副業はわたしもいつもオススメしているのでどんどんやるべきだし、ブログも自己表現や自主的な勉強手段としてやるのはとてもいいことだと思いますのです(わたしが証明です)。ブログを書く度にいろんなデータを調べるので雑学度が300%くらいアップしました。
しかし最近ですが、「副業のためにブログを書いていて売上が上がってきて嬉しい」というツイートをいろんな人がしているのをみまして、人それぞれで別にいいんだけど、私から見るとそれちょっと違うのと感じるのであります。それで突き進むとパクリバズメディアとか、素人をリンチして見世物にして金を稼ぐnetgeekとか、芸能人の写真をパクって逮捕されたり、ダークサイドに堕ちる例も多々ありますので、この際、ちょっと立ち止まるのもありかなと。
ブログでのビジネスモデル
わたしもこのブログではGoogleのAdSenseとAmazonのアソシエイトも使っています。アクセス数が多いためそれでも素人の方からしたら「すごい広告売上ですね」とかいうかもしれませんが、かかってる時間からすると自分の時間拘束費を考えると全くペイしてません。
よく「Amazonのアフィリエイトへの誘導か」とかdisってくる馬鹿がいますが、Amazonの売り上げなんて昨日も1500円とかなんで、最低賃金のあなたならともかく私じゃペイしてないのです。コンテンツのひとつとして使ってます。しかもサーバはAWSですので毎月サポートエンジニアへの支払いがあり、さらに先月のサーバ使用料は600ドルです。アクセスが多くなればなるで苦労はあるのよね。
で、ブログやWebメディアはみんなクリック課金型の広告を入れています。これは基本的には「広告収入のためにやっている」のではなくて、
「面白い記事を楽しんでもらって
その結果としてアクセスが増え、
広告収入が多少なりともはいる」
というのが王道だと思うんですよ。
ではブログは儲からないのかと言えば、そもそもは広告費で儲けなくてもみんなに評価してもらえるようになるといいことが一杯出てきます。仕事の依頼が来るし、電子書籍出したらAmazonで総合1位を取れるようになったし、ソーシャルのフォロワーも増えました。ブログ自体で儲からなくてもそれなりの影響力を持つことでメリットはたくさん生まれるわけです。だからブログに貼ってある広告の売上で一喜一憂するのはたいして意味がないと思うわけです。
ブログの広告の売上が欲しければ、上にも書いたように人間としての誇りを捨て、法律破ってもいいやと思えばなんとでもできます。多くの人はそこでダークサイドに堕ちてしまう。名前を隠して逃げ回って懸賞掛けられてしまう。ww だいたい実名で書けないから匿名で書くとか、そんなことする時点で自分に恥ずかしくないのかね。便所の落書きかよ。
匿名で適当なこと書き殴って誹謗中傷とか平気でやってれば馬鹿が集まってくるからPVが増えて多少は広告収入が得られる。でもそんなことやりたくてブログを書き始めたわけじゃないでしょ。だったら広告売上を指標にしないでどのくらいの人に影響を与えたかを指標にすべきだと思うんですよ。つまり
広告収入目当てでブログ書くのは本末転倒
だと思うんです、私。ブログは短絡的な広告収入のためのものではなく、自分がどのような生き方をしていくかを表現するものですからね。
儲けるためだけならブログではなくアフィリエイトメディアです
正直言ってブログは広告に誘導するばかりだと読者もつかないわけで、これをやるなら書いてて面白いか、面白くないかと別にしてアフィリエイト広告に誘導するメディアのほうが儲かると思います。
簡単に雑誌の記事で言うと
ブログはエッセイや記事
アフィリエイトサイトはタイアップ広告
と考えると分かります。雑誌には「提供××」とある見た目は記事のタイアップ広告がありますよね。たとえば「日産××にのって春の××にいってみよう」みたいな記事風広告です。あれは広告主がお金を出して書いて貰っている記事で、混同しないように「提供」とか「PR」という文字が入っています。わたしもたまに依頼されてますがこういうのです。
アフィリエイトは成果報酬制ですが、こうしたタイアップや雑誌のタイアップ広告はそんな風にはいかないので一括払いなわけですが、狙ってる方向は「広告に誘導」という形で同じです。つまり昔から記事広告というのはあったわけで、アフィリエイトを目的にしたサイトは記事広告が集まっていると考えればよいわけです。
わたしも仲間と「一般社団法人 役立つコンテンツ制作委員会」というのを立ち上げ、まともなアフィリエイト広告サイトはこうやって作るんだってのをいろいろ試しています。
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しかしここにはずっと大きな非常に大きなダークサイドというものが口を開けていて
2人は17年5月~18年2月、日本テレビの情報番組やバラエティー番組の画像、厚生労働省のマークを無断で使用したダイエットサプリ「デイソシア」の広告をインターネットサイトに掲載し、不特定多数が閲覧できる状態にした疑い。調べに対し、従業員の男(28)はネット広告の掲載を認める一方、「売り上げを伸ばすためにやった。誇大広告になると思ったが、ほかの業者もしているので犯罪になるとは思わなかった」と供述。別の従業員の男(30)は容疑を否認している。2人は、芸能人が映った番組の画像に「おすすめ」などと字幕を入れ、有名人が勧めているように装っていたほか、厚労省のマークを無断使用して、「厚生労働省の指定補助食品に選ばれている唯一のダイエットサプリ」と虚偽の記載をしていた。自社のダイエット食品の情報を紹介する「まとめサイト」やブログも開設していたという。
わたしもいつも指摘しているように、こうした裏には「薬機法をまったく守らず肖像権侵害やデタラメのクソアフィカスを広告主として審査もせず配信する広告配信ネットワークとそれを平気で載せるWebメディアの存在があります。
スポーツ新聞はおろか、ライブドアニュースの広告も真っ黒だし、広告配信してる会社も上場企業だったりと、本当に金さえ儲かれば法律や他人の権利は守らなくてもいいと考える正真正銘のブラック企業です。
金が儲かればなにしてもいいと考えるとこうなるわけで、タイアップ広告作るのにデタラメとパクリと違法な表現を満載にするみたいなもので、これこNHKでも取り上げているように大きな社会問題だと思います。特に効果効能を謳う健康食品はGoogleのYMYL系の変動で圏外にぶっ飛ばされたので広告主として悪徳配信会社と手を組んだわけです。
まとめますと・・・・
ブログは雑誌ではエッセイや記事に相当し、内容が良ければ広告もはいるが広告ありきではない。しかも基本的には「書きたいことを書く」ので本人は楽しいがすぐには利益には直結しない。
アフィリエイトサイトは比較的利益に直結するが、自分の興味あることがお金になるわけではないので書いていて楽しいものばかりではない。儲かるのは金融とかクレジットカード、一昨年は仮想通貨の口座開設だったりしたわけですが、楽しくて楽しくて仕方なく書くわけではないからどうしても毎日が充実というわけにはいかない。そこが難点です。ファンもつくわけではないし、自分の名前が売れるわけでもない。
ということで、自分はブログでいこうと思ったら、広告収入はさておいて「面白かった」「役に立った」とどれくらい言われるかを指標にして励んだほうが楽しいよというアドバイスを添えて本日を終わります。
自分の書きたいことだけ書いていても月に2万円くらいは割と稼げるんですが、その2万円を目的に書くのは辛いですよと言い添えておきます。