この一ヶ月で結構な数のFacebookページを作りました。
で、Facebookページっていうのは「インサイト」というアクセス解析が付いてまして、どのようなアクセスがあったかがよくわかるのです。
たとえばLUVSURFっていう日本でナンバーワンのシェアのアメリカのサーフボードメーカーの輸入元＆直販店のFacebookページでは、男性比率92%!!というとんでもない数値です。しかし別のジュエリー系のFacebookページでも、男性比率57%と明らかに男くさい。現時点では日本のFacebookでは男性比率が非常に高めといっても良さそうです。幸い、この間のtwitter大爆発で、わたしの会社のFacebookページは、月間アクティブユーザーが15500人。ここまでの数だと統計的に意味があると思うが、男性57%女性43%でした。ちなみに年齢層で一番多いのが25〜34歳で合計38%いる。しかし35歳以上が60％もいるのだ!! (加齢臭満載)
☆日本のFacebookはおっさんのSNS☆
でもまあ偏りすぎかなと思ってアクトゼロという会社のFacebook調査データがネットにあったので見てみると、20歳以下15％、20代36%、30代以上49%。男性比率は58%と、男性比率はドンピシャ。男性比が60%くらいというのは間違いないところだ。
で、対するmixiはというと、四半期決算短信の説明会資料によると、2010年12月末で全ユーザーで男性48.8%、女性51.2%。しかしモバイルだけの場合、男性45%、女性は55%と完全に女性上位。女性はPCをもっていなくてガラケーしか無い人がかなりいるというわけだ（mixiではスマホはPCに分類している）。年齢でいうと明確にFacebookと違い、10〜20代で59.5%（驚!）に達する!!
つまり・・・・
☆mixiはおねーちゃんのSNS☆
ということになる。
前述の自分の会社のFacebookページでは15500ユーザーのうち、35歳以上が60%で、30歳以上が半数というアクトゼロのデータと大きな隔たりがあるのだが、これはそもそも書いてることが大学生とかが興味を持って見るような内容じゃないからだと思う。
「そうかなぁ。。俺の回りでもFacebookはおっさんばっかりで若い子なんていないよな」と思ってるあなた。Facebookでは実際の友人が中心につながるから、おっさんと若い子とは接点がまるで無い。お勧めの友達も同年齢のおっさんばっかり出てくる。ユーザーのグループ分けが鮮明にされているので全然交わらないことに気づきましょう。もともとmixiより若者層はずっと少ない上に完全にグループ分けされちゃってる上に、混じることがないのだから仕方ないです。
ではなぜ、Facebookにはおねーちゃんが少ないのだろうか。考えて見れば当たり前で、そもそも女性はITリテラシーが高い人の比率が小さい（秋葉原でPCパーツあさってるおねーさんなんてほとんど見たこと無い）。ガラケーしか持ってないとFacebookはほぼ不可能だから、登録しても使えないしそもそも意味不明の機能がありすぎて使えない。こういう方から見たらモバゲーの方がよほどユーザビリティが高いのである。Facebookの設定項目とmixiの設定項目の数を比較するとそもそも10倍くらいの量の差がある。
おっさんが多い=企業でそこそこの地位にある人が多いってことで、いま、Facebookのコネクションサーチを使って就職活動する大学生は評価が高いらしい。大学生も必死だろうから今年あたり「Facebookで希望企業にばっちり就職」っていう本が絶対に出ると思う。自分の大学の先輩で有名企業の部長さんあたりを探すのも簡単だ。しかしFacebookの場合、就職活動のために登録してやっても少し慣れた人なら簡単に見破れる。もし自分なら、プロフィールをはじめ、友人とのやりとりも全部見る。どういうことをウォールに書いているのかも全部見ます。
友達と馬鹿話していたり、出会い系業者のサクラギャル写真で友達が埋まっていたらそれだけで逆効果（たまにそういう人、いますけど・・・）。はたまた友人が数人なんていう場合も「就職活動のためにやってます」というのが見え見えで評価しないだろう。結局、「就職のためにやろう」ということでやっても、人となりがはっきり見えてしまうFacebookでは効果が無いと思う。
企業がほしいのは「就職活動のためにFacebookを使う学生」ではなくて、「普段からFacebookを使って自分にプラスになるネットワークを構築している学生」なんですよ。
