Googleは壁にミートソースぶつけてなにが残るか試しているのか?!

2011年10月17日

前々回のブログで、Google+が終息に向かっている、と書きましたら、Twitterで面白い記事を教えてもらいました。この翌日にブログ書いてるので、読んでから書けば良かったですよ。

Google エンジニア Steve Yegge 氏が Google 従業員向けに送信した Google+ への投稿が、同氏の操作ミスによって社外に公開された。現在、投稿はすでに削除されているが、その投稿にはプラットフォームを理解できない Google への深い懸念が記されていた。(10/13のJapan Internet Comより)

衝撃ですよね・・・というか、「だよね〜」っていう感じなんですが。
内容は目を疑うようなものばかり・・・

・ Google+ プラットフォームでは、後からの思い付きで付け足すものが多すぎる。Google+ チームは、サービスを開始してから「大変だ。Google+ にはゲームがない。ゲームを開発してくれる人を探して契約をしなきゃ」と言った。

※だよね〜 (-_-)

・ Google+ は、「Facebook が成功したのは、彼らが良い製品を作ったからだ」という間違った前提に基づいて作られた。だが、Facebook が成功したのは、製品が良かったからではない。Facebook がそのプラットーム上でアプリを作ってくれる開発者のことを考え、彼らが働きやすい環境を作ったからだ。

これ、ちょっと違うような気もする・・もちろんこの点もあるが、Google+の貧弱なプラットホーム上でアプリを提供しても、誰も使わないと思います。

この内容を読むと、日本企業に限らず、あのGoogle様でさえも大企業病に犯されつつあると言う気がする。大企業の特性、それは「寄らば大樹の陰」的な人員が多くなり、組織の一員としての労働を提供するというスタンスが多くなり、誰もリスクを取らなくなるっていうことである。リスクを取らないどころかリスクを毛嫌いする。言われたことだけやる。冒険もしないし、ミスをしないようにだけ仕事する。最大の大企業病に犯されているのが企業ではないけど公務員なわけですが、それと似た感じだ。ベンチャーだったころの熱意ばんばんの人間では無くて、大企業だから、ブランドだから安心だ、という人間が入社してくる。これが大企業病の始まりなのです。

思えばリクルートも自分が入社したときはスーパーベンチャー。大学の担当教授は「なんでそんな陸送会社(リクルート=陸のルートだと思っていたらしい)にいくんだぁ・・親の心子知らずだ」と私に言いました。
新入社員はたしか数十人しかいなかった。そのあと千人単位で採用するようになり、一気に大企業病に邁進した気がする。そしてなんと、現在の社長も副社長も私の同期。つまりベンチャーの時に入社した人間なのです。ついでにいうと社長は中学の同級生。関係無いけど。リクルートはこの10年で徹底的にスリム化したらしいです。よく知りませんが。

「Google+ の公開時、 Google は開発者向けにまともな API さえ提供していなかった。私が確認したときにも、貧弱な API コールが1つあるだけだった。チームメンバーに「これはストーカー用の API かい?」と聞いたところ、彼女はむっとしながら「そうよ」と答えた。そのたった1つの API は、誰かのストリームを入手するものだったからだ。」

まさしく、大企業病そのものです・・いい方悪いがMicrosoft社内のVISTA開発チームの会話みたい・・この女性エンジニア、「わたしは仕様書通りに作ってるのよ、文句あるの? だったら上に言いなさいよ」みたいな・・・
Google+にはまだビジネスモデルが全然無い。だからAndroidやChromeのように開発にはエースを投入してないんじゃないか、とさえ思う。この記事を読む限り、な〜んにも考えずにGooge+を作ったんじゃないかというのがモロバレです。Google+は素晴らしい、これからはGoogle+だってたくさん書いていたアナリストとかジャーナリストの方、穴掘った方がいいと思います。

そうしたら、本日はまたまたGoogleについてのニュース

Google、続々とサービス閉鎖。Jaiku、Buzz、コード検索他
(TechCrunch Japan)

前にも書いたと思うが、TwitterのパクリのBuzz、閑古鳥が鳴きまくりだったのを廃止。ほかにも適当なのを次から次へ適当にリリースして閑古鳥だったのを廃止してたたんでいくという方針らしい。その方針は正しいんですが、ヒット商品やサービスを創るのであれば、ジョブスじゃないけど、最初に信念やこだわりや夢が必要なんじゃ無いか? 最初にないものに機能だけ足していっても同じだと思うんですけど、どうでしょうか。つまりGoogle+に欠けているのは機能では無くて、強烈な夢や理想を掲げたチームリーダーだという感じがいたします。

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