ネタに困ったブロガーはいまさら新聞を読め

2013年10月15日

連休最後の日、どうせアクセスなんてないだろうと思って30分で書いたこのエントリー

新聞はいま、誰が読んでいるのか

これがまた、信じられないことにアクセス多数。いまもGunosy砲喰らっております。しかし、どうも趣旨がきちんと伝わってないようで、追記のつもりでこのエントリーにいたしました。

Twitterのレスなどを見てますと、概ね

●ジジイのメディアなんだからもう読む必要ない
●ネットで十分
●なんか情弱向けに操作している感じの記事が不愉快
●お金もかかるからタダのネットで十分

みたいなのが多いのです。それはまあ気持ちはわかりますが、わたしの意図しているところではございません。というか真逆です。

みんながみんな、ネットで情報収集するなら、プラスして自分は新聞も読むというのが正解だと思うのです。だって情報源は多い方がいいに決まっている。実はわたくしも日経新聞と朝日新聞は読んでおります。デジタル版も契約しているので忙しいときはこちらで読みます。風呂に入りながらでも読む。実際いままでに新聞のネタでけっこうエントリーも書きました。わたしが「新聞読め」という理由は以下です。とくに「ネタに困ってる」というブロガーさんに読んで欲しい。「話題に困ってる」という営業マンにも読んで欲しい。

1 人が読まなくなった今こそ、+アルファの情報源として読む

ネットの情報収集は誰でもやっております。このブログの読者ならGunosyはじめRSS購読やいろいろとやってると思います。ということはネットからだけの情報収集では他人と同じなのです。新聞というのは一昔であれば非常に知的レベルの高い集団が作っております。給料も高いです。内容や文体的にもしっかりしております。中にはカス記事もありますが、記者の不勉強かはたまた上層部の意図的なものかは知りません。しかしネットのニュースサイトにも新聞のニュースが多く紹介されてるので、新聞記事が全部ダメって事は無いのです。

肝心なのは男性サラリーマンの37%(しかもたぶん定年間近の人ばっか ww)しか新聞を読まなくなった今こそ、新聞を読むことで他人とは違う情報を得られるのです。いわば秘密兵器。たとえそれが偏向されたものであっても「ああ、このように偏向された記事を年配の人は読んでいるんだな」と知ることができます。視野が広がります。この極端な反面教師が「放射脳」と言われるみなさんで、悪い情報のみが正しいとして探しまくりそれだけを信じます。情報の精査ができないのです。いくらパソコンが使えてもリテラシーが低いわけです。

2 自分が欲しい情報だけではなく、いらない情報もゲットできる

ネットのいい点というのは自分が欲しい情報を探せることですよね。Google様がこれだけ伸びたのも、そもそも検索キーワードっていうことを考え出したからです。しかし新聞の場合、自分がいらない情報も強制的に目に入ってきます。「グリーが人員削減」の横に「××が中国に進出」みたいな今の自分が全く興味の無い記事が並んでいて、渋々それも読むことになります。しかし人間というのは好きな物ばかり食べていては大きくなれないとお母さんに叱られませんでした?? 嫌いな人参にはカロチンがいっぱい含まれているのですぞ。好きだからと言ってハンバーガーとラーメンばかり食べていればデブ一直線です。

そのときはいらないと思う情報でも、時間が経過するにつれ「あれっ」と思い出して役に立つことはよくあります。わたくし「雑学王」と言われることが良くあるのですが、この「いまは興味が無い情報でもとりあえずゲット」の姿勢が良かったのではないかと思います。飛行機に乗れば機内誌は隅々まで読みますし、新聞はチラシまで見ます。日曜版の料理コーナーまできちんと読みます。そういうネタをブログにもけっこう使っています。ネットのネタにはなりにくい記事もたくさん掲載されております。

情報源が新聞だけというのもどうかと思いますし、ネットだけでいいというのも短絡的なのです。情報をセグメントせずに多種多様に取り入れていくことが、重要なんではないでしょうか。ということで本日の講演を終わらせて頂きたいと思います。

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