このエントリーの前に、前日の第1回苦難編を読んでいただいたほうが話が通じると思います。
自分が今までお金を出して使ったことのあるスマホは、iPhone3,3GS,4,4S,5と、BlackBerry Bold、そしてHuaweiと、とりあえずiOS、BrackBerry、Android(4.x系はタブレットでしか使ったこと無い)と制覇。加えて古いWindows Mobileを触ったことはあるが、正直使えたものじゃなかった記憶が。開発系の仕事じゃ無いのでテスト機なんてありませんので身銭で払うのはこれが限界です。
日本のキャリアさんたち、つまり正規の市場だとWindows Phone8の扱いは、
2013年こそは日本市場への投入が期待される「Windows Phone 8」
ということだったがdocomoの春モデルにもWindows Phone8の搭載機はない。開発メーカーとしてはNokia、HUAWEI、サムスン、HTCが手を挙げたみたいだが、Nokiaは日本市場から完全撤退してしまってるし、HUAWEIは中国人民解放軍出身の社長ということでセキュリティが怖いとアメリカで取りざたされてからがっくりと購入意欲が無くなった。日本でもこの認知が浸透したら誰も買わなくなるでしょう。ということは実質サムスンとHTCだけになるのだが、日本メーカーとMicrosoftとの折り合いがついていないので遅れているらしい。ここで本日の結論から言っとく。
やるなら、今でしょ!!
Windows Phone8、マジでいいです。iOSからAndroidに乗り換えは嫌だけど、Windows Phoneはあるかなと思うくらい良いです。本日は一般ユーザーとしてWindows Phone8を使ってみた率直な感想である。ただしデータ専用のSIMなので通話はしてませんから念のため。So-netモバイル3GのLTEのdocomoSIMです。Nokia Lumia 620はローエンドモデルなのでLTEは対応してませんよ。
ケースに入れてるわけじゃ無くて、もともとこういうケースみたいな外観なのです。iPhoneみたいな質感は無いけど、可愛い!! でもって裏蓋はカラー違いで簡単に取り替えられる。つまりいつまでも新品気分。バッテリーの消耗はけっこう速いが予備バッテリーの交換も簡単で1200円くらいでeBayで買えたから、持って歩いたほうがいい。日本のAmazonでも売ってました。iPhoneより便利ですよ。筐体自体の価格はiPhoneの1/3くらいですので、比較しても仕方ない。カローラとセルシオ比較しても不毛。
裏蓋はカメラを指で押すとすぐ開く。
手前がマイクロSDカードスロット。64MBまで入るからiPhoneのでかいのと変わらない。しかしAndroidと違ってアプリは入らない。写真とか音楽のみ。
電池を外すとSIMの入れ口が・・・。いままで使っていた普通サイズをマイクロSIMに変えてもらいました。自分でカットして失敗したら怖いのと、So-netは契約終了時に返却しないといけないのでそのときにカットしていると3150円取られる。だったら3150円払って交換した方がいいと思いました。
SIMを刺したらSIM提供会社のAPIを「設定」→「アクセスポイント」から入力する。
こちら、起動画面。Androidよりずっと視認性が良くてわかりやすい。あとで書くがテザリングしたい人は最初に英語でセットアップすること。そうで無い場合、最初に日本語を選択すると日本語になります。あとはキーボードで中国語を削除して日本語をダウンロードする。データ専用SIMの場合、iPhoneも同じだが「圏外」になってしまうがちゃんとつながってます。Androidと違い、最初から画面キャプチャが撮れます。電源+真ん中ボタン。でもってキャプチャはキャプチャのフォルダに格納。
そしてビジネスユースの方には垂涎の・・・Officeも入ってます!!
