【最新報告】イスラエルのワクチン最新データ、高齢者グループは陽性者49%、入院者36%減少。それ以外グループは陽性者18%減少、入院者10%増加を解説する

2021年2月15日

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コロナは死病だ VS コロナはフェイク
コロナワクチンでゼロコロナ VS コロナワクチンは危険!!

など、極端 VS 極端の戦いが目に付きます。まるでパヨク対ネトウヨのようです。双方共に自分の都合のいいデータだけをだし、相手のデータは無視(そもそもデータが捏造もたくさん)。わたしは中立的などちらの立場でもなくデータを見ようとしていますが、「コロナは死病」のみなさんからは「コロナはフェイク」派だと思われ、「コロナワクチンは危険」派からは「ワクチンでゼロコロナ派」だと見なされています。www

共通して言えるのは、この両極端のみなさんは、世の中には両極端しかいないと信じていること。「コロナワクチンでゼロコロナ」「コロナワクチンは危険!!」には医療従事者もいる。コロナワクチンは万能では無いけれど、こういう使い方ならマクロ的な効果が出るよというのがまともな姿勢ではないだろうか。

100万人に何例しか副反応がないから心配ないと言いきる人(おもに医者)もいるが、これは因果関係がはっきりあるというのがそれだけというだけで、接種後に亡くなっている人もいてすべてを詳細まで精査しているわけではない。もっとあると考えるのがまともで、それでもメリットがあると言うべきを強弁している気がする。どちらの派閥も盛るのはやめましょうよ。

で、世界でもっともワクチン接種率の高い国であるイスラエル。そこのいままでのコロナ事情はこのブログに書きました。

イスラエルと周囲の国とのコロナの被害や推移の解析(面白いよ)


今回はイスラエルから最新のワクチン接種報告をおなじみの東大の医療統計の専門家の五十嵐准教授に解説して貰いました。これだけでもまだ分かりづらいのでさらに噛んで含めるようにしてわたしが追加で説明します。五十嵐先生監修済みです。

イスラエル・世代間の比較からみたワクチン効果?
こちらが五十嵐先生のnoteです。

イスラエルは60歳以上からワクチン接種をはじめたので、60歳以上とそうでない年齢群には明確にワクチン接種割合に差があります。このデータはイスラエル政府が発表しているものを五十嵐先生がグラフに変えたものです。

まず、↑のブログでは「イスラエル周辺の国ではすでにピークアウト」ということを書いたが、今回のデータではイスラエルの新規感染者に1月中旬から60歳以上の層に明らかに新規陽性率の差が出てきた。

高齢者のほうが感染しやすいとかそうではないと言う話は感染拡大時には年齢ではさほど差が無いことから無視して良いと考えられる。
このデータからは

(ワクチン接種率が非常に高い)60歳以上グループは陽性者49%、入院者36%減少
それ以外グループは陽性者18%減少、入院者10%増加

2021年1月までは両者の動きに差がなかったことから、高齢者特有の要素の影響は取り除ける。このデータをもとにした論文(プレプリント)では…

新規陽性が減少したのは自然にピークアウトしている影響ももちろんあるが、高齢者の方がこの期間に限ってより速く落ち込んでいるのは、ワクチンの効果とみなせる。

ワクチン接種率は、1月半ばで見た場合、高齢者では80%程度・それ以外は10%程度。この接種率の差が、接種後21日で見たときの陽性率(高齢者は49%減少・それ以外は18%減少)や入院率 (高齢者36%減少・それ以外11%増加)の差につながった可能性がある。このデータは陽性率で見ているので、感染の減少効果も期待できそうです。差分だと30%くらい? ワクチン自体に感染防止効果があるのか、それとも発症する人が減るのでウイルスを撒く人が減って結果として新規陽性が減るのかはわからないが、結果として減れば十分でしょう。

五十嵐先生の解説はここまで、これからはわたしの意見となります。

「ワクチン接種でコロナに全く罹らなくなる」というのはフェイクであるが、3〜4割くらいかからなくなるなら十分納得できる。データからは、感染も入院もともに減少が見られますが、プレプリント本文にあるように、効果が出るまで若干時間がかかっていること (接種から3週間程度)はやや注意が必要。

特に大きな差が入院率で50%くらいの差が開いた。仮に入院が5割しか減らないなら死者数はもしかしたら画期的ほどには減らないのではないか。しかしこちらの「接種のみ追っかけた保険者のデータ」だと、


7-13日目(まだワクチン効果出てない)と21-28日目 (効果出てる)とで青の入院が67%ほど減っている。70%の減少なら日本なら大満足でしょう。年間2000人くらいの死者に収まります。日本なら死者数が年間2〜3000人なら結核やインフルエンザと同じになるわけで社会が受け入れやすいわけだが、欧米ではそうはいかないかもしれない。日本でもワクチンでコロナが撲滅できると信じている人にはショックかもしれない。

みんなご存じないけど結核だって毎年これくらい亡くなっている。

たとえばニュージーランドではたった3人の新規患者でオークランドをロックダウンしたが、そもそもイギリスからの移住者が多い。イギリスと人口を合わせると死者が7割減ったとしても2000人くらいは亡くなるわけで、それがわかって国境を開けることが出来るのだろうか・・・。2回目のワクチンがどれほどの効果を生むか期待している。はっきりいって感染防止に効果はなくても入院数が減る方がよほど大事なテーマである。

まあ、日本も他国のことを言ってる場合ではないほど経済が切迫しているのである。ワクチン接種したけど感染したとか、やはり入院したとマスコミが騒げば確率のわからない人たちはやはりコロナ怖い、経済止めろになってしまう。内容を盛りすぎるとその点が外れたときに悪影響が大きい。「感染防止に効果がある」と断言するとほとんどの国民は「感染しない」と受け取る。いくらワクチンを打たせるためでも嘘はいけないと私は思うのです。

個人的主張ではあるが、リスクとメリットを考えればコロナのワクチンは高齢者は絶対に打った方がいいし、まったくメリットがなくリスクだけがある子供には強制すべきではないとわたしは考えています。たとえ「集団免疫のため」という錦の御旗があっても、それは全員にメリットがある場合のみに有効なワードで、リスクしかないこどもに高齢者を守るためと言ってワクチンを強要するのは非人道的だと思うのです。

なんか最近50肩みたいになりまして、いろんな湿布を試したのですが一番効いたのがロキソニンテープ。もうバルク買い!!

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