ピエール瀧の逮捕から、「作品には罪がない」として販売中止や回収がおかしいというひとがかなりいます。自分も回収よりもっと良い方法があると思うのですがそれは後述するとして
作品には罪がない??
ということについて先にちょっと疑問を呈したいと思うのです。あくまで推測です。
まず、芸能人に異常に逮捕者が多いのだが、中でもミュージシャンや歌手のドラッグや大麻での逮捕率は異様に高い。ざっとググるだけで
ヒルクライムDJKATSU 斉藤桂広
田中聖
田口智治(C-C-B)
ASKA
清水健太郎
酒井法子
赤坂晃(光GENJI)
岡村靖幸
桂 銀淑(ケイ・ウンスク)
西川隆宏(ドリカム)
大森隆志(サザンオールスターズ)
梶永大士(サイコ・ル・チェイム)
田代まさし
翔(横浜銀蝿)
NOB(CURIO)
Sakura(ラルク・アン・シエル)
槇原敬之
江木俊夫(フォーリーブス)
長渕剛
今井寿「(バクチク)
尾崎豊
美川憲一
萩原健一
カルメン・マキ
北公次(フォーリーブス)
上田正樹
錦野旦(にしきのあきら)
内藤やす子
内田裕也
研ナオコ
井上陽水
桑名正博
ジョー山中
柳ジョージ
ミッキー吉野
とか、これでもかってほど。大麻の方が罪が軽いのか芸能界に復帰している人もけっこういます。だいたいメンツを見ると分かるが、
売れなくなって焦ってドラッグやって捕まった
的な人が多いことに気づく。個人の推測だが「もう一度、花咲かせたい、売れたい」と思ってドラッグの力を借りてと考えたバカも絶対いると思うんですよ。なんでこんなに音楽とドラッグの親和性が高いのか。
ドラッグミュージックというジャンルがあるわけだが、そもそも70年代の欧米とかでロックとかパンクがドラッグと結びついたのは「反体制」という旗があったためで、ベトナムの米兵には厭戦からドラッグが蔓延。反戦活動を進めるみなさんもドラッグで平和になろう的な感じであった。
自分が一番好きなハードボイルド、ボブ・スワガーシリーズのベトナム戦争当時の情景はこちら。本当はシリーズの最初から読まないとダメ
音楽はほとんど興味ない自分がLP買って、いまでもiPhoneに入れて車のオーディオで聴いてるジョニー・ミッチェル。ベトナム戦争真っ盛りの頃の音楽。
元々は反体制 → ドラッグだ!!みたいなのからスタートしたのだが、日本の音楽でマジな反体制とかもうほとんどない。忌野清志郎だってそこまでマジな反体制でもなかったと思える。ではなんでミュージシャンはドラッグに興味を示すのかというと、たぶん論文はたくさんあると思うのだが自分が見つけたのがネイチャー誌に出ていたこちら。
簡単にざっくり言うと、音楽とドラッグは脳の同じ領域に快感を感じさせる。ドラッグの依存阻害薬を投与すると音楽に対しても感動しなくなる。というもので、野外フェスとかクラブでドラッグが蔓延するというのもこれかと頷ける。ドラッグと音楽は脳の同じ部分に作用するのでドラッグやりながら音楽を聴くと快感が倍増するわけ。
突っ込んで考えると、ドラッグをやると脳の特定部分が刺激されるから、音楽に敏感になるって事は、創作の時にドラッグをやると「脳がブースト状態」になって、筋トレでいう「アナボリックステロイド」(筋肉増強剤)やそのほかのスポーツにおける禁止薬物と同じ効果も期待できるのではないか。これでできた音楽って
筋肉増強剤でムキムキの筋トレ自慢
みたいな感じで果たしてフェアに制作されたものと言えるのか。筋肉増強剤使ったって仕上がりが綺麗で感動させられれば肉体に罪はないのか。だから音楽には罪がないとか、ちょっと自分は違う感じがするんですよ。こういうとムキになって反論してくる人が多いのに驚いたのだが、少なくとも「曲作りに詰まった」「最近音感が鈍くなった」と感じて、「そうだ、ドラッグやろう」になるなら少しは罪があるんじゃないのと個人的に思うわけです。特に日本の中学生の100人に1人が薬物常用といういま、そのクラスタに影響力が非常に大きい。
