SONY レンズスタイルカメラQX10 自腹で本音徹底レポート書いたぞ

2013年10月8日

Appleのお株を奪ったソニーのレンズスタイルカメラ、DSC-QX10&100がめちゃくちゃ欲しい→買った

というエントリーを書きましたが、アメリカのAmazonで買ってMyUSを経由して先週末に届きました。
コストは送料と税金含めて3万円超えました。日本だと10/25から納品開始で予約受付中



ソニー レンズスタイルカメラ サイバーショット DSC-QX10(ホワイト)
価格: ¥ 24,980

計算しますと20日間のために5000円払ったわけで1日250円。誰よりも早くブログに書こうと思ったら著名人、メディア各方面にすでにソニーから配布されているようで悔しいす。しかしこちとら身銭切って買ったんだ。ヨイショしなくて済むから本音でレポートするぜ。行くぞ。

まずDSC-QX10と100だが、10はスマホにはあり得ない光学10倍ズーム付き。価格の高い100はカールツァイスのレンズが付いていて表現力重視。こちとらのスマホは同じくカールツァイス付きのNokia Lumia 1020、自慢の4100万画素だからQX100だとかぶってしまう。よって10にしました。スマホはどれでもデジタルズームだから、ズームはもとの画像を引き伸ばしているだけで単に粗くなるだけ。よって光学ズームはスマホには無い素晴らしい機能なのでござりますよ。

1/2.3型“Exmor R”CMOSセンサーに光学10倍ズームレンズ。25mm~250mm(35mm判換算)。有効画素数1820万画素、画像処理エンジン“BIONZ”搭載。

といううたい文句。到着したDSC-QX10は意外とでかい。しかし重量は軽くてスマホ1台分くらいだな。バッテリーをいれて、記録メディアにスマホ用の4GBのマイクロSDカードいれて裏側にアタッチメント(スマホに装着するバネ足が付いてる部分)をはめようとしたらめちゃ硬い。ヤバイ、不良品かと思ったけど力を入れてかちっと回してロック。1回やったら柔らかくなった。チャージ用のUSBコネクトケーブルしかはいってないのだが、蓋が華奢で充電の度に外しているといつか壊しそう。なのでeBayで社外品のバッテリーチャージャーと予備バッテリー2個を追加で買いました。

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バッテリーチャージャー+バッテリーセット買いました。社外品だから性能はしらん
爆発しないように祈ってくれ。↑のリンクで一覧に飛ぶようにしといた。送料込みで15.80ドル。

Windows Phoneにはアプリが用意されてないので、iPhone4のSIMフリーのSIM無しで使ってみることにした。最初にこれをインストールしておく

iPhone4に装着。合体!!!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

なんかでかい。が、一眼レフみたいでカッコイイ。アプリを立ち上げてWifiでカメラとiPhoneを接続しようとしたら、パスワードが必要。しかも初期設定で123456みたいなのではなくて、バッテリーの裏蓋に書いてあるというので、ヤレヤレとまた外す。Wifi設定でQX10とiPhoneがつながることを確認してまた装着。足を開いてバネで付けるだけだから2秒。

スイッチオンにしますと・・・

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ウイイイーーーーーンとレンズが出てきます。かっこいい〜って当たり前か。

さっそくいろいろ使ってみました。まずは野外のテーブル
IMG_1780

Nokia Lumia 1020を激写・・・スマホでスマホを撮る無意味さ

ファインダーはこうなります。
IMG_1781

かなりシンプル。普通のコンデジより機能はずっとシンプル。写真を撮るといったんカメラ内に保存されますが、この画面からスマホに転送できます。このアプリの出来は正直良くなくて、機能は無いし遅いしバージョンアップに期待します。
10倍ズームはといいますと、

IMG_1779

これが1倍で・・・ういいいーーーんと伸ばすと

IMG_1778

これが10倍。ただし250ミリなのでしっかりホールドしないとぶれます。ピントを追いかける速度は遅めで、素早く動く物体を追うのは苦手っぽいです。まあスマホにそこまで要求はしない。そんなの撮るなら一眼レフでやれよ的な。

で、こうスマホと一体化するカメラである以上「ソーシャルへの投稿」が一番の目的となるでしょう。Facebookで最も多い投稿はなにかといえば、それは飯。よって飯物を撮ることにした。

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イワシの握り。撮ったどー!!!

このときはiPad miniとWifi接続してカメラ本体を手に持って撮りました。こういう角度から撮るのはQX10ならでは。再現力はしかし4100万画素のLumia 1020の比じゃ無い感じ。Lumia 1020で撮ると飯物は

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こうなります。これと同等の表現力が欲しい方は、QX10ではなくてQX100のほうがいいかもです。なんせ総画素数 約2090万画素 カールツァイス「バリオ・ゾナーT」レンズ(レンズ構成:6群7枚ですので・・・QX100のご予約はこちらです ww。

もっとも新しいソニーのXperia Z1だとこれくらいの性能はあるのかも。Z1買ったら望遠用にQX10買えば万全か。

で、肝心の感想です。本当にいい写真を撮りたいなら一眼レフがいいわけです。レンズが違うのでコンデジの低価格帯モデルではかないません。そもそもQX10はWX200とほぼ同じスペックです。

WX200ならもっと安いし、Wifi機能も付いてるからそのままスマホに転送してソーシャルに投稿できる。できることは同じ。まあ普通のコンデジにWifiカードいれても同じですわね。これです。

しかしなんでレンズスタイルカメラQX10なのかといえば、「所有欲をくすぐるから」にほかならない。AIBOと同じだよ。ぶっちゃけ、iPhone5もiPhone5Sも使っていてたいして変わらないのに買い換えるのと同様です。性能を語るなら一眼レフとか上級のコンデジ買えと思う。このQX10持ってると周囲の視線が痛いし、バッグのサイドポケットに入れて置けば、カメラを取り出すという気持ちよりもずっと低い「精神的しきい値」で写真が撮れる。

一眼レフで撮る > コンデジで撮る > レンズスタイルカメラで撮る > スマホで撮る

という具合で撮影に対しての気持ちが軽くなるのである。要するに自己満足系の商品なのだ。それで良いのです。今の時代、本当に欲しいと感じる物はあまり残ってない。そういう時代向けの商品ですね。

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