毎週せこせこと月曜日にはメルマガ書いているわけですが、質問を見ているとわたしのブログの愛読者ということなのに、内容をよく理解できていない人が結構いることに気づく。そりゃそうだよね。一を聞いて百を理解できるなら質問してこないもんね。質問大募集してますので、どんどんください。分かるまで丁寧に解説しましょう。
で、その中で目立つのが「SEO病」と思われる深刻な症状。実際、かなりの人がこれに冒されていると思う。この症状は以下のような論理思考になってしまうこと。
どんなに素晴らしいサイトを創っても、検索上位にこないと意味が無い
これ、もしどこかのコンサルとか、制作会社が言っていたとしたら、速攻でそいつと契約打ち切ってください。彼から「SEO病」が伝染したと思われるので、出入り禁止にしたほうがよろしいです。でもってそいつは他にも「虚言病」というどうしようもない病気にもかかっていますので、握手していたらあとでよく手を消毒しましょう。
あなたたちはGoogle様を馬鹿にしているんですか。少なくともGoogle様はあなたたちよりも、当然ながら、私よりも頭いいです。Google様は、サーチエンジンをこのように設計して、さらには改良を猛烈に加えているんです。つまり
素晴らしいサイトは勝手に検索上位に表示される
という基本方針です。ですから本当に「素晴らしいサイト」になっているなら、検索上位には自然に来るのです。来ないなら自分でそう思ってるだけで素晴らしくないのです(痛い!)。
検索結果というのは「結果」であって、「手段」じゃないのです。簡単に言うと「順位を上げるためにSEO対策をせっせとする」くらいなら、その労力とお金で「素晴らしいサイト」を作ることをせっせとしてください。そしたら自然に順位なんて上がります。これが本当のSEO対策です。
WordPressに載せ替えたら順位が上がるなんて事は幻想です。こうしたCMSは「これは素晴らしいサイトだよ」ってことを検索エンジンに 分かりやすく伝えたり、誤解されないようにしたりするためのもので、もともとくだらないものを素晴らしいと誤認させるものじゃないからです。
一昔前の「バックリンクを増やすだけ」の旧式SEO業者のやっていたことは、「素晴らしくないのに素晴らしいと誤認させる」やり方でしたので、 Googleのアップデートではどんどん見破られているわけさ。
では、もう一回おさらいしよう。
素晴らしいサイトとはなにか。
1. 内容がオリジナルで充実している
2. 階層が分かりやすくて整理されている
3. ページ数が毎日着々と増えていて、相当のボリュームに達している
4. アクセス数が多い・・・第三者が「役に立つ」と認識している
5. 関連あるサイトから評価されて紹介されている
というわけです。 サイト自体をCMS化して整理したり、トップの馬鹿Flashをやめたりするのは2、またCMS化すると更新が楽になるので3はしやすくなるわけだ。しかし単に外部リンクを増やすような古めかしいSEO対策では、こうした根本的な優位性を兼ね備えた高いサイトにはかなうわけがないのである。
ではなぜ、人はこうしたSEO対策にすがるのだろうか・・
答えは簡単。コンテンツ充実させるために頭を使ったり努力したりするのがきついからだ。つまりはサイトに愛が無いから金で済む楽ちんな施策に期待する。大企業だって似たようなところがたくさんある。
タワケがっ!!
本当のSEO対策。それはサイトの充実こそにある。サイトがぺらぺらなのにソーシャルで盛り上がる訳も無い。当たり前の事だ。そこまで人は馬鹿では無い。
なので「集客します」で飯食ってる私の一番の仕事は「サイトを充実させる」ことにあります。サイト充実させたいならコンサル依頼しろ的な話ではありますが、そんなこといってもどうやって充実されたらいいのかわからないあなた、次回のエントリーで例を挙げて説明したいと思います。お楽しみに・・・
↓ 昨日出た新刊です。読んでないので内容は知りません。SEO対策の内部施策は、あくまで「サイトが充実している」という前提で行うのが正しく、充実してないのに内部施策したら上位になるというのはほとんど幻想に近いのです・・・。まあ多少は違う程度です。