添付ファイルが読めますよ。
Excel読めました。
1GHz・デュアルコアのSnapdragon S4 Plus。メモリーは512MBだが、非常に快適でサクサク動く。Androidのもっさり感は無い。Windows Phone8、すげー。
Windows Phone8が凄いのは、ソーシャルサービスが最初からOSに組み込まれていること。一番上の吹き出しマークの1はFacebookメッセージ。Google、Facebook、Twitterのアカウントを入れて同期させると、こんな感じでトップ画面に出てくる。こことGmailから読み込んだ電話帳が「People」として連動します。メールマークはGmailと連動。ついでにMicrosoftアカウントとNokiaアカウントも取得してログインした。
ソーシャルの新着通知は、なんとTwitterとFacebookが混じって出てきます。OSに組み込まれている証拠だ。こちらはどっちかだけの表示にもできます。
FacebookとTwitterにマルチポストも可能だ・・・・汗
しかしここからだとちょっと使い方がイマイチ?なので、アプリをインストールしてみました。
ツイッターの公式アプリ。かなりシンプルだけど使い方は同じ。なぜか写真を付けると投稿できない・・謎。MicrosoftのクラウドであるSky Driveに上げてリンク表示だとOK
で、Facebookのアプリは本家が作った物が無く・・・
なんとマイクロソフト製だ!!
サードパーティのはたくさんあるけどとりあえずこれを入れた
普通に使えるがタイトル文字でかっ!! もっともWindows Phone8はみんなタイトル字がでかくて細い。かっこいい日本語フォントが欲しい。
カメラの写真フォルダやFacebookに上げた写真、キャプチャなどが一緒に出てきます。つまり写真を送りたいときなどは、Facebookのアルバムにあるのも送れる。OSでソーシャルが一体化してますぜ。
LINEはありましたけど、050 plusはありません。mixiはサードパーティのがありました。w
iPhone買った当初は嬉しくてアプリ入れまくりますが、しばらくたつと意外と使わないことに気づく。Windows Phoneのストア見てみるとだいたいのは揃ってます。本体からもインストールはもちろんできますが、わたくしの母艦のiMacとUSB接続してPCのサイトでダウンロードしますと、620にそのまま入ります。
MicrosoftではMacとも同期する「Windows Phone」appを提供しています。これがあるとiPhoneとMacみたいにiTunesと連動できるのですが、iMacではどうしても立ち上がらず、MacbookAirならOKでした。Microsoftのフォーラムにその旨、書いてきました。
で、苦労したのはここから。
テザリングをしようと「インターネット共有」のボタンを右にしようとしてもグレーのままでできない!!
検索したら香港仕様はテザリングできないというのを見つけてめちゃ焦る。意味ないし。さらにいろいろ調べる。リセットしたらできたというのを見つけ、2回初期化してもダメ。焦りまくる・・・・。で、「日本語が最終キーボードだとダメで、韓国語とかを入れるとできるから、あとで韓国語を削除」というのを2ちゃんで見つけた。たまには役に立つな。2ちゃん!!
そこでリセットののち、日本語にしないで英語だけにしてやってみる。しばらくしたらファームウェアのアップデートの告知が来て(日本語に最初からするとなぜか来ないのだ) 、アップデートしたら「インターネット共有」できるようになった。そのあと日本語化してOK。
テザリングですが・・・最初にPCにWiFiのアンテナが立ってから実際につながるまでにちょっと時間がかかる。1分くらい・・・焦らず待ちましょう。
Radishで計測してWiFiテザリングでこれくらいでてました。使うには十分でほとんどストレスありません。ただしバッテリーは減りが早い
バッテリー満タンではこういう表示ですが・・・テザリングをやると2時間持たない感じです。まあ予備バッテリー持ってるからいいんですけどね。
結論としましては、テザリングマシンとしてはいいのではないかと思いました。Windows Phone8は、これからかなり良くなると思うし、速いし安定している。日本メーカーも早く出したらいいのにとマジで思います。Androidより設定が楽だし使いやすい。
Nokia Lumia620は、はっきりいってちょっと小さいです。巨体のフィンランド人用ではなくてアジア向けの廉価版だから。Appleが出すという噂の廉価版のiPhoneの競合になると思われますが、メインで使うなら上位モデルで画面の大きな820、920のほうがいいと思います。Lumia買ってdocomoとかSoftBankに持ち込めば普通に契約できるはずですが、当然ながらサポートは無いので壊れても知りません。そこのとこだけよろしく。
昨日紹介した鷹野さんのGoogle+本。今朝見たらAmazonのIT、ネットワークの部門で1位になってました。やるな〜