ピエール瀧は誰にも迷惑かけてなかった的なアホ投稿をする方がけっこういて驚きましたが、彼がコカインや大麻を買った金は、暴力団などの反社会的組織に流れていて、その金でさらに仕入れをして中毒者を増やし、オレオレ詐欺やアポ電詐欺の資金源になっているのです。暴力団に儲けさせるとか、めちゃくちゃ社会に迷惑かけて被害者を増やしてるだろ。その想像力がないのか。
カナダが大麻を解禁して放射脳は「大麻に害が無いことが証明されたガー」とか言っているが、カナダの首相は「大麻を禁止していると反社会的組織に多額の資金が流れて対応ができなくなっている。仕方ないので資金を絶つために政府の管理下で認めることにしたと公式に言っている。反社会的組織が社会に被害を与えるほうが大きいので、大麻解禁を選択しただけだ。
で、ここからわたしが考える「芸能関係にドラッグがこれ以上広がらないための施策です。
逮捕されたミュージャンや芸能人の作品に強制的に啓蒙ゾーンを挿入
たとえば、ドラッグで芸能人が逮捕された場合、1人のために映画の公開をやめるというのは大迷惑である。しかし公開すると「不愉快だ」というクレームが殺到するのもわかる。であれば公開するのに巻頭に
ドラッグこんなに恐いんだぞ動画
を挿入することを条件にする。文科省あたりが指導してください。もちろん「STOP!映画泥棒」みたいな毒にも薬にもならないモノでは意味がない。で、たとえば拘置所から出てくるドラッグで逮捕された芸能人の特集。ww 田代まさしに、ノリピーに押尾学、勢揃いで出演だ。一生、晒し者です。田代まさしの目がいってる!! だけでも恐ろしさが伝わります。で、仕上げは
鉄拳の泣かせるパラパラ漫画
興味本位ですすめられたドラッグに手を出して本人が禁断症状と中毒に苦しみ、家族も一緒に苦しむ「泣かせる動画」を作ってもらっていれるのだ。映画やミュージックPVも全部コレ入れることで公開と販売を許す。ただし困るのは音楽だ。では次で説明
ドラッグで逮捕されたら印税やギャラは召し上げて寄付
ドラッグで逮捕されてもそれで音楽が売れれば結果、火事場太りすることになり、それならいいやと思うやつもいるかもしれない。そこで
アーチストがドラッグで逮捕されたら、CDは販売停止しないで印税を10年間、薬物治療の団体に寄付する法律作ればいいんじゃね?アーチストが火事太りもしないし堂々と買えるし
— Isseki Nagae/永江一石 (@Isseki3) 2019年3月22日
tweetしたから気づいたが法律では無理なので
1 契約時にそういう契約を義務づける
※ここは文科省の指導で
2 逮捕されたら印税10年間と出演料は召し上げ
10年は印税は薬物治療、社会復帰させる団体に寄付。厚労省の麻薬Gメン増やすのに充ててもいいんだけどそれは無理だから、ドラッグ撲滅の資金に充当する。コレで「とにかくヒット出したいからドラッグ」という意欲は壊滅します。買う方も心おきなく買える。芸能人やミュージシャンに対してだけ締め付けだけはおかしいと言う人もいるかもしれないが、社会的影響を考慮してのことだ。
範囲を広げるなら、本を出したりするときの出版社との契約もこんなこの一文を入れる。漫画家も同様だよ。こんなのは出版社やレコード会社や映画配給会社が自主的にはじめてこれがデフォルトになるように社会が変われば良い。所属タレントの尿検査するより、「ドラッグで逮捕されたら1年前に遡ってギャラを返して貰って団体に寄付する。今後はいる印税は10年分ね」みたいな契約書交わすんですよ。
誰が音頭採るかであるが、できれば以前、社長が映画監督もやっててコカインで逮捕されたカドカワあたりにやってもらえばいいんじゃないすか。と思うが、音楽業界に蔓延しているならやはり文科省が強烈に指導しないとダメでしょう。野党も「安倍ガー、安倍ガー」言ってないで、国会に厚労相と文科相に来てもらって質問したらいいじゃないですか。「ドラッグをどうやって取り締まるんですか」という馬鹿質問ではなく、こういうことを考えましょうよっていうほうが100倍国民にアピールしますよ。
で、筋トレ話ですが、冬の間。ずっとフード被ってましたけど最近は暑くてこれを新調。肌触りも良くてなかなかです。ジムシャーク最高ヤワ