本日も仕事がらみの真面目なエントリー。
先月末から、去年くらいまでうるさいほどに電話をかけてきた「自称SEO業者」さんの息の根を完全に止める改善策をGoogleが打ち出しました。
まずは9/30
グーグル、創立15周年–新検索アルゴリズム「Hummingbird」を導入
何と90%のWEBサイトに影響を与えるという根本的な改革。パンダもペンギンもアルゴリズムの改革だったけど、今回のは総取っ替え。実は1ヶ月前から導入していたらしいのだが、ひとことでいうと、「答えを探している人に回答を提供する」「単なるキーワードでは無くて文章全体を見る」ということらしい。違ってたらすいません。英文とかなかなか言い回しがむずかしく、解説サイトもわかりにくくて・・。
えっ・・・と思って自分のブログのクエリ数をWEBマスターツールで見てみると
1ヶ月前から急に厚くなっていた。これがハミングバードの影響か、はたまた下記の他の改革の影響かはわからないが、9月はビッグキーワードでいきなり何度も上位に出たり、検索からの流入が非常に増えて訪問者数が一気に50%くらいも増えた。なんか変だよと思っていたのだが、これがGoogleの改革によるものなら大歓迎です。わたしが管理しているのは16サイトあるのですが、見たらちゃんと運用しているところは高い確率で9月から厚くなってる感があります。本当だよ。
で、他にもいろいろな事が起きている。
【SEO業界に衝撃】iディレクトリのパートナーサイトからのリンクがrel=”nofollow”に!
要は、お金を払っていろいろなサイトにリンクしてもらうサービスで、リンク先にGoogleから「rel=”nofollow”」つまりリンクとして見なさないようなタグを付けろという通告が来たらしい。「えっ、もともと有料リンクは×でしょう」と思っている人も多いが、残っていたところは「リンクを付けるためにお金を払う」のではなくて、「初期費用は無料だけど成功報酬ください」とか、「申請は無料だけど代行費用もらいます」とか「申請は無料だけど審査費用がかかります」みたいな詭弁でやっていたのが、一気に「そんなことしても効果ないし、nofollowを付けないならどうするかは胸先三寸だよ」とGoogleから宣告されたわけで、顔面蒼白でしょう。というかこのビジネスモデルは終わった。Yahoo!のディレクトリ検索の有料登録も近いうちにnofollowが付くだろうと予想します。
もっともロリポップの親会社さんがうるさいほど営業電話をかけてきたSEO対策も、特定ドメインにリンクを付けすぎて見破られ、顧客の順位が一気にドン下がったというお噂をいろいろな方面で聞いております。
さらには以前はまだ書き方が甘かったGoogleのWEBマスターツールには
検索結果でのサイトのランキングに悪影響を与える可能性のあるリンク プログラムの例としては、次のようなものが挙げられます:
PageRank を転送するリンクの売買。これには、リンク、またはリンクを含む投稿に対する金銭のやり取り、リンクに対する物品やサービスのやり取り、商品について書いてリンクすることと引き換えに「無料」で商品を送ることなどが含まれます。過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること!!!
という一文が書き加えられました。これはつまり、昔よくあった「相互リンク」という行動自体がスパムと認定されたということ。いまだに「相互リンク」で検索すると得体の知れないサービスが山のように出ますが、こいつらみんなペナルティの対象です。「相互リンク募集」で検索すると募集していらっしゃる皆さんがいまだにたくさんいて腹抱えて笑いそうです。
もちろん「お気に入りのページ」として自分の好きなサイトの一覧を作るのはありですが、Googleは相手からのリンクもすべて察知しているので、向こうからもすべてリンクされていれば「相互リンク」と見なされるでしょう。ディーラー一覧ならいいのか、グループ企業ならどうなのよ的なものについては「相互リンクのみを目的として」というのが付いてますから、賢いGoogleさんはそこらへんは見ると思います。昔からあるようなどこでもいい何でもありの相互リンク集は一発でしょう。
◆コンテンツ イズ キング ってなに?
こうしたGoogleの施策により、いままでお金でリンクを買っていたサイトは軒並み低落するのは明白で、逆にコンテンツを重視していたところが浮上します。いみじくもわたくしこの1年半も前のエントリーで宣言しておりました。えへん
SEOに金使うならコンテンツにちゃんと金使えと思う、今日この頃
実は書きたいことはここにすでに書いてあったのですが、Googleさんが考える良いコンテンツとは「訪問者の役に立つ」「何度も来たいと思う」「みんなに知らせたいと思う」という3点セットになっているわけです。何度も来たいと思う、にはブクマとかリーダーでの登録を勘定しているかもしれないし(想像)、みんなに知らせたいと思うはソーシャルの評判です。たとえ炎上でも内容の良し悪しは判断してないので「みんなに知らせたいと思う」に一票入るわけですな。つまり集客には「ソーシャル運用は必須」という時代です。しかしこのままでいくと、「金で買ったファンやフォロワーはペナルティの時代」がすぐそこまで来ている可能性もあるんじゃないですか??
Google様ならやりますよ。きっと。
役に立つためにはボリュームが必要だし、ショップなら自動販売機のように商品が並んでいるだけなら「役に立つ」とは思われない。「役に立つ」ためのコンテンツが必要なわけ。それが商売話だけではない丁寧な内部ブログ(外部ブログはもともと無効)だったり、ノウハウや使い方の丁寧な解説がどっさりあるとか、そういうコンテンツが必要なわけですね。
そんなわけで、今後のWEB業界は真っ当なコンテンツ制作者、昔で言うとライターとかエディターに陽が当たってくると思います。ただし紙モノと違い、SEOをある程度わかってないとただ書くだけじゃだめなのが難点でもあります。
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いよいよこれが明後日くらいにアメリカから届く。日本では10/25発売だったので待ちきれずアメリカのAmazonの先行販売でゲット。日本で買うより5000円高かったが、週末はこれで撮りまくるぞ。レポートもいたします。