【速報】Kindle Fire Wi-Fi難民が爆増中の模様です

2012年12月22日

1

一昨日出た自分のKindle本がベストセラーで5位から上がれない理由といたしましては、昨日物凄い勢いで1位に飛び出てきた「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」っていう映画「ブレードランナー」の原作本と、同様に凄い速度で上昇してきたKindleスタート本に抜き去られているわけでございます。こいつら、凄い。

なんでKindle本が上昇?! 電源入れてAmazonのアカウントいれると設定終了のはずなのに??と思っていたら、Kindle Fire HDが届いた知人から電話あり。「どうしてもdocomoのデザリングでつながらない」
これは解決したらしいのですが、「めちゃくちゃ重たい」と文句をいう友人には、そもそも同サイズでiPad miniの1.34倍、NECのMEDIAS TAB UL N-08Dの1.6倍の重さなんだから当たり前。安かろう、重かろうだから、腕相撲が強くなる、または強盗に入られたときに煉瓦代わりに武器として使え! と言っておいた。

AmazonのKindleフォーラム見ますと、まさしく

阿鼻叫喚!!

まずKindle Fire を安価なAndroidタブレットと思って買い、「Googleプレイからアプリをダウンロードできない、けしからん」と言ってる人もいましたが、これは誤解するほうがどうも・・・。

Kindle Fire HDなら、大人気の無料アプリやベストセラーのアプリを簡単ダウンロード

って書いてあるので、知らない人は誤解しちゃうんだね。

OSは Android 4.0ベースで Androidアプリも動くものの、Google Play ではなくアマゾン運営のAndroid アプリストアだったり、アイコンやウィジェットを配置するAndroidのホーム画面のかわりに、本や動画の表紙が並ぶライブラリがホームだったりと、あくまでアマゾンが自社サービスの一部として提供するハードウェアです。

ここから引用。Amazonが原価割れの低価格でブックリーダーを販売してるのは自社からソフトを買えってことくらいわかりそうなものだが・・。しかしAndroidベースなら、ウイルスに感染することもあるはずで、ウイルスソフトはどうするんだろう。

最初からよく調べずに買ってしまった、ある意味モンスターカスタマーは置いといて、上記のKindleフォーラムを見ますと、圧倒的に多いのが

Wi-Fiにどうしてもつながらない!!

という声。もちろんあっさりとつながった人も多数いるのだが、つながらなかった人の大多数は「他のタブレットやPC、スマホではつながってるので、Kindleの問題だ」と言っている。Kindle Fireはペーパーホワイトみたいにdocomoのキャリアにはつながらないから、Wi-Fiにつながらないとただの箱。もちろん

そもそもwi-fiの意味がわかりません?何をいみしてるのでしょうかね。

という書き込みのかたもいらっしゃったが、ここまでの方は非常に少なく、たいていの方はWi-Fiネットワークを探してパスワードをいれることくらいはできるレベル。でないとKindle買わないでしょう。

回避方法は

IPアドレスを手動で入れる
無線ルーターの設定を変える
ノートPCにConnectifyと言うprivate hot spotを作れる無料ソフトを入れて、ルータ代わりにする。

などなど、いろいろ成功例はあるが、これができるのはレベル的に一部の人と思われる。大半はお手上げのはず。フレッツの場合のつながらない理由が判明したということで参考になる書き込みはこちらだが、

私を含む非常に多くの方が、KindleをWiFi接続する際にうまくいかない現象を体験されています。またその対策として、広くDHCPをオフにしてIPアドレス、ネットマスク、DNSサーバー、ゲートウェイを手動で設定することが知られています。

一度設定すれば済むとはいえ、Amazon側での対策も行われないまま、何世代ものKindleが販売されておりちょっとおかしいと感じていらっしゃる方も多いでしょう。 今回、問題がKindle端末ではなく、インターネットサービスプロバイダが貸し出す終端装置にあることが判明しました。ここでは、この問題を回避し、KindleでもDHCP機能をオンにして簡単に接続できるようにする方法について説明します。

対策方法:
対象:フレッツ契約をされていて、WiFiルーターをアクセスポイント設定していらっしゃる方
対策の考え方: 終端装置のルーター機能をオフしWiFiルーターのルーター機能をオンにする。
手順:
1)終端装置(PR-S300SEなど)を工場出荷状態に戻し、再立ち上げ後、インターネットに接続しないモードに設定する。
2)WiFiルーターを初期化し、PPPoEルーターモードに設定する。またインターネット接続情報を設定する。

以上で、KindleからDHCPオンで簡単に接続するようになります。

背景: 少し技術的な中身となります。また詳細については、パケット解析による終端装置の挙動を調査いただいた以下のレポートを参照してください。

https://www.seil.jp/community/node/91
tsaitoさん 解析いただきありがとうございます。

解析結果:
DHCPプロトコルの1回目のDiscovery,Offerパケットのやりとりで、端末(Kindle)が要求しているSubnet Mask,Router,Name Server情報を、DHCPサーバーである終端装置が提供しないため、端末(Kindle)が要求を繰り返して先に進まない。
2回目のやりとりRequest,Ackパケットでは終端装置は正しく提供する。
1回目のやりとりで要求するか2回目のやりとりで要求する(あるいは両方)かは端末側に選択権があるが、終端装置は2回目に要求されたときしか提供しないので問題が発生する。
DHCPプロトコル規定としては、1回目に要求されればDHCPサーバーは情報を提供しなければいけないことになっている。したがって、終端装置がプロトコルに違反している。 市販のWiFiルーターは問題なく動作する。

普通は、最もネットワークに詳しいと思われるNTT製品ですからそれを信用しますから、WiFiルーターのほうをアクセスポイント設定します。それが裏目にでていました。 やっと、なぜこれほど多くの方が問題を経験されるのかの謎が解けました。NTTはファームウェアの更新を行ってほしいですね。

コレ読んで意味が変わる人以外は、手を出すのは止めといた方がいいかもしれませんね。Amazonに聞いてもルータとの相性の問題なのでわかるわけもありません。日本のルータ側の問題なら、ある意味、関係無いし。ただ、日本で売るならテストしてからにしてくれよとは言いたい気持ちは分かる。まあ、楽天Koboも物凄いことになってはいたが・・・。

Amazonの場合、「返品がいつでもできる」と思っている方もいますが

Amazon.co.jp で購入した商品について、原則として未開封・未使用のものに限り商品到着後30日以内の返品を受け付けます(返品および交換不可の商品を除く)。

とはっきり書いてあるので、開封しちゃったらダメ。

まあ、いまのところ、一か八かで自宅のWi-Fiとつながることに賭ける人以外は、自分の知識に自信が無い方は、難民になりたくなければ手を出さない方がいいかもしれません。私的には実際に使ってみた感想から、日本人の体力では400gのブックリーダーは確実に重すぎると思います。すぐにもっと軽いのが欲しくなるはず。しらずしらずに筋トレができているという特典はもれなくあります。

年末が近いせいか、楽天のアフィリエイト見ると楽天トラベルで高速バスの申し込みしている人が多い。あと10日で正月ですね〜はぁ、びっくら

  • 0
    このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0
    follow us in feedly
PAGE TOP