いまからかれこれ8年も前。まだライブドアにいた頃、まだガラケーしか無い時代に周囲の友人に「Appleは将来絶対携帯出すよ。そしたら死ぬほど売れるから」と言いまくっていたので、久々に会った友人から「永江さんって予知能力あるのかと思った」と言われた私です。エヘン。予知能力は無いですが、先見の明は少しはあります。
で、当然ながら、iPhoneでてから3G→3GS→4→4Sと順調に進んできて、さらにはテザリングのデータ通信専用のSIMフリー3GSまで持っての二刀流である。3GSは普通のSIMなので海外に行ったときに現地SIMが入手しやすいのである。
朝4時くらいからiPhone5の発表を見たのだが、ひと言で言うと
拍子抜け
で、ありました。なにがって事前にアレコレ出てきたまんまで、何の驚きも無い。裏側の写真が出た瞬間に株価が下がったそうだが、やっぱりかっこ悪いです。
しかも事前と言っても夏前の話で、これはもうAppleの企業としての情報管理能力がメタメタになってる証拠じゃないかと思うくらいだ。ジョブズが存命の頃は、少しでも漏らしたら解雇だったわけで、統制が取れていてここまで「ダダモレ」のことは無かった。
ロケットニュースにも出ていたが、中国ではホンモノの発表前に、すでに偽物が売られている。
中国が “iPhone5” にソックリな “Goophone i5” を発表 「とりあえず特許を申請したのでiPhone5が出たら訴えるアル!」
いくら偽物だって、ケースは型から起こして、中身は基盤から作るわけだから、普通に数ヶ月はかかる。ということは、新製品発表の何ヶ月も前にその情報が流れて出しているわけだから、もうメタメタである。
仕事柄、iPhone5は買わねばならず、その性能やデザインについては正直、どんな感じでも別に買うからいいのだが、Apple、まじで大丈夫かよ、と思った早朝でした。
AmazonではもうiPhone5用のハードカバーがたくさん売っている。サイズもみんなダダ漏れした通りだったんだ・・・