていますが

徳島の阿波踊りが「イベント地獄化」した理由観光客120万人超、補助金投入でも大赤字の謎

運営側が、ひとたび赤字補填のために補助金や委託事業をもらってしまうと、それが当たり前のようになり「補助金や委託事業ありきの運営体制」になってしまいます。さらに何をやるのにも補助金をあてにして運営する人々ばかりとなり、「稼ぐプログラム」を考えられる人材が運営組織内からいなくなります。結局、集客の核となるイベントや集客施設を支える事務局は、補助金漬けでも大赤字に。その一方で集客した人たち相手の宿泊業や飲食店、メディア事業などを営む事業者は儲かるという「フリーライド(ただ乗り)構造」が成立。政治的にも「行政が赤字を支えるのは仕方がない。民間が儲かるのだから」と支持してしまう。

自分を含め、東京の人は徳島市にも、静止を押しきって踊った踊り子団体にも冷ややかな目を向けていると思います。4億2000万の赤字は徳島市民が払うのならまだいいが、徳島市の年間予算978億7000万円のうち、市民税は402億7471000円と半分に満たない。国庫支出金189億5017万9000円という国税が投入されている。地方交付税81億2600万円も渡っている。

要するに東京都民などの都市部の住民が納めた税金が地方に回っているのである。徳島に限らず地方が自分で財源を確保できるのは3割程度だから、「税金で赤字を補填すればい」とか気軽に考えるのは止めて欲しい。あなたたちはその赤字の3割しか払っていないのだ。

で。いろいろと報道を見ていると、少なくとも市長は「赤字をどうやって解決するか」という手は良し悪しは別として打ちつつある。しかし市長に反発して踊りを強行した「阿波おどり振興協会」を伝えるマスコミは、市長が総踊りを中止してチケットの販売を平均化しようとかいう点に反対して強行。「体制には負けない」とか「副市長や実行委員会は帰れ」とかいう協会長を報道して本人も英雄気取りの感じが伝わってくる。

4.2億の借金はどうするつもりなの

である。自分たちは踊りたいから踊る。止める者は体制のエゴだ。借金なんか知るものか。なんでしょうか。その借金の大半はあなたたちの税金じゃなくて国民の税金だよ。

代替案も出さずに反対しても無意味だし信用されないという話(政治でも仕事でも)

ここにも書いたけど、反対、反対で代替案も出さないのはまったく無意味。市がいきなり相談もせずに中止を強行したっていうけど、その前に自分たちからはなにか提案したのか。使途不明金があるという報道もある。大半の赤字は設営費だというから地元の土建屋の懐にはいってるんじゃないのか。徳島新聞が悪いというなら、なぜ観光協会はいままでそれを放置したのか。

赤字でも税金で補填してもらうからいい

と考えていたわけだから、同罪でしょ。
自分たちは踊りたいから踊る。借金は国民のみなさん、よろしく
じゃ、分かってる人たちは納得しませんよ。

自分がこの会長さんなら、総踊りを1箇所ではなく、少しでも借金を返すために踊り子さんたちは大変かもしれないが、全部の会場の前で時間を変えて総踊りのエレクトリックパレード形式にするとか、いろんな対案を市長に持ちかけると思う。「一緒に借金を返しましょう」という姿勢が全くなくて「俺たちから阿波踊りを取り上げるのか。借金なんて知ったことか」という野党みたいな対立構造なら話し合いになるわけない。

大塚家具の客離れと同じ構造が徳島に訪れる

大塚家具はすでにビジネスモデルが時代遅れである。が、それに拍車をかけたのは親子対立である。

大塚家具もパイオニアも、ビジネスモデルが今の時代に合わなくなっただけの話


お父さんが娘に1回譲った経営者の座を奪還しようとせず、協力して頑張ろうならこれほどまで急激に経営は悪化しなかった。
高級家具というのは結婚や新築の人生の大イベントの大きな時に買うものだ。なのにわざわざ親子で敵対しているところで買うものか。縁起が悪いだろう。

阿波踊りだって同じ。
お盆の高いさなかに徳島にいってお金を落とそうという人たちは、イベントとして徳島に行くのである。徳島新聞が調べたら、神戸からの客が多い。関西圏ではお金持ちの居住地域だ。

今年のチケットの販売状況は芳しくなかったというが、総踊りが中止という決定があったからではなく、「わざわざ喧嘩してるところなんて行きたくない」という観光客の意志だと思うんですよね。

市長も観光協会も阿波おどり振興協会も徳島新聞も、早急に借金をどう返すか建設的な案を持ち寄って合意しないと、来年もまたもめていたら報道も「まだもめている徳島阿波踊り」になって、大塚家具と同じく誰も行かない地元の踊りマニアだけのイベントになると思うんだよね。「市長に勝った」とか低レベルの自慢している場合じゃない。

それにも増して、たった4.2億。いままで一銭も払わないでイベントにただ乗りして設けていた設営業者、飲食店組合、宿泊業者、そして踊り子さんたち、徳島出身の有名人が寄付くらいしろよといいたい。ちなみに徳島新聞は「阿波踊りの未来へ振興基金提案 徳島新聞社、市に3億円寄付の方針」ということだから、残りはたったの1.2億。それくらい商店街と宿泊業者で10万ずつ出せばすぐだろと、東京人は考えます。なんでこういう動きをしないのかマジで謎なんです。

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