喫煙は煽り運転と密接な関係があった!!をエビデンスから

面白いニュースですのでブログでまとめておきます。

書かれたのは大阪大学招へい教授のお医者さんです。
まず

多くの中高年男性を診察した経験から、実は「ハンドルを持つと人格が変わる」のではなく、「ハンドルを持つと本当の人格が表れる」のではないかと考えている。

という前提から

無謀運転やあおり運転をされた時に、正義感が高じてスイッチが入る。そして逆にあおり返したり、何キロも追い掛け回したりする。同乗の奥さんは命が縮む思いだろう。これを医学的に説明すると、脳内で働く神経伝達物質のひとつで、冷静さを保つ「セロトニン」が不足し、交感神経が暴発しやすい状態になっていると想像できる。セロトニンは不足するとうつ状態になったり、不安感が高まったりする。自律神経の機能も低下し、いわゆる自律神経失調症としてめまいや耳鳴り、頭痛、動悸（どうき）などさまざまな症状が出る。これらの症状の総称が、いわゆる更年期症状だ。

書かれていらっしゃるようにセロトニンは冷静さを保つ神経伝達物質です。これが分泌されないとカッとしたり怒りっぽくなったりする。更年期になって怒りっぽくなる人、いるよね〜

このセロトニンはストレスなどによっても分泌がされにくくなったりするのだが、厚労省のサイトでは

ニコチン依存症（にこちんいぞんしょう）

ニコチンはドーパミンだけでなく、ノルエピネフリン（覚醒、食欲抑制）、セロトニン（気分の調整、食欲抑制）、アセチルコリン（覚醒、認知作業の向上）などの神経伝達物質の分泌にも関わっています。喫煙してニコチンを常時摂取するようになると、これらの神経伝達物質の調節をニコチンに委ねてしまい、自分で分泌する能力が低下します。そのため、禁煙したり、たばこを吸えない状態が続くと神経伝達物質の分泌が低下し、さまざまなニコチン離脱症状が出現することになります。

喫煙習慣があると、吸っていないとセロトニンの分泌が抑えられてしまってイライラとして怒りっぽくなる。喫煙することによって分泌されて気分が調整できるようになるわけだ。しかしまたすぐに分泌されなくなり、煙草が吸いたくなる。これがニコチン中毒だ。

戦争映画などで敵の攻撃を受けてパニックになっているときにタバコに火を付けてくわえるシーンがあるけど、当時はみんな吸っていたから喫煙することで落ち着こうとしているわけね。わかる。

で、煽り運転です。そういえば東名あおり運転のDQN石橋は、サービスエリアでめちゃくちゃ邪魔になる場所に車を停めて喫煙中に注意され、執拗に煽り運転を繰り返して人を殺した。考えてみたらわかるが、石橋被告はサービスエリアで停車して喫煙しようとしていたわけだから、車の中では喫煙しなかったのではないか。

で、イライラするからまともにクルマも停められない。吸おうとしたら停め方を注意されてカッとしているままに追跡しはじめた。とすると、ニコチン切れのまま煽り運転し始めた可能性がある、よね?

ニコチン中毒でも、社用車やトラックは別として自分の車の中では喫煙しないひとはたくさんいる。ヤニが着くと下取り価格がかなり安くなるし、自分でも臭いんだろう。で、運転しているうちにセロトニンが分泌されなくなってイライラして凶暴になり、煽り運転をはじめるわけです。