不肖わたくし、ずっと前にGoogle+がスタートしたばかりのとき、いろいろdisるエントリーを書いております。
たとえばこんな感じ
Googleは壁にミートソースぶつけてなにが残るか試しているのか?!
しかし、ある時、鷹野さんという方のブログを読み、考えを一転させまして「とりあえずGoogle+はやっとけ、毎日運用しろ」に方向転換いたしました。いままでソーシャルはアクセスの流入とだけ考えていたのですが、それじゃいかんと手のひら返しました。まるで維新の橋下さんのようです。本日はどうしてそんな風に方向転換を行ったのか、簡単に解説したいと思います。
その前にGoogle+ですが、いつものようにループスからデータをお借りしますと・・
もともとニールセンのWindows PCからのみというちょい偏った統計からで、いまやソーシャルの過半数(mixiなんて大半がそう)がモバイルからという状況では正確とは言えないわけですが・・・
Google+はほとんど微増って感じです。この人数ですのでアクセスの流入はあまり期待できず、このブログでいうと1日のアクセスがちょうど1万人くらいの時で
こんな感じです。はてブは日によって炸裂するときがありますが、Google+はずっとこんな感じ。(関係無いけどmixi哀しいわ・・)
もっとも・・・ただいまの時点でわたくしめの
Facebookの個人IDのフィード購読者4340人
仕事用のFacebookページのファン 5107人
Twitterアカウントのフォロワー数 5138人
と比較しまして・・
Google+のIDをフォローしてくれている人はたったの249人ですので、全然バズルことが無いわけです。しかしながら上記の鷹野さんのフォロワー数は6500人を超えており、かなりの支持を受けてるのがわかります。
では、どうしてアクセスの流入はそれほど期待できないのに、Google+をやっておかないといけないのか、その理由を挙げますので耳の穴かっぽじって(というより目を見開いてか・・)ください。
1 Google様がやっているからSEOにダイレクトに影響する(ようになるかも)
Google様の基本は「評価の高いサイトを検索結果で上げる」です。昔はその評価というものを「外部リンク」で推し量っていたので、ブラックハットという「とにかく金払って外部リンクを付ければ誤魔化せる」という手法ができたわけです。しかしいまではGoogleのサーチエンジンは文章を読み、きちんと評価されているのかまでを分析します。そしてソーシャルメディアの全盛期の今、SNSでどのように評価されているのかを重要視する時代になりつつあります。SEOの権威の鈴木さんのブログを読みますと・・
ツイッターとFacebook、Google+のソーシャルシグナルをGoogleはどのくらい重要視しているのか
このエントリーは1年近く前ですが、ソーシャルでの評価は確実にランキングに影響しているが、まだ重要視するまでは至っていない。FacebookはGoogleを嫌っているからGoogleの検索エンジンはFacebookでの評価をあまり反映できない。Microsoftの検索エンジンのBingはFacebookと提携しているのでFacebook内の評価はBingには反映されている。ということはMSNサーチを使ってる人にはいいが、GoogleはもちろんYahoo!ジャパンもGoogle(USAのYahoo!はBing)なので関係無い。
今後、本格的にGoogleがソーシャルの評価を高くする場合、一番使えるのはGoogle+のわけで、そのときになって慌てて運用始めても時間がかかる。いまからちゃんとやっときなさいということなのです。
2 特にリアル店舗の場合は、Google+ページを作ってローカルとリンク!!
これ、かなり重要です。鷹野さんのブログのこの記事を見て、リアルの店舗があるときはすぐにやんなさいと言い出した自分が可愛いわ・・・
既存クチコミサイトが「Google+ローカル」に脅かされる理由と、店舗はすぐにでもGoogle+ページを始めた方がいい理由
これ、あまりSEOの専門家は言わないのですが、というよりGoogleマップ検索までは頭が及んでないというほうが正しいと思う。しかしリアルの店舗とか事務所やってる場合は、絶対押さえなければならない点でしょう。
しかし・・・ここまで書いてきましたが、Google+は実はかなり敷居が高いと思います。とにかくFacebookなどと比較して、とっつきにくい、難しいというイメージがあります。自分も使いこなし方が全然わからない。とりあえず放っておくと自分のウォールがAKBとかその亜種で埋まるので、まずは「人気の投稿」のボリュームをずずーっと左一杯に寄せることくらいしかわかりません。また、エンジニア系とアニメ系の人が異様に多いので、おっさんは場違いに感じるかもしれません。そんなあなたにオススメが、鷹野さんがKindleで出したこの本です。図版がたくさんはいってわかりやすい。自分の身銭で買ったので、ステマじゃございませんわよ
海山とも大荒れの今日と明日、コレ読んでまずはやってみてください